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この夏注目 街でも映えて、ムレないレインウエア3選

この夏注目のアウトドア用品1

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NIKKEI STYLE

野外フェスにキャンプ、今年もアウトドアの季節がやってきた。市場調査を行う矢野経済研究所によれば、国内アウトドア用品市場の売り上げは2010年から毎年拡大を続け、今年も増加が見込まれている。こうした市場の拡大を支えるのが、毎年発表されるアウトドア用品の新製品だ。屋外でも快適に使用できるよう、改良が重ねられているアウトドア用品。2016年は、どれを選ぶのが正解なのか。ここでは、アウトドア用品の中からレインウエア、アウトドアチェア、寝袋、登山靴をピックアップ。第1回となる今回は、1~2泊のテント泊や野外フェスに使える機能を備え、かつタウンユースもOKなレインウエアを紹介する。

汗をかいてもべたつかない「スリーレイヤー」が人気に

近年、街中で着ている人を見かける機会も増えてきたレインウエア。肌寒いときにさっと羽織れて、雨にぬれても平気な防水性を備えていることからタウンユースの需要が高まっている。矢野経済研究所が2016年5月に発表した「スポーツ用品市場に関する調査(2016年)」によれば、「アウトドアブランドのウエアを街で着こなすスタイルがファッションとして定着しており、これらのカジュアル需要の好調さがアウトドア用品市場全体を押し上げている」。

「野外フェスや山登りなど、自然を楽しむレジャーに急な気候の変化はつきもの。突然の雨や気温の低下に対応するため、アウトドアシーンでは欠かせないレインウエアですが、ここ数年は日常的に使用されることを想定し軽量化が進んできました。そんな中、最近は新たな動きとして着心地の面での改良が進んでいます」

そう話すのは、登山用品を中心に取り扱う石井山専 新宿東口ビックロ店の高野典子さん。高野さんによると、レインウエアの内側、肌に触れる部分のつくり方が進化している。

「これまでのレインウエアは『2.5レイヤー』と呼ばれる、外側の布地、防水加工の素材、内側の特殊コーティングによる構造が一般的でした。この特殊コーティングは触ってみるとぺたぺたと肌に張りつく感じがあって、汗をかいたときに不快感の原因になるんです」

2.5レイヤーは肌に張りつき不快なだけでなく、使っているうちにコーティングが劣化しぼろぼろと剥がれてきてしまうという問題点もあった。そこで最近主流になりつつあるのが、内側をコーティングではなく布地を張り、外側の布地、防水素材、内側の布地の3層構造にした「スリーレイヤー」だ。

「内側を布地にするとそのぶん重くなってしまうので、スリーレイヤーはレインウエアでは避けられてきました。ただ、最近は内側に張る布地に改良が加えられ、2.5レイヤーと変わらないほど軽く、薄く作られています。この構造により汗をかいても不快感が少なく、より快適に着ることができるようになっています」(高野さん)

では、そんなスリーレイヤーの技術を取り入れたレインウエアのおすすめを見ていこう。

日本人向けのサイズ感 THE NORTH FACE「クライムベリーライトジャケット」

最初に紹介するのはTHE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)の「クライムベリーライトジャケット」。レインウエアは基本的に外部からの浸水を防ぎ、内部の水蒸気を排出する「防水透湿素材」で作られている。同社のジャケットに使われているのは、その防水透湿素材の代名詞ともいえる素材「ゴアテックス」だ。

「ゴアテックスは一般的にはアウトドア用品への使用で知られていますが、医療現場での人工血管、携帯電話の防水機能など精密さが求められる場面でも使われている素材。その高度な技術力と、登場して30年以上という長い歴史から、信頼性が高い素材といえます」(高野さん)

また、ファッション性の高いアウトドア用品を多く取り扱うL-Breath(エルブレス)新宿店の森岡智行さんによれば、ザ・ノース・フェイスが人気の理由はその高い性能だけではない。

「ザ・ノース・フェイスのレインウエアは街中でも着ている人をよく見かけるほど、普段使いしている人が多いです。これはほかのブランドに比べると細身に作られていて、日本人の体形に合わせやすいから。休日の普段着としてだけでなく、通勤時にスーツの上から羽織って使う人もいます。レインウエアのようなアウターに限らず、Tシャツなども人気があります」(森岡さん)

