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リボンで華やか 大人女子も楽しみたい

2016/4/5 日本経済新聞 プラスワン

 リボンは子供向けの装飾というイメージからか、ある程度の年齢になると、何となく身につけるのが難しくなりがち。でも華やかさやかわいらしさを演出してくれるアイテムを、大人だって楽しみたい。素敵に見えるには、素材や大きさ、つける位置などにコツがある。大人ならではのリボンファッションを楽しもう。

■天然素材、シックな色味を

リボンの楽しみ方を語る「日本おリボン党」の白川みきさん(東京都渋谷区のSHINDOのS.I.C.ショールーム)

 薄い羽のような物から、光沢がきらびやかな物まで、様々なリボンが並ぶSHINDOのS.I.C.ショールーム(東京・渋谷)。「おしゃれなリボンは見ているだけで気分がワクワクする。身につければ、女子力が確実にアップする」と話すのは白川みきさん。

 白川さんは、名古屋を中心にリボンの魅力と大人のリボンファッションを発信する「日本おリボン党」を立ち上げ、活動している。30~50代女性を中心に全国から600人近くが参加している。「いくつになってもリボンを楽しんでほしい。気分が高揚し、若々しくいられる」(白川さん)

 ただ、リボンが醸し出す若々しさは、使い方次第で「年がいもない格好」と映ることにもなりかねない。

 白川さんは「大人がリボンをするなら上質な素材感の物を。化繊よりは天然繊維を選んで」と強調する。お勧めはシルクシャンタン。ウエディングドレスによく使われる素材で、上品な張りと控えめな光沢がある。固く密に織られた横うねが特徴のコットングログランも使いやすい。「カチッとした織りで、リボンでも甘くなりすぎない」

 色はパステル系より黒や紺がふさわしい。「結んだ形が甘い印象なだけに、色味はシックに」が鉄則だと心得よう。

 リボンは髪の毛をアレンジするときに使うことが多い。白川さんが勧めるのはリボンが付いたカチューシャだ。「髪の表面を無造作にすくい上げただけのハーフアップやお団子ヘアでも、リボンカチューシャをするだけで、きちんとした感じになる」(白川さん)

 ただ、注意すべきは、リボンが真上にこないようにすること。「頭の上にくればくるほど幼く見える。カチューシャをしたとき、リボンが片耳のすぐ上に斜めに付いているデザインが望ましい」(白川さん)

 ところで、男性は女性のリボンファッションをどう見ているのだろう。「これみよがしのリボン使いはNG。さりげない位置にさりげないリボンをしているとすてきだなと思う」と話すのは、ヘア&メークアップアーティストの田中宏典さん。

 田中さんは「正面から見て耳より後ろにあるのがいい。たとえば低めの位置で緩くまとめたポニーテールに、細めのテープリボンか小さめのリボンつきバレッタをあしらってみては」と助言する。異性に好まれるのを目指すなら、主張しすぎないリボンコーディネートを心がけよう。

■ベルト・靴ひも代わりに

 リボンは髪飾り以外でも楽しめる。リボンが付いた服や小物を選ぶ、自分でリボンをプラスするのもよい。ただ、真っ正面に大きなリボンをつけるなど、悪目立ちしないのが大前提だ。

 「コートやワンピースのベルト代わりに、ウエスト部分に巻いて結ぶといい」と白川さん。すそが自然なAラインになり、シルエットも女性らしくなる。

 「リボンをくるっと手首に巻いてブレスレットにするのもおしゃれ」(白川さん)。金属のブレスレットや時計と重ね付けするのもいいだろう。首に巻けばチョーカーになるし、スニーカーの靴ひも代わりにリボンを通せば、カジュアルな靴もエレガントに映る。

 「髪飾りと同色のリボンをバッグなどに結んでペアで楽しむといい」と提案するのは、約7万商品をそろえる高級服飾リボン専門サイト「リボンズ」代表の大久保武さんだ。同サイトで人気があるのは、30~60ミリの太幅のリボン。サッシュベルトなどさまざまな用途に使われているという。

 手軽にかわいらしさを表現できるリボン。上手に取り入れてみてほしい。

(ライター 松田 亜希子)

[日経プラスワン2016年4月2日付]

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