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アウディ、スポーツモデルを次の柱に 専門コーナーで

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日経トレンディネット

アウディ ジャパンは2016年7月5日、スポーツモデルに特化した拠点である「Audi Sport」 を全国に24店舗オープンすると発表した。また8月下旬にはその第一弾として、Audi Sportからハイパフォーマンスモデル「RS performance」を発売するという。

Audi Sportはアウディのスポーツイメージを訴求するために展開する店舗で、同日に発売されたスーパースポーツモデルの新型「R8」専門店であり、ハイパフォーマンスモデル「RS」シリーズや公式グッズ「Audi Sport Collection」も手がける。

モータースポーツ部門の名称をサブブランド名に

Audi Sport店は、全国各地のアウディの正規ディーラーの中から選ばれた店舗の一部を専用コーナーとするショップ・イン・ショップ形式で展開する。店舗には、「Audi Sport関連情報に精通したアドバイザーが配置」され、「R8」の販売はもちろんのこと、「ハイパフォーマンスモデルRSシリーズの販売強化」も行っていくことで、アウディ全体のスポーティなイメージの向上を図っていく。

もともとAudi Sportはアウディのモータースポーツ部門が1981年から使っている名称であり、アウディのモータースポーツとの強いつながりをイメージさせる。今後はモータースポーツ活動に加えて、「カスタマーのモータースポーツ参戦サポート」「R8とRSシリーズの販売拡充」「Audi Sport Collectionの販売拡充」の計4つを目標に、世界展開するのだという。

店舗展開に合わせて導入されたRS performanceは、アウディのハイパフォーマンスモデルのRSシリーズのモデルをベースに性能を向上させたシリーズで、他のRSモデル同様にアウディのモータースポーツ活動をサポートするAUDI AG傘下のquattro GmbHが開発に参画し、製造する。現在、日本では7モデルのRSが導入されているが、このうち「RS7 Sportback performance」「RS6 Avant performance」「RS Q3 performance」の3モデルがRSからRS performanceへと進化し導入されたわけだ。

人気のSUVモデル、RS Q3 performanceを日本で初公開

発表会ではSUVモデルのRS Q3 performanceを日本で初公開。従来型のRS Q3と同じ2.5Lの直列5気筒TFSIエンジンを搭載しながら、改良を加えることで従来型より出力が27ps/15Nmアップし367ps/465Nmになったという。これにより0-100km/h加速は0.4秒短縮の4.4秒、250km/hだった最高速度も270km/hまで高められている。ただしこれはリミッターの作動する速度となる。

RSモデルと差別化するため、エクステリアにも手が加えられ、専用デザインのエアロパーツを装着。モールやルーフレール、20インチのアロイホイールなどにマットチタンルックを取り入れ、よりクールな印象になった。インテリアにはバルコナレザー&パーフォレイテッドアルカンターラのコンビシートを含むRS performanceデザインパッケージを設定するなど専用アイテムも用意している。

RS performanceシリーズとRSはAudi Sport以外でも買える

4ドアスポーツクーペのRS7 Sportback performanceとツーリングワゴンのRS6 Avant performanceもやはりパワートレインは従来型となるRSモデルと同じ、4.0LのV8TFSIエンジンに8速ティプトロニックを組み合わせて搭載。もちろん性能を強化しており、両車共に45ps/50Nm向上された605ps/700Nmを発揮する。さらに短時間だけ最大トルクが750Nmまで増強されるオーバーブースト機能も備え、作動時は0-100km/h加速が3.7秒まで短縮されるという。

また従来のRSモデルとの見た目の違いは、21インチアルミホイールやミラーハウジングなどアクセントとしてマットチタンルックを取り入れていること。この点は、RS Q3 performanceと同じだ。

ちなみにRS performanceとRSはAudi Sport店で取り扱われるものの、R8とは異なり、これまで同様に全国の正規ディーラーでの購入も可能となる。

スポーツモデルの販売、2020年には倍増目指す

アウディ ジャパンの斎藤徹社長は、「R8とRSの販売台数は、アウディブランドの人気が高まるとともに伸びており、昨年は約600台になった。今後、これらのスポーツモデルの販売を強化して2020年にはこの2倍を目指す」と意気込みを語った。Audi sportの展開やRSモデルの強化により、アウディの持つスポーツイメージを前面に打ち出して、日本での新たな柱に据えていくという。

ファンを確保できるか?

近年、アウディは、他社とは異なるアグレッシブなデザインやドイツ車が得意とする先進性、プレミアムな品質などが支持され、日本で急速に成長した。しかし、アウディが新たに確保した顧客は、クルマを「ライフスタイルのひとつ」と捉えるユーザー。すなわち、アウディというブランドにこだわりがあるわけではなく、何かあれば他社のクルマに乗り換えてしまう「移り気」な顧客なのだ。同社にとっては、こうした移り気なユーザーを、長期的にアウディを選び続けてくれる「ファン」に変えていく必要がある。そこで目を付けたのが、ユーザーの支持を得やすいモータースポーツというわけだ。

このため、先代R8はディーラーの中でも選ばれた一部店舗でのみ販売していたのだが、あまり認知されてはいなかった印象だ。販売と整備には専任のスタッフと設備が必要なR8を手掛けるAudi sport店を今回、サブブランドとして前面に打ち出すのは、特別感を演出して認知度を上げる狙いもあるのだろう。

世界的にプレミアムカーの市場は活気があり、各ブランドとも新たなカテゴリー開拓に挑んでいる。そのなかでアウディは、その存在を世界に知らしめたモータースポーツ活動をにスポットライトを当てることで、従来強調してきた新鮮さだけでなく、スポーツ性能やアグレッシブなイメージを改めて前面に打ち出すことで対抗しようとしている。それだけに、今回のサブブランド展開は、アウディの戦略で非常に重要な意味を持つといえる。ただ、モータースポーツファンが減少傾向にある今、ブランドの持つスポーツイメージを訴求することでAudiの販売にどのような具体的な効果があるのか注目したい。

(文・写真 大音安弘)

[日経トレンディネット 2016年7月13日付の記事を再構成]

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