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この色、似合ってる?鏡の前に立てば瞬時に分かるコツ

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NIKKEI STYLE

年末が近づくこの時期、パーティーシーンなど多くの人に会う場も増えてくることでしょう。華やかな場で特に気になるのが装いのマナーです。本来の自分らしさをより美しく表現し、周囲の人たちの気持ちをよりプラスにすることが装いのマナーの目的。そのための第一歩は自分に似合う色を知ることです。マナーコンサルタントの西出ひろ子さんに聞きました。

よく、装いのマナーの基本は「TPO」だといいます。Time(時)、Place(場所)、Occasion(場合)の頭文字ですが、実はあと2つ、重要な「P」があるんですよ。1つはPerson、つまり「誰」に会うための装いか。もう1つはPosition、つまりどんな「立場」としての装いか、です。「あの人に会うから今日はこのスーツ」とか「新郎の母として結婚式に出るための留め袖」など、装いには相手との関係性や自身の立場が深くかかわっていますよね。そこで私は「TPO」ではなく「TPPPO」と申し上げています。

パーティーシーンなどでは特にTime(時)を意識したマナーが重要になります。昼と夜では装いのルールが異なります。昼間のパーティーは長袖がフォーマルです。また、キラキラした光りモノはNGですからアクセサリーもマットなものを選びます。ビジューがついた服や小物も控えめがいいでしょう。逆に、夜のパーティーでは光りモノはOKで、肌も露出するほうがフォーマルになります。

ただ、このような「型」としてのマナーのほかに、もっと重要なことが装いにはあるのです。それは自分に合う「色」を知ること。のちほど詳しくお話ししますが、十人十色というように、色は「人」そのものを表すからです。

自分に合う色・合わない色を一瞬で知る方法とは

皆さんは人それぞれに似合う色、似合わない色の系統があることはご存じでしょう。パーソナルカラーを春夏秋冬の4つの季節グループに分ける方法論がありますが、ある色や服が自分に合うか合わないかを一瞬で判断するやり方があります。

顔のそばに色布や服をあてて、鏡の前に立ってみましょう。自分に合った色をあてているときは、瞬時に視線が自分の目のあたりにいきます。逆に、合っていない色の場合は、どうしてもその色のほうに視線がいってしまいます。

どんなに派手な色でも、その人に合っていれば全体としてなじみ、色だけが悪目立ちすることがないので、視線は自然に自分の目のあたりにいきます。逆に、落ち着いた色であってもその人に合っていなければどうしても浮いた感じがして、色ばかりに視線がいってしまいます。これは手っ取り早い判別法です。

自分はどのような色が合うのか、自分自身を知るということはとても大切です。自分に似合わないというマイナス要素を知っていればこそ、相手にそれを見せないという配慮ができます。それこそ装いマナーの一つであり、そうした配慮ができることは内面的な美しさにつながっていきます。

そして、自分に合う色、合わない色を常に意識していると、次第にほかの人が持っている「色」も分かってきます。それだけではなく、その人が今、どういう心理状態にあるのかまで不思議と分かるようになるんですよ。まさに、色は人を表すものなのです。

自分に足りないものや願望が装いの色に表れる

私はマナー講師になりたての20代後半のころ、パーソナルカラーの先生に師事して3年ほど勉強しました。最初にその先生から500色くらいある色彩のカードを渡されて、「この中から好きな色と嫌いな色を選んでください」と言われました。はい分かりました、とカードを次々選び出し、「好きな色のグループはこれで、嫌いな色のグループはこれです」と差し出したら、先生は「ひろ子さん。今のあなたはお仕事をしてはいけません」とおっしゃったのです。

「あなたはマナー講師なんですよね。受講生の前に立った時、その人たちをパッと見た第一印象で、あの人はなんか嫌いとかこの人は好きといった感情が湧いてしまっていますね。なんか嫌いと思った人には、あなたの話すことは伝わりません。本物のマナー講師になりたいのならまず嫌いな色をなくすことです」。厳しい言葉でしたが、それからは嫌いな色を毎日身につけるようにしてみました。すると、嫌いという感情がだんだんニュートラルになってくるとともに、「好き」「嫌い」の振れ幅が小さくなり、さまざまなことに対して同じようにフラットな心の状態で受け入れられるようになってきたのです。

当時の私は、ダークブラウンの洋服ばかり着ていました。その理由を、カラーの先生はこうもおっしゃいました。「ひろ子さんは根を張っていない。あなたには『土』がないんです」。自分に足りないものだから、「土の色」を無意識に身につけていたんですね。

このように、装いの色は自分や周囲の人に大きな影響を及ぼします。それが分かってからは、いろいろな色を身につけるようになりました。

パーソナルカラーを春夏秋冬の4つに分ける考え方は米国で生まれたものです。欧米の人は髪や肌の色合いがはっきり分かれるのでパーソナルカラーも決まりやすいのですが、日本人の場合は4シーズンにはっきり分かれない場合が多いようです。メーンが春でサブが夏、といったように複数当てはまるケースがほとんどです。逆に、似合う色の幅が広いということでもありますから、普段身につけない色にもどんどんチャレンジして楽しんでいただきたいですね。

色に対する感覚を磨くためにおすすめしたいのは、日常生活の中にあるさまざまな色彩を意識して見ることです。同じような赤い色でも、黒が少し混じったダークな赤、黄色が少し混じった朱に近い赤など、いろいろありますよね。例えばスーパーに買い物に行った時、いつもは「あれを買わなくちゃ」と忙しく品物を選んでいても、時には野菜や果物の色に注目してみてください。一番のおすすめはお花屋さんです。ストレスがたまった時などに、季節の花々の色を一つ一つ見ていくのは最高の癒やしにもなります。

色を見る力がつけば自分に合った装いが選べるようになり、似合わないものに無駄なお金を使うこともなくなります。あなたに本当に合った統一感のある装いは他人から見ても心地よく、相手にもエネルギーを与えられます。服や小物を選ぶ際に、そんなことも意識してみてはいかがでしょうか。

西出ひろ子
マナーコンサルタント・美道家。英国の民間企業WitH Ltd.ウイズ・リミテッド日本支社代表を務めたのち、ヒロコマナーグループの代表として、ウイズ株式会社、HIROKO ROSE株式会社、一般社団法人マナー教育推進協会を設立。企業や教育機関における研修・コンサルティング、TVドラマや映画のマナー指導など幅広く活躍中。マナーを軸に健康、美容、ファッションなどトータルな人材育成、人材プロデュースも行う。「日本文化を気軽に日常に!」をコンセプトにMade in JAPANのフォーマルバッグをプロデュース。著書は『超一流のビジネスマンがやっているすごいマナー』(ぱる出版)など70冊以上。

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