3人集まったらGO! シナガワダイニングテラス
NYスタイル「フードホール」が上陸
羽田空港へのアクセスもよく、新幹線や在来線も多く乗り入れる品川駅周辺は再開発が進むエリア。その品川駅を出てすぐのビルのなかに新たなフードスポットが誕生しました。
オープン空間で料理を楽しむニューヨークスタイル
「シナガワダイニングテラス」は世界のトレンドが生まれる街、ニューヨークで人気の「フードホール・マーケット」というスタイルを取り入れた商業施設。壁を取り払った1つのフロアの中にフード、デリ、カフェ、ベーカリー、ショップが融合しているのですが、日本のいわゆるチェーン店が壁際に並ぶフードコートとは異なる趣き。座席も海辺のリゾートのような階段状になったベンチシートもあれば、ハンモックやキャンプ椅子を配したグランピング風のエリアもあるなど、座席ごとに違う雰囲気が楽しめます。「それぞれの店舗が素材とクオリティーにこだわったおいしい料理を提供し、レストランよりカジュアルなオープン空間をリラックスして楽しむことができる」のがニューヨーク流なのだそうです。
「シナガワダイニングテラス」には4つの店舗が出店していますが、「PIZZA & TAPAS cibo」のメニューは必見。ここでしか食べられないメニューを、とスタッフが作り上げたインパクト強めのピザの数々は、女子会をはじめ、仲間が集まるシーンにはぴったりです。
ピザ生地を5段に重ね、ズッキーニにナス、肉類もパテにハム、サラミと挟み込み、ジャガイモのペーストでつなげた「夏野菜とシャルキュトリーのミルフィーユピザ」(5800円)は、1オーダーでなんと5~6人前というビッグサイズ。切り分けた断面はまるで断崖の地層みたいな強烈なビジュアルです。ここのデザートも、もちろんピザ。「まるごとアップルのタタン風ピザ」(2400円)は1枚でリンゴ3個を使った、これまたボリューム満点の内容です。
ステーキハウス「CASUAL STEAK HOUSE RIB」では、熟成肉の中でも、約2週間うま味を凝縮させた氷温熟成肉が食べられると話題になっています。エイジングビーフのほか、イベリコ豚や日向鶏などのステーキを、カジュアルな価格で気軽に楽しめるのもうれしいポイント。
サイドメニューにはニューヨークでも人気のスティックタイプのグリルドコーン(800円)を。チーズやチリパウダーなどをトッピングしていただきます。サラダはその日の朝に収穫した神奈川県三浦半島の野菜をグリルしてボックスサラダにしたものがおすすめ。
こちらのレストラン2店舗のラストオーダーは23時、閉店は24時。意外に閉店が早めのこのエリアでは、「遅メシスポット」としても活用できそう。このほか、カフェ&ベーカリーの「September roast coffee」や、世界の話題の食材やワインをセレクトしたショップ「KANDOU NIPPON real store」は朝9時からオープンしています。時間帯に合わせた利用ができそうです。
施設内では、広い座席の一角を使った音楽イベントやペイントなどのアートワークショップや、ワインやチーズについて学べるセミナー、メイソンジャーを使ったフラワーデコレーティング教室など体験型コンテンツの実施も予定。近隣のホテルに滞在する国内外からの観光客にも対応できるよう、レセプションには着物コンシェルジュが常駐しています。
日本に上陸したばかりのニューヨーク流のフードトレンド。さっそく体験しに行ってみませんか。
シナガワダイニングテラス
http://www.landmark-tokyo.com/restaurant/shinagawa-dining-terrace.html
※価格は特記がない限り、税抜きです。
(取材・文 GreenCreate)
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