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データ解析法・魚のさばき方… ネット通じスキル伝授

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NIKKEI STYLE

 インターネットを通じて自分の知識やスキルを有料で提供するサービスが広がってきた。ネット上で動画を使った授業をしたり、実際に講師が生徒に会って教えたりする。IT(情報技術)や語学、ヨガなど講座の内容は幅広い。講師にとっては生徒からの反応次第で収入増や知名度を高めることができる。

「自分が持つITの知識が誰かの役に立ってくれればうれしい」。都内の大学の研究員、辻真吾さん(40)はこう話す。昨年11月から動画配信のオンライン学習サービス「Udemy(ユーデミー)」で講師を務めている。プログラム言語を使ってビッグデータを解析する内容はかなり専門的だが、これまでに約1500人が受けた人気講座だ。1回約5分の動画が104回分あり、これを見て学んでもらう。

講師になるにはユーデミーのサイトで自分のプロフィルを登録する。講座のカリキュラムを作成し、内容のチェックを受けた後に公開となる。動画は自分で撮影して編集するが、撮影機材などは借りることもできる。

同級生は1000万人

自分が話す様子を撮影したり、講座で使う資料を画面で映しながら音声を入れる人もいる。辻さんは自前のマイクを使用した。ユーデミーは米国で始まり、世界中で1000万人以上の受講者がいるという。日本では昨年からベネッセコーポレーション(岡山市)が日本語版を提供している。講座数は約500。

受講料は1講座2400~6000円で、生徒が内容に納得できない場合は30日間の返金保証を用意している。講師にはユーデミーへの手数料を差し引いた分が支払われる仕組み。「自分の知識やスキルを生かして収入を得られるのがやりがいの一つ」とベネッセの菊井顕治さんは話す。

講師が実際に生徒と会って教えるのが「ストリートアカデミー」だ。サイトで講師と生徒を募集してマッチングしている。授業の場所は貸会議室やイベントスペースなどでサイト内で紹介する。講座は全国各地で開かれており、生徒は自分の都合のいい場所と時間を選べる。

受講者数は延べ4万5000人で講座数は約5600。受講料は講師が500円から自由に設定できるが、「3000~5000円の講座の人気が高い」とサイトを運営するストリートアカデミー(東京・文京)の藤本崇社長は話す。授業時間は1~2時間が中心だ。講師は全国で5000人いる。それぞれが細かい専門知識やスキルを生かした講座を提供する。魚のさばき方やバック転のしかたなどユニークなものも多い。これらが「飲み代1回程度」(藤本社長)の手ごろな価格で教わることができるため、生徒からの反応も好評だという。

口コミで講師選び

講師の質は講座を受けた生徒によって評価される。口コミを書き込むコーナーでは講座に対する意見が寄せられ、講師を選ぶ基準の一つになっている。人気の講座は定員数がすぐ埋まるといい、講師にとっては「自分のブランドをつくれる場になっている」(同社)。職業もフリーランスの人が多く、サイトを通じて名前を売るチャンスととらえているようだ。本の出版にこぎ着けた人も出てきた。

こうしたサービスが広がる一方、課題となっているのが講師の質の確保だ。サイトで講師と生徒を結びつける「サイタ」は、語学や手品、スポーツなど約300種類の講座が個人レッスンで学べる。ただネットで紹介された講師と会って授業を受けるのは不安に感じる人もいるとみて、同社では生徒の安心感を高めるための工夫をしている。

講師は必ず面接をしたうえで登録するかどうかを決めている。講座開設後も同社の社員が生徒になりすまして講師を抜き打ちチェックする「覆面調査」も実施。目新しさや手軽さだけでなく、今後は講師の質がいっそう問われることになりそうだ。

(メディア戦略部 古山和弘)

[日本経済新聞夕刊2016年4月14日付]

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