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地方創生の先進例も 回遊したい福岡

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福岡出張の楽しみといえば、屋台のとんこつラーメンなど博多グルメに終始しがちです。博多の三大祭「どんたく」「山笠」「放生会」あたりは有名ですが、福岡市内で観光はしたことがない、という方も多いのではないでしょうか。

しかし福岡に行ったらぜひ立ち寄りたい場所、注目したい地域活性化の先進事例があります。

目が離せない、JR九州のアグレッシブ戦略

近年、地域活性化・まちづくりの分野で見逃せないのが九州旅客鉄道(JR九州)の取り組みです。今年6月、JR九州は東京証券取引所へ株式上場を本申請し、この10月にも東証1部への上場が予定されています。

同社は、発足20周年となる2007年度までに上場のための基盤整備を掲げていました。その道筋を示した中期経営計画では、グループ理念の3本柱の一つに「地域貢献」を掲げ、鉄道などの旅客事業にとどまらず、駅ビルなどの事業開発を基幹事業と位置づけ、福岡都市圏での都市開発事業、地域医療を担う病院事業とシルバービジネスとの連携など、多角的な成長戦略を打ち出しました。

2011年には、九州新幹線全線開通に合わせて新駅ビル「JR博多シティ」を開業。これを機に九州では観光列車の導入と沿線地域と連携した観光誘致の取り組みが活性化しました。2011年には新幹線効果を周辺地域へ波及させる新たな観光列車「指宿のたまて箱」、「あそぼーい!」、「A列車で行こう」を運行。2013年には豪華観光寝台列車、クルーズトレイン「ななつ星in九州」を投入して大きな話題を呼びました。

現在、JR九州管内では個性あふれる多くの観光列車が運行しています。博多から由布院を経由して別府に向かう観光列車「ゆふいんの森」は訪日外国人にも大人気で、インバウンド施策でも成果を上げています。特急列車でも、高級感のある黒革張りのハイバックシートや書などのギャラリーを有する「かもめ」など魅力的な列車も多く、新たな旅の楽しみとなっています。

今年4月には、博多駅前に九州最大級のオフィスビル「JRJP博多ビル」が竣工するなど、新たな事業開発とのネットワーク化が加速しています。地方創生の先進事例としても注目されるJR九州の戦略がなぜヒットしているのか、その答えを確かめに行きたいものです。

那珂川-中洲-博多川の回遊スポット

福岡にはほかにも一度は訪れたいおすすめスポットがいろいろあります。かつて屋上緑化の先進例として注目された「アクロス福岡」は、福岡県庁跡地に1995年に建設された国際・文化・情報の交流拠点施設。建物を山に見立てて全面緑化したシンボル「ステップガーデン」が隣接する天神中央公園と一体となって大きな緑の森を形成し、都心のオアシスとなっています。地下2階から地上12階までを貫く巨大なアトリウムを有し、明るく開放的な建物内には観光情報ひろばや県の伝統工芸品を展示するギャラリーなどがあります。

天神中央公園には、フレンチルネッサンスを基調とする明治時代の木造公共建物で国の重要文化財に指定されている旧福岡県公会堂貴賓館もあり、福岡のランドマークとなっています。

天神中央公園の脇には那珂川が流れ、リバークルーズの乗り場にもなっている「福博であい橋」は目の前。であい橋の名は、ここ那珂川を境として東が商人の町・博多、西が城下町・福岡に分かれており、2つの町が出合うことに由来します。夜間は、であい橋と貴賓館がともにライトアップされて幻想的な景観に。橋の上は公園になっていて、ベンチに座って夕涼みした後は那珂川や博多湾のナイトクルーズに出かけるもよし、近くの屋台に繰り出すのもよし。

であい橋を渡り、中洲を抜けた先には博多川をはさんで「上川端商店街」があります。ここは、5月は博多どんたく、7月は山笠で賑わうレトロな商店街。博多祇園山笠が奉納される櫛田神社に隣接し、近くにはキャナルシティ博多もあります。櫛田神社は博多の総鎮守として市民に親しまれており、境内では飾り山笠が一年中展示されています。

博多川に沿って真っすぐ延びる商店街には老舗も多く、その数は100軒ともいわれます。中でも一押しは「兼平鮮魚店」。まず目を引くのが、表に見える老舗鮮魚店。昔ながらの外観とショーケースに美しく並べられた新鮮な魚はまるでアート。店の中では華麗に魚をさばく、きびきびした職人の姿が見られます。鮮魚店の奥にはカウンター席や個室があり、その日とれた新鮮な魚を使った料理がいただけます。鮮魚店直営の店だけあって、鮮度が命の福岡名物の「ごまサバ」、刺し身や煮付け、いずれも絶品です。しかも値段もリーズナブル。特にランチはおすすめです。

【出張ミニ技】 出張先での店選び、ハズさないコツは?
 地方出張の際、事前にミシュランなどのレストランガイド、食べログやトリップアドバイザーなどの口コミで、ご当地の人気レストランや話題のグルメをリサーチして出かける方も少なくないでしょう。しかし実際に行ってみたら期待したほどではなく、がっかりという経験も少なくありません。ガイドブックや口コミの情報が少ない地方都市はもとより、情報あふれる大都市圏でも店選びには意外に苦労することがあります。そんなときは現地での情報収集がモノをいいます。
 最初に飛び込みたいのは無料で地域の情報が収集できる地域の観光案内所ですが、もう一つおすすめしたいところがあります。それは、地域の書店。近年は様々なご当地ブームもあり、多くの書店でご当地コーナーが設けられています。普段は書店に平積みされることもないご当地関連の雑誌や書籍が1カ所に集められており、コアでユニークな地域情報が得られます。
 観光案内所やホテルなどでは、単にパンフレットやマップをゲットするだけでなく、直接コンシェルジュに相談してみましょう。コンシェルジュの質は地域や施設によりばらつきもありますが、ガイドブックやネットの口コミには載っていない有益な情報を提供してくれるコンシェルジュに出会うこともあり、「聞く力」「引き出す力」も鍛えられます。
 タクシーを利用する際は、ぜひドライバーともコミュニケーションをとってみましょう。個人差はありますが、最初は不愛想に見えても話しているうち打ち解けると親身になってさまざまな情報を提供してくれることもしばしばです。
 いずれの場合も、良い情報を聞き出すコツは自分の希望をより具体的に伝えること。例えば「必ずしも観光客向けではないが地域ならではの食を提供してくれる店」「よそではそれほど知られていないが地元で古くから愛され、その人自身もよく利用する店」など、聞き方に工夫をこらしてみてください。当たり外れはありますが、ときに知られざる名店や絶品グルメに出合えることがあります。お土産探しには、地域ならではの食文化の宝庫である地元のスーパーもお見逃しなく。
水津陽子
 合同会社フォーティR&C代表。経営コンサルタント。地域資源を生かした観光や地域ブランドづくり、地域活性化・まちづくりに関する講演、コンサルティング、調査研究などを行う。

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