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ドローン解放区 屋内で伸び伸び

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NIKKEI STYLE

ドローン(小型無人機)を趣味で楽しむ人が増えている。操縦しやすい機体が登場してきているだけでなく、雨の日でも飛ばせる室内練習場や交流サイト(SNS)での情報の行き来がファンを広げている。機体を思い通りに飛ばしたり、高い位置から映像を撮影したりできれば、いつもと違う新鮮な体験ができそうだ。

工場を改装 雨風気にせず

「キュイーン」。週末の夜。横浜市の室内練習場ではドローン複数機が舞い、甲高い音が響いていた。上空に舞い上がったり、目線ぐらいの高さを前後左右に機敏に動いたり。光を発しながら滑らかに飛ぶ機体が印象的だった。

ドローン大手中国DJIの機体「インスパイア」を飛ばしていた自営業の高井正樹さん(44)は今年春にドローンを始めた。「話題になっていたし、趣味のクルマに似ているところがあるかもしれないと感じていた」。ドローン教室に通って飛行技術や空撮の方法を教わり、安全に飛ばすためのバッテリー管理術などを身に付けた。

首都圏の練習場だけでなく、長野県など遠方まで足を延ばし、ドローンを遠くまで飛行させることも。教室の同期生らとは交流サイトで飛行に適した場所の情報交換もする。IT(情報技術)関連の事業を営む高井さんは「東京五輪のころには、仕事でも使えるといい」と笑顔で話す。

ドローンを始める人がじわり増えている背景に、練習などで使える飛行場が増えていることがある。冒頭の「ドローン・サーキット スプラッシュ 横浜ベース」はかつて自動車関連の工場だった建物を改装した飛行場で、今年5月に開業。オーナーの山崎英紀さんは日中にドローンの教室も手掛ける。

6月にはさいたま市にドローンレース専用の「アクロプラス」がオープン。最近では既存の建物を改装した室内練習場も多く、雨や風を気にせずに飛ばすことができるうえ、ドローン通のスタッフらに操縦方法を教えてもらえるのも魅力の一つだ。

斬新な自撮り 個人も手軽に

ドローンに魅力を感じるきっかけとして、飛行中に撮影した動画の影響力も大きい。昨年秋にドローンを購入した、都内の企業に勤める今野隆太さん(38)。「交流サイトに投稿された、ウインタースポーツを楽しむ人の動画を見て関心を持った」。上位機種では特定の人を追いかけながら飛行して映像を撮る機能もあり、いつもと違った視点からの「自撮り」動画の投稿も多い。

今野さんがまず購入したのは重さ50グラムほどの小型の機体。はじめは趣味のサバイバルゲーム(サバゲー)をしている様子を撮ることを考えていたが、サバゲーの施設や自宅で飛行自体を楽しむようになった。数時間の練習の後、風の弱い場所であれば何とか自在に飛ばせるところまで上達したという。

ドローンの広がりに企業も注目している。三越伊勢丹は8月下旬から期間限定でドローンの展示・販売会を実施した。伊勢丹新宿本店メンズ館(東京・新宿)の一角には空撮業務などでも使えるような大型機種を含め、有名メーカーの機体が整然と並んでいた。同社は「デジタルを趣味として生活の中に取り入れるきっかけをつくる」と展示の狙いを説明する。

ドローンに触れる機会は増えているが、飛行の際は細心の注意が必要だ。中には1キログラムを超える重量の機体もあり、万一人の上に落下すると事故は避けられない。ルールを守りながら空の散歩を楽しみたい。

 ◇   ◇

ルール守ってトラブル回避

個人向けのドローンの価格は様々だ。本格的な空撮でも使えるレベルの機体は20万円前後。対して室内でも飛ばせる軽量型は1万円前後のものもある。

ドローンを飛ばすためには、昨年末に施行された改正航空法をはじめとするルールを守る必要がある。同法では重量200グラム以上の機体を人口密集地区などで飛ばす際の決まりを定めており、飛行前に国土交通省への届け出が必要になる。私有地の場合、敷地を管理する団体などにも許可を得た方が無難だ。首都圏を中心にドローンを飛ばせる施設が増えている背景にはこうしたルールの存在がある。

法律というと難しそうに聞こえるが、飛行の準備を支援するウェブサービスも出てきている。届け出が必要な地域を地図上で表示したり、申請に必要な書類の作成を助けたりする。賢く使えば無用なトラブルを避けられそうだ。

(企業報道部 諸富聡)

[日本経済新聞夕刊2016年9月24日付]

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