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充実するコーヒーグッズ 水筒型に冷ドリップも

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NIKKEI STYLE

日経トレンディネット

2016年6月1~3日、東京ビッグサイトで、新しいライフスタイルを提案する生活周りのさまざまなものを集めた国際見本市「インテリア ライフスタイル2016」が開催された。現在、モノ系の展示会としては、最も買いたいもの、興味を引くものの展示が多い。今回は、飲食関係の面白い製品を集めた。

コーヒー関連グッズが充実

今回、とても目立っていたのがコーヒー関連の製品。本当に流行しているんだなと実感した。その中で目を引いたのは、フジイのブースだ。まず、湯以外のコーヒーをいれるためのすべてを一つにまとめたオールインワン・コーヒーメーカー「カフラーノクラシック」(1万2000円、税抜き、以下同)。水筒型の製品のフタを開けると中はコーヒーミルになっていて、その下にはドリッパーが用意されている。最下層はカップになっていて、これだけでコーヒーを豆から持ち歩いて飲める状態にできてしまうのだ。

同じくフジイのブースでは、フレンチプレスでコーヒーをいれる道具でありながら、従来のフレンチプレスの味わいを超える「エスプロ・プレス P5」、「エスプロ・トラベル・プレス」も展示されていた。

フレンチプレスとは、コーヒーとお湯を入れて金属フィルターを押し沈めたらあとは注ぐだけという、抽出器具とポットが一体化した手軽なコーヒーメーカー。ただし、コーヒーの微粉が残りやすいこと、抽出してから時間がたってしまった部分と飲むためのコーヒー部分が混ざってしまうといった欠点もある。こちらは、これらの欠点を解決し、スッキリした舌触りの良いコーヒーがいれられる製品。これまでボダムがほぼ独占してきたフレンチプレス型に登場した新しい波なのだ。

コーヒーメーカーでもう一つ。こちらは、台湾のメーカーで日本での流通はこれからだということだったが、いわゆるスロードリップの水出しコーヒーをいれるためのマシンで、「バンデラ アイスコーヒーメーカー」という。

最近、場所を取らず、本体のデザインも置きやすく作られているスロードリップのコーヒーメーカーが増えてきた。だが、この製品は、それにさらにひと工夫。水を4度程度に冷やしてからドリップするという仕掛けになっている。つまり、通常の水出しに比べ、さらに低温で抽出できるということ。電源はUSBで取るので、モバイルバッテリーでも動作する。

同じブランドの製品で、水を冷却し、落下速度をコントロールする部分だけを製品化した「バンデラ アイスコーヒー小型自座機」も用意されていた。普段使っているドリッパーの上に、この装置をセットして水を入れるだけで、4度に冷却された水でのスロードリップが可能になる。「バンデラ アイスコーヒーメーカー」でいれたアイスコーヒーを試飲したところ、たしかに水出し特有のスッキリした甘みが強く感じられた。実際の効果のほどは不明だが、低温抽出の実験ができることが面白い。

コーヒーにこだわるなら水も、というわけではないが、世界で初めてポット式浄水器を発売したブリタが50周年記念モデル「FUN」を展示していた。浄水容量1リットルタイプだが、ブリタ史上最小最軽量。取っ手をなくしたデザインで冷蔵庫の中でも場所を取らない。浄水器部分がブルー、ピンク、パープル、ライムの4色から選べるようになっているポップな製品だ。取っ手がなく上部がスッキリしているので、日本の小さな冷蔵庫でも収まりが良く、より気軽に、それこそコーヒーを飲みたいときだけサッと浄水して使うといった用途でもいけそうだった。

ありそうでなかった日本酒専用オープナー、リサイクル陶土の器

飲み物関連で面白かったのは、マルト長谷川工作所の「ボトルオープンプライヤー(日本酒瓶用)」(5000円)。世の中には栓抜きもあればワインオープナーも、最近ではペットボトルキャップオープナーでさえあるというのに、日本酒のキャップを開ける道具がなかった。そこで新潟のマルト長谷川工作所が、その技術を駆使して作り上げたのが、この製品。

