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パソコンが今買い時 ポイントは高性能、モバイル型

戸田覚のデジモノ深掘りレポート

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日経トレンディネット

最近、パソコンの処理速度が遅くなってきたと感じている人にとって、今はパソコンの買い替えどきだ。というのも、パソコンがとにかくお買い得になっている。今回は、なぜ今がお買い得なのか、また、どんなモデルが狙い目なのかを紹介していこう。

「価格ドットコム」の「売れ筋ランキング」と「注目ランキング」には、3万~5万円台のパソコンが並んでいる。同サイトはユーザー層がちょっと特殊で、激安パソコンがランキング上位になるケースが多いのだが、この原稿を執筆している2016年9月2日時点でレノボの「ideapad 300S」が2万5800円など、信じられないような価格のモデルも並んでいる。

ポイント1:どんなパソコンが安く買えるのか

注目したいのは、格安モデルの見かけの値段ではない。国産メーカーの主力モデルも安くなっていることだ。例えば、NECのA4ノートパソコン「LaVie NS750/EA」は16年夏の新モデルで、フルHD液晶に加え、CPUはCore i7を採用。メモリーは8GBで1TBのSSHDという構成だ。「Microsoft Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービス」も付属する。価格は15万円台半ばだが、僕なら11万円台で買える15年の秋冬モデル(NS750/CAB)を狙う。スペックはほとんど変わらないのだ。

NECのA4ノートの中で格安モデルの「NS150」の値段を型落ちを含めて調べると、6万~8万円台だ。こちらは、CPUがCeleronで、メモリーが4GBと「NS750」とのスペックの差は大きい。にもかかわらず価格差があまりない。高性能CPUを登載した上位モデルも安いのが最近の特徴だ。CPUにCore i5を採用した「NS550」は、15年秋冬モデルで9万円台と実に中途半端な価格だ。これなら、NS750シリーズを買ったほうがどう考えてもお得だ。

他のメーカーも同じような状況で、東芝富士通製品共に12万円程度でCore i7のモデルが手に入る。新しくて安いCore i7のモデルを探すと、エイスースの「VivoBook K540LA」が8万円程度と驚異的に安い。ただし、メモリーは8GBだがHDDが500GBで「MSオフィス」も付かない。オフィスまで付くことを考えると、国産ご三家のモデルもかなり値ごろ。つまり、ブランドモデルも驚くほど安くなっているのが、最近の傾向なのだ。

ちなみに、人気のSurfaceシリーズも7月に価格改定で値下がりし、Surface Pro 4は直販サイトでも税別11万2800円から手に入る。さらにキャッシュバックなども用意されている。

高性能なモデルを含めて、パソコンが安くなっている理由はいくつか考えられる。パソコンがあまり売れていないというのが大きいのだろう。だが、それも深く考えていけば、ポイント2で説明する性能の進化が止まっているからだ。

ポイント2:いま買うと長く使える理由とは?

「壊れないから」という理由で長く使える白物家電などと違い、パソコンが長く使えるかどうかは、その進化が常に鍵を握っていた。つまり、壊れなくても時代遅れになってしまう製品だったわけだ。

しかし、そろそろその歩みも遅くなってきた。Windowsも今後は大型のアップグレードがないといわれている。またCPUも、最新の高速なものでなくても快適に使い続けられるようになっている。僕は「Surface Pro 3」のCore i5のモデルを使い続けているが、なんの不満も感じない。さすがに、AtomやCeleronだと厳しいが、Core mでも大丈夫なくらいだ。

もはや、Core i3~Core i7というCPUの処理速度による位置付けも意味がなくなりつつある。どれを使っても、体感ではほとんど違いが分からないからだ。しかも、最新のCore i5より型落ちのCore i7モデルのほうが安くて快適に使える状況になっているのだ。

