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新しい働き方が私を変え社会を変える

日経ウーマノミクス・シンポジウム

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NIKKEI STYLE

日本経済新聞社は11月8日、新しい働き方をそれぞれの立場から考える「日経ウーマノミクス・シンポジウム」を東京・大手町の日経ホールで開きました。4回目を迎えた2016年は、駐日フランス大使夫人のフロランス・ゴドフェルノー氏とタレントのセイン・カミュ氏が、常識や慣習にとらわれない自由なライフスタイルを率直に語りました。企業や大学からは積水ハウス、東京海上日動火災保険、日本航空、日本女子大学の担当者が「新しい働き方がビジネスを変える」をテーマに、活発な議論を交わしました。シンポジウム会場には30~40代の女性を中心に約400人の参加者が集い、新鮮な話題にうなずきながら、時には笑いも起こる、和やかな会となりました。

フロランス氏は14年6月に駐日大使に任命されたティエリー・ダナ氏と事実婚関係にあり、16歳の息子の母でもあります。パリの老舗出版社アルバン・ミッシェル社で広報部門の管理職を務めています。大使夫人としての公務を果たすため、毎月1回は来日する多忙な日々を送っています。この日の登壇も昨夜、パリから東京に到着したばかりだったそうです。こうした日常生活から見えてきた新しい働き方とは何でしょうか。

 「日本にいるときはメールで会社とやり取りしています。大使とは電話です」

体調はわりと平気です。時差もありますが、以前とは大きな変化はないと思います。体質ですかね。幸運ですね。夜行便を利用すれば飛行機のなかで眠れますし。早朝5時半にパリについて2時間仮眠して、そのまま会社に行きます。夜は早めに寝ますが、そういう仕事も不可能ではないですよ。1カ月のうち1週間から10日、夫人の仕事をしていますが、両立しています。

恋をしているパートナーにはメールで、というのは、よくないかもしれないですね。同じ町にいて、メールというのも。距離を克服するためなら、電話がいいのではないでしょうか。お互いのスケジュールを十分把握できているから。

 「仕事をして子どももいるということは、どの国にいても大変です。女性は大変です。それでも幸福になるため、いい心理状態にいることが大切です」

息子はパリで高校生、クラスで一番できる、素晴らしい息子です。私が日本に来ているときは、母が面倒を見ています。母と息子は仲が良く、健康です。政治経済に興味があるようです。自分の仕事(出版)に囲い込む、押し付けるということはできないですね。幸せになってほしい、それだけです。

フランスでもまだ、男女平等なんていえない状況です。毎日、フランス女性はギャップを感じていると思います。フランスでは、経済的に自立するのが結婚した後も当たり前のことです。大変だけれども、それを乗り越えていくのです。日本の女性に比べフランス女性のほうが、勇気やパワーがあるのではないかと思います。女性として根本的な違いはない。違うとすれば会社が女性にチャンスを与えている機会が多いことなのかもしれません。

◇   ◇   ◇   ◇   ◇

現在、東京で暮らすセイン氏は13歳の長男を筆頭に二男一女の父でもあります。4カ国語を不自由なく話せるセイン氏ですが「イケメンのイクメン」と題したトークセッションでは、流ちょうな日本語で、セイン流の育児論と家庭円満の秘訣を語ってくれました。

 「子どもを怒る、叱る。でも最後にはハグをします」

今の時代は、子どもがお父さんの背中を見て育つのではなく、胸を見て育つのだと思います。子どもの目をみて会話をし、スキンシップをすることが大切だと思います。私は家庭では怒りっぽいですが、息子には「何でお前はお父さんがこんなに怒るまでやめないんだ。怒るお父さんと笑うお父さんとどちらが好きか」と向き合い、息子と語り合います。大事なのは親子の関係です。でも最後には叱った息子を必ず抱きしめます。その瞬間は言葉はいらない。そこに心と心の会話があるからです。

 「自分が正しくてもまちがっていると思う。妻には自分から先に謝ります」

妻とはささいなことで、先日も朝食の作り方で大ゲンカをしました。仮に自分が論理的に90%正しいと思っても、残りは心の底ではどうしても納得がいかず、葛藤は必ずあっても私から謝ります。日本には「負けるが勝ち」といった素晴らしいことわざがありますね。男性はプライドが高いけれど中身は単純なものですよ。奥さんもご主人に言いたいことをちょっと我慢して、ご主人が家の中での居場所をみつけられるように導いてあげることができればいいですね。

◇   ◇   ◇   ◇   ◇

日本経済新聞女性面の佐藤珠希編集長がナビゲーターを務めたパネルディスカッションでは、企業のダイバーシティの取り組みの課題や展望を議論しました。

働き方改革について東京海上日動火災保険執行役員人事企画部長の中村一彦氏は「組織として業務フローを改善し、在宅勤務などの制度を整備するだけでなく、社員一人ひとりが主体性を持って、小さな改善を積み重ねることも重要」と強調しました。

リーダーの育成について積水ハウス常務理事ダイバーシティ推進室長の伊藤みどり氏は同社で取り組む2年間の研修制度を説明した上で「女性管理職を増やすには、経験させ、鍛えることで、達成感や気付きを与えることが大切」と話しました。日本航空人事部ダイバーシティ推進グループ長の福家智氏も「男性がやってきた仕事を女性にアサインすることなどを徹底するには、上司の意識改革が重要」とし、評価者研修の取り組みなどを紹介しました。

日本女子大学人間社会学部教授の大沢真知子氏は「日本では育児や介護ではなく、仕事への希望が持てないと、早い段階で離職する女性が多い。企業は入社時から仕事にチャレンジする機会を与えるべきだろう」と話しました。

最後にはセイン氏らによる宝塚歌劇公演のペアチケット抽選会もあり、シンポジウムに彩りを添えました。

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