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私の個人情報はどう守る? 今すぐすべき7つのこと

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NIKKEI STYLE

日経ウーマン

「ポケモンGO」でレアなポケモンをゲットしたので、思わず写真に撮り、SNSで公開! 気軽にしたこんな行為がきっかけで、自宅の住所を見知らぬ他人に教えてしまう可能性があります。「無意識のうちに、自分の個人情報を自ら漏らしてしまう人が多いのです」。こう話すのは、個人情報保護法やインターネットセキュリティーに詳しい、弁護士の岡村久道さん。

一方で近年、大企業や公的機関からの大量の個人情報流出も相次いでいる。2015年には日本年金機構がサイバー攻撃を受け、約101万人分の年金情報が流出した。今年に入ってからもJTBが不正アクセスを受け、最大約793万人の顧客情報が流出した可能性があると発表。そのなかには、パスポート番号も含まれていたという。

2016年1月からマイナンバーの利用が始まり、個人情報保護法も昨秋、改正された。改正個人情報保護法では、ビッグデータ時代に合わせ、企業が個人情報を取り扱いやすくしているのと同時に、個人商店のような小規模事業者にも適用が拡大され、漏えいを防止するために適切な措置を講じることが義務づけられた。とはいえ、「法律が改正されたからといって、安心できるわけではありません。自分の個人情報は自分が身をもって守るしかありません」。

岡村さんは、「個人情報保護法は、いわば道路交通法のようなもの」と言う。「自動車を運転する人のルールを定めている道路交通法があるから、交通事故が消滅するわけではないのと同じです。歩行者自身が信号を無視して道路を渡って事故に遭うように、自ら個人情報を漏らしているのであれば、いくら法律を改正しても漏えいを防ぐことはできません」

では自分の個人情報を守るためにすべきことは? 岡村さんは「スマホやパソコンにきちんとセキュリティー対策を講じて」と話す。「基本と思えるかもしれないけれど、意外にこれができていません」。例えば、冒頭のポケモンGO。ゲームを楽しむために、GPS機能がONの状態で写真を撮れば、写真データにも位置情報が記録される。悪意のある人からすれば、写真の位置情報から実際の住所を割り出すのは簡単。SNSにアップする予定なら、カメラ機能の位置情報をオフ設定にしたうえで撮影したい。

今回、岡村さんにすぐできる対策を教えてもらった。「インターネットやスマホの世界で、セキュリティーと利便性は"シーソーの関係"。便利になればなるほど、安全性は下がります。面白そうだな、便利だな、と思ったら、使う前に一度、これは大丈夫かな? と疑うクセをつけるようにしましょう」

自分の個人情報を守るために、今すべきこと

1.メールに書かれたURLから銀行など金融機関のサイトにアクセスしない

金融機関や大手サービスをかたり、偽サイトに誘導するメールが後を絶たない。偽サイトにアクセスさせ、住所や電話番号、パスワードやクレジットカード番号などを入力させて、個人情報を盗み出す。メールの文面は年々巧妙になっており、だまされてしまう人も少なくない。メールに書かれた金融機関のURLを気軽にクリックしないこと。

2.添付ファイルをすぐ開けない

セキュリティーの注意喚起を装ったウイルスメールも。exe形式など見慣れない添付ファイルは開けないなど、慎重に扱って。

3.スマホにもセキュリティー対策を施す

スマホにもウイルス対策ソフトがある。パソコン用ソフトのメーカーに加え、携帯電話会社が提供するサービスなども。

4.不要なときはスマホのGPSをオフに

GPS機能のオン/オフをこまめに設定し直す。iPhoneならアプリごと、アンドロイドは設定画面の位置情報サービスから設定。

5.Windows10などOSのデフォルト設定をチェック

OSを最新版に更新すると、デフォルト設定が変わることも。Windows10はデフォルトで、現在の居場所など個人情報が勝手に収集される設定になっている。必要ないと思うなら、オフに変更を。

6.FacebookやTwitterのプライバシー設定をチェック

SNSで写真をアップする際に、位置情報を付けるかどうか設定する。写真の位置情報を削除できるアプリもある。

7.「今ここにいます!」とSNSに投稿しない

「京都に到着!」など現在の居場所を投稿しない。「『昨日、○○に行きました』といった内容にとどめておくのがおすすめです」

岡村久道さん
弁護士
京都大学卒業。1986年に弁護士登録。現在、弁護士法人英知法律事務所所長。国立情報学研究所客員教授の他、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)「セキュリティマインドを持った企業経営ワーキンググループ」委員やフィッシング対策協議会会長なども務める。総務省、経済産業省、消費者庁などの委員も歴任する。

(日経ウーマン 岡本藍)

[日経ウーマン 2016年10月号の記事を再構成]

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