サインインは指一本 PC向け指紋リーダー
家族でパソコンを共用したり、仕事用と個人のアカウントを使い分けたりと、1台のパソコンに複数のアカウントを登録しているケースは多いだろう。特に一人で複数のアカウントを使い分けている場合は、パスワードも含めて間違えないように管理するのは大変。サインイン時の操作も面倒だ。
こんなとき便利なのが指紋リーダー。指をサッとスライドするだけで、サインインできる。さらに、登録する指でアカウントを使い分ければ、認証に使う指を替えるだけでアカウントも切り替えられる(図1)。特にウィンドウズ10では、マイクロソフトアカウントの使い分けに便利。しかも、生体認証機能の「ウィンドウズハロー」が使えるため、別途ソフトをインストールせずに使える。
ラトックシステムの「SREX-FSU3」をウィンドウズ10で使ってみよう(図2)。「設定」の「アカウント」にある「サインインオプション」で指紋を登録できる(図3、図4)。これを指を替えながらアカウントごとに繰り返せばよい。
本製品は、付属ソフトでファイルの暗号化やウェブブラウザー上でのログインの自動化もできる(図5、図6)。ただし、ウィンドウズハローとは同時に使えないため、ウィンドウズ7や8.1ユーザー向けの機能だ。
(スプール 宮川泰明)
[日経PC21 2016年7月号の記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。