夏バテ防ぐ、健康ドリンク&デザート家電
私をささえる最愛家電
前回記事では、のどごしの良い涼感ドリンクが作れる製品をご紹介しました。今回は素材の栄養を壊さずおいしくいただけたり、添加物の心配がない手作りデザートが作れるなど健康面に配慮した製品をピックアップ。夏だけでなく、1年中使って健康維持に役立てるのもいいですね。
葉物野菜を刻まず投入、栄養丸ごと青汁でいただき
ヘルシオ グリーンプレッソ(シャープ)
果物や野菜など、食材を細かく砕いてこしながら水分だけを絞り出すジューサー。中でも、1分間あたり数十回転という低速で石臼のように押し潰すスロージューサーが注目されています。低速でゆっくり絞るため、食材が空気に触れる機会が少なく味が濃厚になるほか、酸化を抑えるので、普通のミキサーに比べてビタミンなどの栄養素が壊れにくいメリットがあります。
そんなスロージューサーでイチオシなのが、シャープの2016年新モデル「ヘルシオ グリーンプレッソ」。水を加えないで葉野菜を刻まず丸ごと投入、100%ストレートの手作り青汁が出来上がります。
家庭で葉物野菜を使ったジュースを手作りする人もいますが、水分が少なく繊維の多い葉物野菜を生のまま丸ごとジュースにするのは、なかなか難しいもの。しかし、このマシンならそんな苦手を克服できるのです。
例えば小松菜+セロリ+赤パプリカを組み合わせれば、葉酸やビタミンA、ビタミンCがバッチリとれて、疲れにくい体に。「葉物野菜の味は苦手」という人は、葉物野菜+果物など好みのブレンドで、苦味を抑えた無添加&高栄養価の手作り青汁を楽しむこともできます。
タンク内部のフィルターを専用アタッチメントに付け替えれば、冷凍した野菜や果物で夏向きフローズンサラダやデザートもOK。「青汁が苦手」という人こそ、好みのブレンドでおいしく続けられるのでお試しを。4万8470円(税込み)。
http://www.sharp.co.jp/juicer/products/ejgp1.html
ブームの台湾かき氷を手作り 甘味や栄養を自分好みに
電動ふわふわとろ雪かき氷器(ドウシシャ)
近年、台湾風のかき氷がブームになっていますが、それを自宅で作れるマシン。甘い味がついている氷を削るためふわふわで柔らかな口当たりになるところが、透明な氷を削るシャキシャキっとした日本のかき氷と大きく違います。
材料を混ぜて製氷カップに流し込み、冷凍庫で凍らせたら、氷をマシンにセットしてボタンを押すだけ。あっという間に、写真のようなふわふわのかき氷が出来上がります。マンゴー味、いちごミルク味、あずきミルク味、チョコレート味など、レシピも多彩なのでワクワクします。
私のお気に入りはあずきミルクとイチゴミルクです。かき氷というよりアイスクリームのような柔らかさとシャーベットのような氷が混ざった不思議な食感。「ふわっ・とろっ」が舌の上で一瞬に消え去り、「もう一杯」と手が出てしまいます。
味つき氷は、材料をそろえる手間はかかりますが、カロリーを抑えたいなら低カロリー甘味料を使ってみたり、疲労回復にレモン汁を多く入れてみたりと、栄養を管理しやすいデザートです。「冷たいデザートばかり食べて太っちゃう」「子どもがアイスクリーム三昧」というご家庭に一台あると、「またデザート食べちゃった」という罪悪感がなくなるはずです。オープン価格。
http://www.do-cooking.com/fuwatoro/index.html
バナナの栄養を新食感デザートで存分にとる
ヨナナスメーカー・エリート(アントレックス)
ヨナナスは、凍らせたバナナやフルーツを押しつぶしてなめらかにしたアイスデザート。キメ細かい舌ざわりとフルーツを丸ごと味わえるおいしさが口コミで広がり、ヨナナスが作れる「ヨナナスメーカー」は人気が定着しています。
一口大にカットしたフルーツをあらかじめ皮をむいた状態で冷凍させておき、ヨナナスメーカーにセット。あとは軽く押しつぶすようにすれば、ヨナナスの完成です。
バナナを加えるとトロトロ風に、加えない場合はシャーベット風にと、いろいろな食感が楽しめます。果物だけで作るので乳製品アレルギーの心配がありません。砂糖を加えないのでダイエットにも最適です。
最新モデル「ヨナナスメーカー・エリート」は、従来のヨナナスメーカーの連続運転時間が約2分だったのに比べ、約10分と長くなりました。モーターの動作音が静かになったのもうれしい改良点です。
私はバナナをひと房買ってくると、半分は普通に食べ、半分は凍らせてヨナナスに。バナナ+イチゴのミックスが甘くおいしくてやめられない定番でした。夏は朝食をヨナナスにすると、冷たくて食べやすく栄養価も高いのでパワーチャージにうってつけです。6172円(メーカー希望小売価格、税抜き)。
http://yonanas.jp/
大手プレハブメーカーでインテリアコーディネートを担当し、インテリア研究所を経て商品企画部へ。その後、インテリア&家電コーディネーターとして独立。情報ポータルサイトAll Aboutをはじめ、雑誌・新聞・テレビなど幅広いメディアで活動中。家電業界出身ではない中立的な立場と消費者目線での製品評価や、分かりやすい解説に定評がある。
(ライター 内藤綾子)
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