店舗受付やデジタルサイネージ向けのユニークPC
エプソンダイレクトの「TD160E」は、15.6型のタッチパネル液晶を搭載したパソコン。主に店舗のカウンターや受付に置いて、POS端末やデジタルサイネージ、学校の授業などの用途を想定したユニークな製品だ。
●直販価格:9万9800円(最小構成、送料・税別)~
●CPU:セレロンN3150(1.6GHz)
●ストレージ:64GB(SSD)
●メモリー:2GB
●液晶:15.6型(1366×768ドット)
※スペックは最小構成時のもの
本体はコンパクトだが拡張端子は充実しており、SDカードスロットや2つのUSB3.0端子、HDMI出力端子などを備える。また、背面にはPOS機器などを接続するためのシリアルポートを用意するのが特徴だ。
後ろには金属製のガッチリとした作りのスタンドが付いていて、これで自立する。スタンドのトルクはかなり強く、浅い角度にして画面を強めにタッチしても、倒れることなく安定して使える。
向きを感知するセンサーがあり、縦向きにすると画面の向きも変わる。
ディスプレーはタッチ対応。デジタルサイネージとして動画やスライドショーを映して使うのに十分な画質だ。
液晶の上部にはカメラがある。例えば受付用の機器として設置すれば、カメラで訪問者を確認できる。また、上面には縦・横どちら向きに設置しても押しやすい位置に、電源ボタンや画面の明るさを調節するボタンが付いている。
キーボードとマウスはオプションで別途必要だ。キーボードはワイヤレスのものにすれば、本体の設置の自由度が増す。
CPUの冷却ファンがなく、動作音はとても静か。図書館や喫茶店のような場所でも使いやすいだろう。通信機能は無線LANだけでなく有線LAN端子も搭載する。OSはウィンドウズ10のほか、ダウングレードでウィンドウズ7も選択可能。約1.8時間駆動できる別売のバッテリーも内蔵可能で、電源のない場所でも利用できる。
(ライター 湯浅英夫)
[日経PC21 2016年5月号の記事から再構成]
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