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年賀状、スマホで手軽に 保存の写真使える 片手で簡単に操作、パソコンは不要に

2015/11/27 日本経済新聞 夕刊

 何かと忙しくなるこの時期、忘れがちなのが年賀状だ。年末に慌てないように、空き時間にアプリで一足先に年賀状を作成してはどうだろう。スマートフォン(スマホ)に保存してある写真を使えば、パソコン(PC)などに写真を取り込む手間が不要なため、スムーズに作ることができる。高画質な年賀状を印刷できるサービスも相次いでいる。

■パソコンは不要に

スマホの写真を使って年賀状を作ることができるアプリ「フジカラーの写真年賀状2016」

 「初めての夫婦の年賀状は10分で作れました」。さいたま市に住む主婦の関根英里さん(25)は、富士フイルムの「フジカラーの写真年賀状2016」を使ってニッコリ。

 6月に結婚した関根さん。結婚式の写真を友人からフェイスブックなどを通じてもらいスマホに保存していた。しかし、自宅にはPCがない。どうやって写真を年賀状に載せたらいいかと悩んでいたとき、同アプリを見つけた。テンプレートは445種類。好きなテーマやカテゴリーに従ってテンプレートを選び、スマホ内の写真を埋め込めば、年賀状が完成する。スタンプやコメントも追加できる。関根さんは、家事の合間や移動時間を活用して5パターンの年賀状プランを作成。夫の帰宅後、二人で相談しながら今年の年賀状を完成した。

 人気の理由は手軽さと同時に写真の仕上がりだ。独自の画像解析による自動補正の「イメージインテリジェンス」機能がつく。アプリを担当する同社フォトイメージング事業部の小川敦さんは「一般的なフィルター機能と比べて、より自然な色味で奥行きのある画像に仕上がる」と話す。基本料金(税込み)は写真1~2枚のテンプレートで1512円、3枚以上で2160円。ここに年賀はがき代と印刷代48円(12月10日から52円)が加わる。完成したはがきは自宅や最寄りの店舗、コンビニエンスストアでも受け取りが可能。店舗で受け取る場合、一部の店で印刷代や基本料金が異なる。

 30~40代の主婦に人気を集めるのが「ノハナ年賀状2016」だ。子供や家族の写真に合うように、パステルカラーなど優しい色調で柔らかい雰囲気のテンプレートを多数用意。200種類のデザインから選べる。細部にこだわり、大森和悦社長は「多くのテンプレートでは手書きのコメントが付け加えられるように、あえて余白を残すデザインにしている」と話す。

 操作はテンプレートの写真枠に選んだ写真をドラッグするだけ。ドラッグした写真は指先で拡大したり、回転したりできる。片手で簡単に操作できるため、子供をあやしながら5分で年賀状を作成する主婦もいるという。価格は、1280円(12月1日から1480円)の基本料金と540円の送料、年賀はがき1枚につきはがき代と印刷代45円、がかかる(すべて税込み)。最低10枚から注文ができる。

■画質にもこだわり

 完成度にこだわりたい人は、あらかじめ仕上がり具合を無料サンプルで確認できるCONNECTIT(コネクティット、東京・千代田)の「スマホで年賀状2016」がおすすめだ。ユーザー登録すると、普通紙と写真用紙で無料サンプルを1枚ずつ受け取ることができる。

 「手書きスキャン」機能も用意。直筆の文字や絵を撮影してアプリで読み込めば、簡単に年賀状に載せられる。子供が描いたイラストなど、アイデア次第で手作り感のある年賀状ができる。価格はサービス料とはがき代で1枚130円(税込み)。画質にこだわりたい場合、1枚160円(税込み)の写真用紙も選べる。自宅での受け取りには650円(税込み)かかるが、同社が完成後にそのままポストに入れる「投函(とうかん)代行」は無料で行う。

 メールでのやりとりが増えたとはいえ、年の初めにはやはり年賀状が欠かせない。それだけに自分に合ったアプリを選びたい。

(電子編集部 中山美里)

[日本経済新聞夕刊2015年11月26日付]

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