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分離・合体・自作パーツ ギミック満載の超軽量マウス

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日経トレンディネット

マッドキャッツは、ゲーム用の周辺機器を作っているメーカー。PCゲーム用のキーボードやマウスも数多くリリースしている。そんなマッドキャッツの製品の中でひと際目を引くものがあった。重さたった50gという超軽量ゲーミングマウス「R.A.T. 1」だ。

筆者が普段使っているワイヤレスマウスは電池込みで135gである。そのほかに所有しているマウスも100gオーバーのものばかりで、有線とはいえ50gというのは驚異的な軽さと考えていいだろう。しかも3つのパーツに分離したり、手にフィットするようにパーツの取り付け位置を変えられるという。筆者はPCゲームはほとんどやっていないが、軽さや分離合体するギミックに心を引かれて発売と同時に買いに走った。それから数カ月使い込んだ結果をここで紹介したい。

見た目は"スカスカ"だが丈夫にできている

「R.A.T. 1」は、見た目ですぐに分かる通り、マウスとして必要な部分以外はそぎ落とし、さらに各部に穴を開けて徹底的に肉抜きしている。全体は3つのパーツで構成されている。前方にある小さいマウス本体、それを囲むフレーム、手のひらが当たるパームレストの3つだ。

スカスカに見えるが、意外に丈夫な作りで、各パーツ同士はしっかりかみ合っている。力を入れて握ったり、手を被せて上から強く押すなど少々乱暴に扱っても、たわんだりガタついたりといったトラブルは今のところない。

スカスカの本体は、軽さのほかにも汗で蒸れにくいというメリットがあると感じた。材質は安っぽい樹脂製で高級感はあまりないが、クリックボタンの表面やパームレスト部分の表面はサラっとしていて触り心地がいい。手のひらが蒸れやすい人やボタン表面がベタベタするのが苦手な人に向いていそうだ。

バラバラにするともっと軽くなる

前述のように3つのパーツに分割できるが、メインのマウス部分だけでも約33gの"超軽量マウス"として利用できる。指先でつまんで操作することになるので、マウスに手をべったりと載せて使う人には向かないが、この形で使うのもアリだろう。有線マウスだが、ここまで小さく軽くなるならモバイル用として使えそうだ。

手にフィットする位置を選べる

手のひらが当たるパームレストの部分は、位置を前後に5mmずらして付けられる。写真で見るとちょっと位置をずらせるだけのように見えるが、これだけでも手の平へのフィット感はかなり違ってくる。これは両方の位置を試してみて、好みの位置で使うといいだろう。耐久性は使い始めて数カ月なのでまだ判断できないが、パームレスト取り付け部分はガッチリしていて、グラグラすることなく安定して使える。

実は、このパームレストのパーツを3Dプリンターで作るためのデータがマッドキャッツのWebサイトで公開されている。その気になればオリジナルデザインのパーツが作れるわけだ。実際に作る人は少ないと思うが、こうした遊びを用意してくれるのはうれしいところだ。

ボタンやホイールの使い心地は良好

マウスとしての使い心地だが、まずスクロールに使うホイールボタンは表面がゴム素材で、カタカタとしたクリック感のあるタイプだ。回転はやや固めで遊びは少ない。そのすぐ手前には前後に押せるレバーがある。左右のクリックボタンはカチカチとした心地よいクリック感で、重すぎず軽すぎずといったところ。こちらも遊びは少ない。個性的なマウスだが、ボタン類の使い心地は良好で、マウスとして快適に利用できる。

対応OSはWindows 7/8/8.1/10(32ビットおよび64ビット)。筆者はWindows 7と10で試してみたが、どれも接続するだけで標準マウスとして問題なく利用できた。

マッドキャッツのWebサイトからドライバーやソフトウエアをダウンロードしてインストールすると、ゲーミングマウスらしい細かい設定が可能になる。ボタンの役割、マウスカーソルをどのくらい細かく動かすか(マウス感度)、利用者がマウスを動かしたという情報をどれだけの頻度でパソコンに送るか(ポーリング率)を変更できる。解像度の高い液晶ディスプレーを使っている人は、感度を変えてしっくりくる値に変更してみるといいだろう。

軽いマウスで身体が楽になった

購入して手に持って最初に思ったのは、とにかく軽いということだった。小さくて軽いマウスなら使ったことがあったが、「R.A.T. 1」は一般的な大きさのマウスで羽根のように軽い。店頭でパッケージを持った時、空箱かと思ってしまったぐらいだ。

実のところ、最初は軽すぎて使いづらかった。カーソルを少しだけ動かすつもりが勢いよく動きすぎてしまうのだ。これは、筆者がこれまでマウスの重さ・慣性を利用してカーソルの動きを止めたり、細かく動かしたりといった使い方を無意識のうちにやっていて、それがマウスが軽くなることでできなくなったからだろう。本体が軽すぎて、ケーブルの動きに負けてマウスが勝手に動いてしまうこともあった。

しかししばらく使っていくうちに、軽いマウスに合った使い方が身についてきた。カーソルを止めるときにマウスの重さに頼らず、手の動きで確実に止めるように意識するのだ。これが分かってきてからは使いにくいと感じることはなくなった。

また、軽さとは関係ないが、久しぶりに有線マウスを使ってそのメリットを見直した。電池切れの心配が不要で、いちいち電源スイッチのオン・オフを気にしなくてもいいのがとても楽。ひとつ要望があるとすれば、カラーバリエーションが欲しいことだ。黒と黄緑の組み合わせ以外の色も欲しいと思う。

パソコンを使っている時間の大半は、マウス(ノートPCならタッチパッドだが)に触れている。そのためマウスが使いにくいとパソコン自体が使いにくいと感じてしまう。使いにくさの原因はマウスかもと思ったら、自分に合うマウスを探してどんどん試していくべきだろう。

筆者の場合、このマウスのおかげで肘、手首、肩の凝りが若干楽になったように感じている。重いマウスを使っていて、知らず知らずのうちに筋肉が強張っていたのかもしれない。以前使っていたマウスをたまに手にすると重すぎてとても疲れるほどだ。ゲーミングマウス本来の使い方からはかけ離れてしまったが、軽いマウスには色々なメリットがありそうだ。

(IT・家電ジャーナリスト 湯浅英夫)

[日経トレンディネット 2016年6月10日付の記事を再構成]

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