4万円弱と少々値が張るものの、それでも多くの人に支持される理由は、高い性能と日本人向けのサイズ感にあるといえそうだ。

いつでも着ていられる快適性 MILLET「ダブルセブン 50000 ストレッチ ジャケット」

本格的な登山など、この夏ハードなレジャーを楽しみたい人にはMILLET(ミレー)の「ダブルセブン 50000 ストレッチ ジャケット」だ。名称の「50000」とは透湿性を示した数値。透湿性は生地1平方メートルあたり24時間に何グラムの水分を透過できるかで計測するが、この製品はザ・ノース・フェイスに採用されているゴアテックスと比較しても非常に高い数値を誇る。

「生地の厚さにもよりますが、ゴアテックスが1平方メートルあたり24時間に30000グラムの水分を透過するのに対し、この製品は50000グラムを透過。数値の上で比較しても最高度の透湿性です。湿気や熱がこもらないのでずっと着ながら行動できます」(高野さん)

荷物が多かったり足場が悪かったりする山道では、ちょっとした上着の脱ぎ着もわずらわしいもの。上着を脱いで持ち歩くのが面倒で、何となく着続けているうちに汗だくになってしまったという経験がある人もいるだろう。そんな人にはありがたい性能だ。

快適に着続けられる工夫はほかにもある。胴の両脇についた大きなポケットがメッシュ素材になっていて、ここを開けると内側に風が通り、熱を逃がしてくれるのだ。「ベンチレーション」と呼ばれる構造で珍しくはないものの、常に着続けていられる快適さを追求して作っているのが感じられる。

加えて、生地のストレッチ性が高いのも特徴。袖を通してみると、他のレインウエアに比べて生地がとてもやわらかく、タイツ地のように伸びることに驚いた。レインウエア特有のごわつきがないので、突っ張ることなく腕を曲げ伸ばしできる。日常生活で着心地を求める人にも、少しハードなレジャーに挑戦する人にもおすすめだ。

HELLY HANSEN「スカンザへリーレインスーツ」はフェスで映えるデザインが人気

これまでに見てきたザ・ノース・フェイスもミレーもそうだが、レインウエアは単色のベーシックなデザインが多い。何にでも合わせやすいシンプルさもそれはそれで魅力だが、夏フェスなどのレジャーで着るならもう少し派手なものがほしいという人もいるだろう。そんな人におすすめなのが、HELLY HANSEN(ヘリーハンセン)の「スカンザへリーレインスーツ」だ。

「防水性の面ではゴアテックスよりやや落ちますが、透湿性ではこちらのほうが少し上。色やデザインにもこだわりながら、ライトな山登りやフェスを楽しみたい方に人気の商品です」(森岡さん)

ビビッドな色合いか自然になじむアースカラーのどちらかが主流のレインウエアの中で、あえて白地にストライプというデザインは人目を引く。街中でも使え、デニムやチノパンと合わせている人も多い。

自社で開発した素材を使っているため、価格も上下セットで2万円弱とコストパフォーマンスにも優れている。性能も1~2泊程度のテント泊であれば十分で、手軽に始めたい人にはもってこいのレインウエアだ。

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手持ちのデニムやチノパンと合わせるだけでも十分だが、最近世界的に流行しつつあるスポーティーな要素を大胆に取り入れた着こなし「アスレジャー」を意識して、スウェットやレギンス、ショートパンツと合わせてみるのもいい。アスレジャー(Athleisure)は運動競技(athletics)と余暇(leisure)を組み合わせた造語で、テイラー・スウィフトやミランダ・カーといったニューヨークの女性セレブから火が付き、ジャスティン・ビーバーなどメンズセレブにもブームは拡大中だ。性能だけでなく、トレンドも上手に取り入れてアウトドアウエアを楽しみたい。

次回は、様々な場面で重宝するアウトドアチェアを紹介する。

■この夏注目のアウトドア用品
 街でも映えて、ムレないレインウエア3選
 夏フェス、BBQ,花火… 最適なアウトドアチェアは
 家族や恋人と親密度もアップ?夏の「個性派」寝袋3選

(文 小沼理=かみゆ)

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