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滝の数が日本一、初秋の飛騨小坂を巡る

癒やしと発見の「滝ガール旅」

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NIKKEI STYLE

滝は、自然を最も手軽に、そして深く体感できる最強のパワースポットです。全国津々浦々、滝をテーマに旅を続けている「滝ガール」の坂崎絢子さんが、癒やしと発見に満ちた滝をめぐる女子旅をご紹介します。9月に入って朝晩は秋の風が吹くようになりました。酷暑も落ち着いた今は、滝めぐりにはベストシーズン。遅めの夏休みにもおすすめ、岐阜県の「滝の町」への旅です。

今月の滝ガール旅でご紹介するのは「滝の町」です!

その場所は、「滝の数日本一の町」といわれている岐阜県下呂市の小坂(おさか)町。小坂は日本三大霊山のひとつ、御嶽山の麓に位置しており、その豊かな水と急峻な地形から滝の宝庫となっているわけですが、その数は落差5メートル以上のものだけでもなんと216もあるそうです。

しかも単に滝がたくさんある、というだけではなく、滝めぐりを地域がバックアップしてくれているところがポイント。大きさや形状が異なるさまざまな滝を、「NPO法人飛騨小坂200滝」の地元ガイドの皆さんがツアー形式で案内してくれるのです。

ガイドさんと一緒に行く滝めぐりというのは、いろんな意味ですごくぜいたくです。安全に道案内してくださるということももちろんなのですが、地元をよく知るガイドさんと歩きながら、土地の歴史や季節の花、お薦めグルメなどの話を聞いて、地元の自然と文化に深く触れられるというのは大きいもの。旅の楽しみも倍増しますよね。

ですが、滝めぐりのツアーを定期的に開催しているところは、全国でもなかなかありません。ここまで力を入れてくれている飛騨小坂はとても貴重な町なのです。

小坂のガイドツアーは初級から上級まで14種類のコースがあり、自分に合ったレベルを選べます。9月、10月もツアーは開催されていますので、暑さも落ち着いたこれからの季節に検討してみてはいかがでしょうか。

[小坂の滝めぐり https://www.osaka-taki.com/ ]

沢タビでチャプチャプ、身体で感じる滝めぐり

おすすめは、沢歩きが含まれている「あまつばの滝コース」です。沢タビをはいて、ヘルメットをつけて(レンタルがあります)、水かさがくるぶしくらいの浅い谷をジャブジャブと歩いていきます。中級コースということなので、普段まったく運動をしない方とっては少しハードに感じるかもしれませんが、水と戯れながらの沢歩きは本当に気分爽快、これはぜひガイドツアーで体験していただきたい楽しさです。

ちなみに、このコース名にもなっているハイライトの「あまつばの滝」は、珍しいタイプの「裏見」滝。「あまつば」という名前からも想像できるように、滝の落ち口の岩盤が帽子の「つば」状になってせり出しているので、滝の裏側を人が通れてしまうのです。

溶岩の迫力を体感、「がんだて公園」ではしご滝

「がんだて公園」は、岐阜県指定天然記念物「巌立」の迫力の絶景が望める場所。巨大な屏風のように柱状節理の岩がそびえ立つ様子は圧巻です。飛騨小坂が「滝の町」である理由は、御嶽山という大きな火山の活動によるものですが、この場所ではそのスケールや歴史を体感することができます。滝の成り立ちに思いを馳せることも、滝を深く楽しむコツなんですよ。

公園からは、三ツ滝、溶岩大地を登り、「あかがねとよ」、唐谷滝へと回る手軽なハイキングコース(ガイドなしでもOK)が整備されていますので、ここでの「はしご」滝もおすすめ。約5万4000年前の御嶽山の噴火により流出した溶岩が固まってできた台地(長さ17km)の森をのんびり歩いていきます。この先、秋は紅葉も美しいそうです。

ハイキングコースで見られる滝のなかで私のお気に入りが「あかがねとよ」。滝の水に樋(とい)状に侵食された岩肌が銅(あかがね)のように見えることから名付けられました。特徴はそのエメラルドグリーンの滝壺。宝石のような輝きにうっとりすること間違いなしですよ。

さて、滝めぐりの後はぜひ小坂の「滝グルメ」も堪能しましょう。「がんだて公園」にある「がんだて茶屋」では、小坂の清流で育ったアマゴの天ぷらや、この地方の名物郷土料理である五平餅をいただくことができます。どちらにしよう……と悩んだら、ぜひ両方を!

全国的にも珍しい天然炭酸泉で身体をほぐす

滝めぐりで身体を動かした後の締めは、やはり温泉。滝は火山と水のつくりだした芸術作品ですが、温泉もまた火山と水の恵みです。

飛騨小坂の温泉は、ちょっと珍しい天然炭酸泉。炭酸の効果で身体がよく温まり、こりがほぐれます。また、飲用もできるのが特徴。たちより湯施設「ひめしゃがの湯」では源泉を自由に飲用できます。

近くには人気観光地の飛騨高山や下呂温泉もあるのでそちらと組み合わせた旅もよいですが、せっかくなら小坂にじっくり滞在して深く味わってみるのもいいと思います。小さい町ではありますが、「滝」という切り口では、何度訪れても飽きない魅力があります。実際に私も今月また訪ねる予定です。彩りの季節を前に、滝ガール旅はこれからがますます楽しみですよ。

坂崎絢子(さかざき・あやこ)
滝ガール。2015年まで日経BP社に編集記者として在籍。学生時代から10年以上、趣味の滝めぐりで日本全国を行脚。2013年に自身の滝活動の情報発信サイト「takigirl.net」を開設。日本の滝のポテンシャル、楽しみ方をウェブサイトや雑誌で情報発信するほか、都会で暮らす女性向けに滝めぐりのレクチャーや滝yogaイベントを開催している。 http://takigirl.net/

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