家事の「ルーティン」を速攻でこなす時短グッズ9種
炊飯、物干し、掃除……。これら毎日のルーティン作業を時間短縮できれば、暮らしはグッとラクになる。
僅か10分で"炊きたて"、専用米を使う高速炊飯器
実勢価格4980円(税込み)
神明精米が2月に発売した炊飯器「ポッディー」は、専用のソフトスチーム米を使うと、僅か10分で茶わん1杯分(0.5合)が炊き上がる。従来の炊飯器では30分以上かかるうえ、炊飯前に米を数十分も水に漬けておく必要があるので、大幅な時間短縮につながる。ポッディーで米を炊いている間に電子レンジで総菜を温めておけば、より効率的な食事の準備が可能だ。忙しいときや一人暮らしにはもちろん、オフィスやアウトドアなどでも活躍しそうだ。
炊飯量は最大で1.5合。一般的な炊飯器と同じように、普通の白米や玄米を炊くこともできる。
握るだけで変形するハンガー、首元にスッと入って一瞬で干せる
実勢価格980円(3本セット。税別)
握るだけで変形するハンガー「gooper(グーパー)」(イメージクラフト)も、時短につながる優れもの。Tシャツなど首回りが小さめの衣類は、ハンガーに掛けたり外したりするのに時間がかかる。しかし、このgooperなら一瞬。握ると縦に細くなり、首元にスッと入る。そして手を開くと、バネのように元の形状に戻ってハンガー掛けが完了。外すのも同様で、握るだけで服がストンと落ちてくる。耐荷重は500gまで。厚手の洗濯物の場合は2本重ねて使えばいい。
肩から温風が吹き出すハンガー、大幅に乾かす時間を短縮する
実勢価格5980円(税込み)
雨でぬれた服をすぐに乾かしたい。そんなときに有用なのが、このハンガー型乾燥機だ。肩の部分から温風が出て、服が乾くのを早める。洗濯したTシャツを掛けてみたところ、僅か1時間で着られる程度まで乾いた。耐荷重は5kgで厚手のものにも使える。
可動バーで干すスペースを拡大、風通しを良くして乾きを早める
実勢価格2700円(30ピンチ。税込み)
洗濯物が密集していると風が通りにくく、湿気がこもって乾くのが遅くなる。このピンチハンガーは、2本のバーが180度回転して外側に広がるのが特徴。洗濯物が多い場合はバーを広げ、風を当たりやすくして乾く時間を短縮できる。フックの角度が変えられ、壁の近くに掛けても水平に保てる。
使った粘着テープを自動で巻き取り、剥がして捨てる時間をカット
実勢価格4800円(税別)
掃除用品の定番、粘着カーペットクリーナーも進化。ドリームライクの「楽コロ」は、2つのローラーの下側に粘着テープ、上側に空芯を装着する特殊形状。使い終わった粘着テープが上の空芯に巻き取られていく。テープを剥がし取る作業が省けて、「掃除が17倍早くなる」とうたう。通常のカーペットクリーナーと同様に前後に動かしてゴミを取れ、一旦持ち上げてからまた前に押せば、テープの新しい部分が使えるのは便利だった。
2枚刃が鉛筆を倍速で削る、たった8回転で鋭い芯に
実勢価格2700円(税別)
手動の鉛筆削りは小さく場所を取らないが、鉛筆を回す手間と時間がかかる──。そんな常識を覆したのが、2枚刃を採用したこの商品。新品の鉛筆を僅か8回転程度で素早く削ることができた。刃は有名鉛筆削りメーカーの中島重久堂が製作したもので、削り心地がいい。
全開にすれば中身が丸わかり、荷ほどきの時間を節約可能
実勢価格2万8000円(税別)
バックパックの荷物が多いと、奥にあるものを取り出すのに苦労しがちだ。この商品なら、正面左右のジッパーを下ろすとフロント部分が全開になり、宿泊先の壁やクローゼットなどにそのままつるせて、荷ほどきの時間を節約できる。バッグの中身を見渡しやすく、必要な荷物をさっと取り出せるのも魅力だ。内側のポケットはメッシュ素材なので、小物を入れても見つけやすかった。
洗った食器の水分がすぐに染み込む、抜群の吸水力を誇る珪藻土ボード
実勢価格4320円(Mサイズ。税込み)、3240円(Sサイズ。税込み)
微細な穴が開いた多孔質構造が特徴の「珪藻土」を使ったボード。洗った食器を置いた瞬間に、触れた部分の水分を吸収した。使用後は立て掛けておけば、素早く乾いて衛生的に保てるのが魅力。中央に一直線のくぼみを入れることで表面積を増し、吸水性を高めた。Mサイズ(295×240×9.5mm)とSサイズ(295×120×9.5mm)の2種を用意。
すぐに開けて、オイル切りも、ツナ缶調理に向く専用グッズ
実勢価格450円(税別)
ツナ缶に特化した調理器具。まずは柄の先端部分でパックのフィルムを切り開け、ヘラのようにしてプルリングを上げる。網目の部分で中身を押さえれば油を切る際にも便利だ。スプーン部分の先端が独特の形をしており、凹凸にフィットするため缶の中身を無駄なく、素早くかき出すことができた。
(日経トレンディ編集部)
[日経トレンディ2016年10月号の記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
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