こんな状況になると、メーカーも新製品に訴求力がないことを十分に分かっているので、シーズンごとに新モデルが登場する図式は終わりつつある。

10年ほど前までは毎年のように新しいOSが登場し、とたんに旧モデルは時代遅れになり、買い換えざるを得ない状況になった。しかし、現在ならCore iモデルを購入すれば、数年は問題なく使えるはずだ。

さらにストレージの容量も、あまり問題にならなくなってきた。データはクラウドにアップロードすれば済むからだ。ビデオ編集など、特別な作業をしない限り、1TBもあれば余裕だろう。無線LANから各種コネクターまで、あらゆるパーツの進化が緩やかになっている。

ポイント3:選択するべき基本スペックは?

冒頭では標準的なA4ノートで話を進めたが、これから買うなら、SSDを搭載したモデルを強くお薦めする。というのも、高速化を実感しやすいからだ。Core i7+HDDのモデルより、Core i3+SSDのパソコンのほうが、体感上は速く感じると思う。

アプリの起動やファイルを探して開く操作は、間違いなくSSDモデルに軍配が上がる。動画ファイルを変換したり、Excelで複雑な計算を行うような作業ではCPUの速度がものをいうし、ゲームをするならGPU性能が重要だ。しかし、仕事に使ったり、家庭で使用する一般的な用途ならSSDを搭載したモデルが快適だ。

これから買うなら、Core iもしくはCore mシリーズにSSDを採用したモデルにするべきだ。容量は大きいに越したことはないが、128GBでも節約すれば何とかなるだろう。ただ、長く使うことを考えると256GBは欲しいところだ。

メーンマシンとして使うことを考慮すると、液晶は13~14型以上のものが欲しい。例えば東芝の「dynabook RX73/VB」は、256GBのSSDにブルーレイを搭載して15万円を切る価格となっている。CPUはCore i5で十分。メモリーが4GBしかないのが残念だが、将来必要なら追加できる。体感の速度はCore i7でHDDを搭載したA4ノートをしのぐと思う。富士通の「LIFEBOOK SH90」もほぼ同スペックのものを、同価格帯で購入できる。

光学ドライブがなくてもいいなら、レノボの「ThinkPad X1 Carbon」が14型で同価格帯、13.3型の「YOGA 900」は13万円台半ばだ。高根の花だったモバイルノートも、今ではA4ノートとさほど変わらない金額で買える。

ポイント4:選択するべきパソコンのタイプは?

A4ノートがパソコンのスタンダードというのは、もはや過去の考え方だと思う。OSを提供しているマイクロソフトさえ、A4ノートはラインアップせず、モバイル製品をリリースしている。

企業で導入するなら、A4ノートも選択肢に入るだろう。だが、個人で買うならモバイルのほうがいい。あまり持ち歩かないにしても、旅行などに持ち出せるのは便利だし、家の中の好きな場所で使う際にも気軽に移動できる。最近のモデルはバッテリーが長持ちするので、ACアダプターを同時に持ち歩かなくて済むだろう。

前述したようにSSDが選べるのもモバイルノートの特権だ。ただし、使っていて画面が狭いと感じることはあるだろう。僕としてはA4ノートの15型でも狭いと感じるので、外付けモニターを利用したいところ。いまや、20~23型のフルHDモニターが1万円台で買える。

モバイルノートを買うとなると、気になるのが2in1だろう。しかし、単に液晶を取り外せたり、タッチで操作できたりするだけでは、あまり使い道がないと思う。いろいろなメーカーでヒアリングしているが、2in1といってもタブレットとして使うケースは、ほとんどないのが実情だ。ExcelやWordは、タッチでは操作しにくいのだ。

「2in1でなければならない理由」があるとしたら手書きだ。Windowsも手書きに注力しており、これから徐々に使われるようになっていくだろう。僕としては、2in1を買うなら専用ペン付きのモデルを選びたい。

戸田覚(とだ・さとる)
1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。

[日経トレンディネット 2016年9月8日付の記事を再構成]

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