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「結果にコミットする」のフレーズと筋肉ムキムキの映像が思い浮かぶ、ライザップのテレビCM。その派手な広告宣伝も実は、数多くのテストを繰り返して得たデータに裏付けられたものだった。原点には資本金を使い果たして手持ち金が13万円にまで減った苦い経験があると、健康コーポレーション社長の瀬戸健氏は語る。

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大学生の頃から、パソコンとその教材を販売するなどの仕事をしていました。大企業に就職する道は、考えたことがありません。起業以外で考えたのは、カウンセラーになること。高校時代から人の相談にのることが多くて、キューピッド役も得意でした。女の子の悩みを聞くのも、苦にならない。

女性って誰かに悩みを相談するときでも、問題解決してほしいというより、自分の気持ちを理解してほしいんですよね。そういう女性の気持ちを理解するのと営業は、どこか通じるものがあるかもしれません。

結婚と同時に起業、妻と二人三脚

健康コーポレーションを設立したのは2003年4月です。結婚とほぼ同時に起業しましたので、妻と二人三脚のスタートです。

「最悪の場合はどうなると思う?」そんなことも2人で話し合いました。

健康コーポレーション社長の瀬戸健氏

健康コーポレーション社長の瀬戸健氏

でも、どんなに考えても、そんなにひどいことになるような気はしませんでした。仮に借金が返せなくなって自己破産することになったとしても、1人20万円ずつ稼げれば、やっていける。「だったら、全然、最悪じゃないよね」という結論にも至りました。

ただし、現実は甘くありません。経営は失敗続きで、順風満帆とはいきませんでした。

最初に手がけたのは大豆のサプリメントです。商品を知ってもらうために、衛星放送で10万円のテレビ広告も打ちました。いざそれが流れるという日、妻と当時雇っていた社員2人の合計4人で電話の前に座り、「たくさん問い合わせがあっても、みんなで絶対に乗り切ろう」と声を掛け合いました。

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