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週末に開墾 若者ひきつける「ボランティアの旅」

2016/11/2

南アルプスに囲まれる「えがおつなげて」の拠点(山梨県北杜市)

 荒れた農地を掘り起こして、再び命を生む畑に――。NPO法人「えがおつなげて」(山梨県北杜市)の代表、曽根原久司さんは若い世代の農業ブームを支える第一人者だ。1995年に東京から移住して以来、ボランティアを受け入れて地域の再生に取り組んできた。曽根原さんを慕って北杜市を繰り返し訪れる若者も多い。再生した農地をたずねた。

■力を合わせて木の根を抜く

農村ボランティアの様子

 新宿駅から高速バスで2時間ほど。山梨県北西部に位置する北杜市・須玉からさらに車で30分ほど坂を上る。標高約1100メートル。八ケ岳や駒ケ岳をはじめ、南アルプスのふもとに位置する自然ゆたかなエリアに「えがおつなげて」が管理する農場がある。

 山あいの集落にはちょうど稲刈りが終盤を迎えた田畑と、多くの家屋が見えるが、人気は少ない。曽根原さんによると、このあたりの集落は、半分以上が空き家となった限界集落。花豆やトマト、ナスなどが育った畑のほとんどは、耕作放棄地を開墾し生まれ変わったものだ。

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