ハンドルを握ると先端の円形部分が少し広がり、日本酒の瓶とキャップの間にスルリと入り込むため、後はテコの要領で開けるだけ。こんなにラクに、カッコ良く、日本酒のキャップが開けられる時代が来たのだ。全国の日本酒専門店と日本酒好きに常備してもらいたい完成度の高さだ。

新潟県三条市の老舗木工道具メーカー、マルナオの「フレンチオーク・ピクニックセット」(3万5000円)は、いわゆるアウトドア用のカトラリーセットとは一線を画す魅力に満ちた製品。

まず、カトラリーセットといっても、収納されているのはスプーンと箸。フレンチオークで作られた木製のスプーンとマルナオならではの握りやすい八角箸が4組、セットになって倉敷のダメージドデニムのケースに収納されている。このケースが使用時にはカトラリースタンドになる仕掛け。素材のフレンチオークは、ブルゴーニュのワイン樽に使われたもの。それを削り出して作られた箸とスプーンなのだ。よく見ると、樽に彫られていた文字などがそこここに残っている。

器では、多治見の有志企業が集まって作り出した陶磁器のリサイクルシステムによって生まれた再生陶磁器、ヨシタ手工業デザイン室と市原製陶による「TRIPWARE」シリーズが、とても興味深かった。言われなければリサイクル素材とは分からないなめらかな質感で、少し厚めに焼かれているけれど、野暮ったくはないデザインが見事。

平皿から湯飲みまでさまざまな形があるのだけれど、それぞれがスタッキングでき、平たいものは深めのもののフタになるようにデザインされているのだ。食器としても保存容器としても使えるようになっているうえ、それぞれの持ち心地が良い。価格も700円から2000円。筆者が欲しいと思ったカップにフタを付けても合わせて1700円。

同じヨシタ手工業デザイン室のブースに展示されていた「ステンレス・ラウンド・バー」シリーズのキッチンナイフが、その姿、握り心地、切れ味ともにとても良い出来だった。手工業と機械工業の見事な融合例としても面白い。

ちょっとしたアイデアで食卓が楽しくなるグッズ

氷でさまざまな形を作る製氷皿は、たくさんの種類があるが、これはうまいと思ったのが、monosの「POLAR ICE」(1500円)。ペンギンとシロクマの形の氷ができるのだが、これをグラスに浮かべると、まるで流氷に乗ったシロクマやペンギンに見える。氷そのものがグラスの中で風景の一部になるという発想が面白い。

土台部分は比較的大きな氷の塊だから、冷やすという意味での本来の氷の役割もしっかりと果たしてくれる。ちょこんと乗ったペンギンやシロクマも大げさでなくかわいい。同じシリーズで「SAVANNA ICE」もあって、これもばかばかしくてかわいいけれど、やはり、ここは氷との相性もあるし、ライオンやカバより、シロクマとペンギンに軍配を上げたい。

飲食編の最後は砂糖。これもコーヒーブームの流れの中と捉えることもできると思うが、そういうトレンド的な考えを吹き飛ばすほど、竹内商店の「MARUKICHI SUGAR」の数々はうまかった。

沖縄産さとうきびから作った原料糖(精製する前の砂糖の原料)のみで作った含蜜糖(精製していないので色が白くない)や、タイ産のさとうきびから作った含蜜糖、北海道産てんさいから作った精製糖など、4種類の砂糖を、小さなキューブ状にして詰め合わせたり、コーヒー豆の形にしたものが展示されていた。どれも味わいが違い、甘さが違い、しかし、それぞれにうまい。また、氷砂糖を作ったときに残る糖蜜をシロップに仕立てたものも扱っていた。こちらは蜂蜜の代わりに使うのも良さそうだ。

(文・写真 納富廉邦)

[日経トレンディネット 2016年6月14日付の記事を再構成]

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