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電池で吸引力カバー 3万円ロボット掃除機の実力点検

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NIKKEI STYLE

さまざまメーカーから多種多様な新製品が発売されているロボット掃除機。なかでも価格の安さ、そしてモバイルバッテリーで有名なメーカーの家電新規参入で話題なのが、Anker(アンカー)のロボット掃除機だ。3万円を切る価格が話題になっているが、実際に試用してみてわかった長所は、やはり「電池」だった。

国内大手メーカーからもロボット掃除機が出そろう

国内の掃除機市場で、さらなる普及が期待されているロボット掃除機。今年10月末には、国内大手メーカーとしては最後発となる日立からもロボット掃除機が登場。2020年に向けて、掃除機市場全体におけるロボット掃除機の割合は増加するとみられており、ロボット掃除機が掃除機市場をけん引することも期待されている。

米アイロボット社や英ダイソン、そして国内大手メーカーから高性能掃除機が続々と登場する中、異なる領域からもロボット掃除機市場に参入する流れも起きている。その1つがモバイルバッテリーなどのデジタルガジェットで支持を集めるアンカーだ。

同社は、今年6月に家電事業への参入を発表、ロボット掃除機「RoboVac 10」を発売した。それから、わずか3カ月。9月には、家電専門ブランド「eufy(ユーフィ)」を発表。加湿器や、LEDライトなどの新製品を展開するなかに、新型のロボット掃除機「Eufy RoboVac 20」もラインアップ。10月5日より発売している。

今回、Eufy RoboVac 20を借りて、その実力を試すことができた。大手メーカーのロボット掃除機の多くが7万円以上、フラッグシップモデルは10万円を大きく超えるなか、同モデルの価格は2万9800円と非常に安い。この価格で、どれくらい使えるものなのだろうか。

大容量バッテリーで、長時間掃除が可能

アンカーといえば、多くの方がモバイルバッテリーを思い出すだろう。ロボット掃除機「Eufy RoboVac 20」も、同社の強みである大容量バッテリー搭載が特徴だ。6700mAhの大容量リチウムイオンバッテリーを内蔵し、最大200分の使用が可能。1回の充電で、100平方メートルの広さが掃除できることになる。

ロボット掃除機に欠かせないセンサー機能は、落下センサーと超音波センサーを搭載。この超音波で、走行ルート上にある壁や障害物などを検出する仕組みだ。このセンサーのおかげで、壁などは直前で回避し、強く当たることはほとんどなかった。ただし、柱などの障害物には衝突し、ダンパーが働くことがある。

スタンドに搭載する「スタート」ボタンやリモコン、スケジュール設定によって、掃除をスタートすることが可能。オートモードを含む7種類の走行モードを搭載しており、リモコンで切り替えることによって、掃除する部屋にあったベストな走行モードで掃除ができる。

本体の高さは約8cmと薄いので、ソファやベッドの下にも入って掃除することが可能。また、15mmの段差を上ることができるため、ラグやカーペット、敷居などをまたいで隣の部屋まで移動し掃除できる。

長時間動作でしっかりと掃除

早速、実際にリビングや子ども部屋を掃除してみた。壁沿いに充電台をセットして本体を置き、充電台にあるスタートボタンを押すと動き出す。

本体底面には、周辺のゴミを集めるサイドブラシとゴミを吸い込むための回転ブラシを配置。このあたりは、多くのロボット掃除機と同じだ。

動作音は、ロボット掃除機のなかでは静かな部類。ただし、掃除させている部屋でテレビなどを見るのはちょっと厳しいかな、といった音量だった。

実際に走行しながら掃除しているところを見ていたが、積極的に部屋の隅に向かい、柱やテーブルの脚の周りを周回するなど、汚れのたまりやすいところを重視した動きをしていた。この価格でここまでやれるとは思っていなかったので、非常に好感をもった。

吸引力をテストするため、ドリップ後に乾燥させたコーヒー粉をまき、掃除性能をチェックしてみた。

吸引できた量は、全体の半分弱というところ。かなりの量がサイドブラシではじかれ、部屋の隅にたまっていた。

部屋の隅の清掃性については、壁沿いの直線部分はそれなりに掃除できていたが、角については取り切れていなかった。ただし、角の清掃性は、ルンバなどの同等の大きさのロボット掃除機に近い結果といえそうだ。

約8畳の部屋でテストしたときは、約1時間半しっかりと掃除していた。その様子を見ていると、同じところを何度も掃除していた。先述の通り、1回の吸引量はそれほどでもないが、何度も同じ場所を掃除することで、吸引力をカバーしているのだろう。そこで同社の強みである大容量バッテリーならではの稼働時間の長さが生きてくるわけだ。部屋の中心部などにはほぼゴミは残っていなかった。

リビングを掃除したときは、リビングから移動して廊下に出て、ドアを閉めた寝室の前でしばらく行き先を悩んでいた。その姿を見ていて、家具などが複雑に入り組んだ構造の部屋では、うまく走れないこともありそうだと感じた。

サブ掃除機と割り切れば十分な性能

1週間ほど複数の部屋を走らせて、掃除状況をチェックしてみた。そこでわかったことは、バッテリー性能が高いため、時間をかけてゆっくりと掃除できるのがEufy RoboVac 20の特徴ということだ。初期設定で120分、設定を変更すれば最大200分連続稼働するロボット掃除機は、ほかにはない。このあたりはモバイルバッテリーで知られるメーカーならではのアプローチだろう。

部屋の隅などに吸い込みきれなかったゴミが残ることもあるため、すべての掃除を任せるのは無理がある。メイン掃除機としてのスティック掃除機やキャニスター掃除機などを維持した状態で、それと組み合わせ、サブの掃除機として不在時に走らせておくといった使い方がオススメだ。約3万円という価格なら、割り切りやすい。そういった使い方であれば、コストパフォーマンスに優れているというメリットが生きるだろう。

(文 コヤマタカヒロ/編集協力 井上真花)

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