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安くなった17年モデルに涙目 アルミロードが狙い目

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日経トレンディネット

いまスポーツサイクルの世界は新型モデルの話題で持ち切りである。気が早いような気もするが、すでに自転車メーカー各社からは来期向けモデル、つまり2017年モデルのラインアップが続々と発表されている。

このところの円高による影響なのか、全体的に価格が下がっている印象だ。まったくの新規モデルだと分かりにくいが、16年モデルから継続して販売されるモデルには結構なお買い得感がある。もちろん多くの人には朗報だが、筆者のように16年モデルの新車を購入したユーザーにはちょっとショックである。

ロードバイクでは15年までのトレンドだったアルミフレームの高性能バイクがさらにラインアップを拡充。各社から15万~18万円の新型モデルが続々登場し、これからロードバイクを始めるエントリーユーザーにとっては"選ぶ楽しみ"がさらに増した。また、入門グレードのロードバイク用コンポーネント「シマノ・ソラ」がモデルチェンジし、それより低い価格帯のモデルも商品性が大きく向上しているのが17年モデルの特徴だ。

ファットバイクやグラベルロードが定着しアウトドア遊びにも

またファットバイクやグラベルロードといったアドベンチャー要素の強い自転車が定着したことにも注目したい。これも17年モデルで新たに出てきたというより、ここ数年の継続的な流れだ。登場当初はコアな自転車好きが飛びつく先鋭的なモデルだったのだが、一般化が進むにつれて、価格的にもかなりこなれてきた。最近は「バイクパッキング」と呼ばれるこの手のモデルを使ったスマートなツーリングスタイルも提唱されており、アウトドア遊びの観点から自転車旅を楽しもうという機運も少しずつ高まっている。

今回はすでに発表されているブランドのバイクから、筆者が「これは」と思った最新モデルをピックアップ。現在のトレンドを踏まえつつ、ビギナーの方でも購入しやすい価格帯に絞って紹介しよう。

ロードバイク編:20万円以下のアルミモデル、重量や快適性が大きく改善

まずは動きが活発なロードバイクの注目モデルから。20万円を下回る価格帯では何といってもアルミフレームを採用したモデルが狙い目だ。最新技術を駆使したニューモデルが各社から登場したことにより、これまで弱点とされていた重量面や快適性が大きく改善。初めてのロードバイクとしてますますおすすめできるようになった。

ジャイアント「TCR SLR2」:ライバルと比べても圧倒的なコストパフォーマンス

近年、ジャイアントやトレック、スペシャライズドをはじめとする大手メーカーが20万円以下の価格帯で走行性能を追求したアルミレーシングバイクで激しく火花を散らしている。ハイエンドモデルに比べてコストの制約が厳しいクラスだが、競合によってそのパフォーマンスは目に見えて向上。2017年モデルでフルモデルチェンジを果たした「TCR SLR2」に至っては、もはや上級レーシングバイクに迫る走行性能を実現している。

ジャイアントのロードバイクは他社に比べ軽いことで知られるが、TCR SLR2は先代モデルよりもさらに軽量化され、何と8kgを下回る。ヘタするとあと10万円ほど高いカーボンフレームのバイクとほぼ同等のレベルだ。重い入門用ホイールが標準装着されていることを勘案すると、フレームのポテンシャルが相当高いことがうかがえる。必ずしも"軽い=良いバイク"ではないが、加速性能が大きな意味を持つレーシングバイクにおいて、軽さが大きなアドバンテージになるのは間違いない。

また、アルミフレームの弱点である乗り心地も、振動吸収性に優れた独自形状のカーボン製シートピラー(サドルを支持する棒状の部品)を採用することで対応しているほか、ディレイラー(変速機)やシフター(ディレイラーを操作するレバー)といった主要パーツだけではなく、ブレーキやクランクに至るまですべてシマノ105で統一されているなど死角がない。

その内容に比べて見た目がやや地味な気もするが、レースやイベントなどへの参加も見据えて本格的にロードバイクを始めようと思っている方には強くおすすめしたい一台である。

ジャイアント「TCR SLR2」16万5000円(税抜き、以下同)
フレーム:アルミ
フォーク:フルカーボン
メインコンポーネント:シマノ 105 2×11速
サイズ:42.5、44.5、47、50cm
重量:7.9kg(47cm)
問い合わせ:ジャイアント

ジャイアント「コンテンド SL1ディスク」:快適なだけじゃない万能モデル

ジャイアントは2017年モデルでエントリー向けアルミロードバイクのラインアップを大きく変更した。反応の良い俊敏な走りを身上とする「TCR」シリーズと快適性を重視した「ディファイ」シリーズを「コンテンド」という新しいシリーズに統一したのだ。

「コンテンド SL1ディスク」はアップライトなポジションやディスクブレーキ、ツーリングペースで走ることを考慮したギア設定など、いわゆるエンデュランス(長距離走行向け)系ロードバイクにあたる。しかし、フレームのリア三角形をコンパクトに設計し、後輪の位置をクランク部に大胆に近づけることでペダルを踏み込んだときのレスポンスを向上させたところが一味違う。この手のモデルにありがちなもっさりとした走行フィーリングを払拭しようという設計意図である。

初めてロードバイクを買おうとするユーザーの場合、用途がちゃんと定まっていないことも多い。この価格帯のモデルはあまりはっきりとすみ分けるよりも、レースイベントからツーリングまで幅広く対応できるほうが理にかなっていると思う。

ちなみにこのモデルは2016年モデルにあった「DEFY1ディスク」の実質的な後継モデルだが、同じ価格のまま機械式ディスクブレーキから、より高性能な油圧式ディスクブレーキに変更されている。

ジャイアント「コンテンド SL1ディスク」15万5000円
フレーム:アルミ
フォーク:カーボン
メインコンポーネント:シマノ 105 2×11速
サイズ:41、44.5、48、51.5cm
重量:9.4kg(48cm)
問い合わせ:ジャイアント

スペシャライズド「アレーDSW SLスプリントコンプ」:屈指のお買い得アルミレーサー

展示会でこのモデルを見たときにはかなりのショックを受けた。なぜなら2016年モデルはこれとほぼ同様のモデルが約24万円というプライスで売られており、筆者は泣く泣く諦めてその下のモデルである「アレーDSWコンプ」を購入した経緯があったからだ。その購入したアレーDSWコンプの価格が同じ15万円だったこともまた泣かせる。こんなことをいちいち気にしたらロードバイクなんて買ってられないのは重々承知しているが、あまりにも……。

もちろん、これから買おうと思っている人には超お買い得なモデルである。

スペシャライズドの独自技術「ダルージオ・スマートウェルドテクノロジー」を用いて溶接された軽量アルミフレームはクラストップレベルの剛性を確保。そこに同社のハイエンドモデルと同じSワークスグレードのフルカーボンフォークが組み合わせてある。

カーボンバイクのようなエアロフォルムやグラデーションのかかったペイント(カラー:MOTO ORANGE/BRIGHT)など、とても15万円で購入できるモデルとは思えない手の込みようである。先に紹介したジャイアントのTCR SLR2との比較では、軽さと加速性を求めるならジャイアント、平地での巡行速度を求めるならスペシャライズドだろうか。

スペシャライズド「アレーDSW SLスプリントコンプ」15万円
フレーム:アルミ
フォーク:カーボン
メインコンポーネント:シマノ 105 2×11速
サイズ:49、52、54、56、58cm
重量:NA
問い合わせ:スペシャライズド・ジャパン

キヤノンデール「キャド オプティモ ティアグラ」:多くのファンを持つキャド新作

キャノンデールのキャドシリーズといえば高性能アルミレーサーの代名詞的存在である。ミドルグレード以上のほとんどのロードバイクがカーボンフレームを採用する現代にあっても"カーボンキラー"として、エキスパートライダーからも支持される稀有(けう)な存在だ。

「オプティモ」はそんなキャドの弟分として新たに開発されたエントリーモデルである。その特徴は何といってもキャドシリーズの最上位モデル「CAAD12」とまったく同じジオメトリー(各部の寸法&角度)を採用したアルミフレーム。入門者向けロードバイクというのは安定性と耐久性を重視したモデルが多いが、誰でも乗りやすい半面、ロードバイクらしい軽快さに欠けるきらいがある。オプティモは価格こそ入門機だが、あくまでレーシングモデルとして作られており乗り味が大きく異なる。すなわち、加速したいときにすばやく加速し、曲がりたいときに瞬時に曲がれる優れた運動性を備えている。

フレームのリア三角にはキヤノンデールお得意の「SAVE マイクロサスペンション」を採用し、アルミバイクの弱点である長時間走行時の快適性を向上。水平のトップチューブをもつホリゾンタルフレームも今となっては非常に個性的で物欲を大いに刺激する。

キヤノンデール「キャド オプティモ ティアグラ」13万円(シマノ・ティアグラ仕様)
フレーム:アルミ
フォーク:カーボン
メインコンポーネント:シマノ・ティアグラ 2×10速
サイズ:44、48、51、54、56、58cm
重量:NA
問い合わせ:キヤノンデール・ジャパン
「キャド オプティモ ティアグラ」

フェルト「FR50」:この価格帯でも最適化設計が行われるようになった

フェルトのロードバイクは長らくレーシングモデルの「F」シリーズ、ロングライド、ツーリングでの使用を想定した「Z」シリーズ、平坦地での高速走行を重視した「AR」シリーズの三本柱で構成されていた。しかし、2017年モデルからはフレームを一新するとともに「F」が「FR」、「Z」が「VR」へとそれぞれ名称を変えた。

「FR50」は前者のエントリーグレード。モデルチェンジしたシマノ・ソラを搭載したモデルだ。Fシリーズとの違いは後端のシートステーと呼ばれる部分の設計を変更し、縦方向に柔軟性を持たせていること。乗り心地とともに路面追従性を高め、凹凸のある路面でのパワーロスを低減させている。

最適化によってトータルパフォーマンスが向上した形だが、価格を考えるとかなり大きな変化だろう。タイヤサイズは近年のトレンドにならって少し太めの25Cを採用するが、フレームのクリアランスに余裕があり、最大28Cサイズまで対応する。

フェルト「FR50」12万8000円
フレーム:アルミ
フォーク:カーボン
メインコンポーネント:シマノ・ソラ 2×9速
サイズ:43、47、51、54、56、58cm
重量:NA
問い合わせ:ライトウェイプロダクツジャパン

(ライター 佐藤旅宇)

[日経トレンディネット 2016年9月2日付の記事を再構成]

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