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「おひとり様」アラフォー女性 婚活最前線

 

2015/11/10 日本経済新聞 プラスワン

 必死にキャリアを積むうち、気づけばモテ期を過ぎた「おひとり様」。そんなアラフォー女性にとって、どんな「婚活」が幸せに結びつくのか。お見合いやネット婚活、趣味コンなどを体験した都内で働く30~40歳代の女性4人に、本音を語ってもらった。

■条件絞り果敢に 結果出ず消耗も

 ――どんな活動をした?

 (婚活で結婚、42歳会社員) 今春、友人に紹介された6歳年下の夫と結婚するまで、お見合いや結婚相談所、パーティーなどあらゆる機会を利用。職場に出会いはなく、10年間、週末は婚活一色でした。

 (交際中、38歳フリーランス) 同世代の男友達は結婚願望がなく対象外。2年ほど結婚相談所でお見合いしたが残念な結果だった。今年、ネット婚活を思い切って始めた。現在付き合って1カ月です。

 (休止中、35歳会社員) 30代で付き合ったのは結婚願望のない人ばかり。子供も欲しかったので、今年、半年ほど集中して街コンや趣味コン、お見合いなどに参加。50人以上に会ったが理想の出会いはなく、今はやめました。

参加者に「婚活とは何か」というテーマでひと言書いてもらった

 (迷い中、44歳自営業) 40歳目前に焦り、38歳から知人や友人の紹介で5回ほどお見合い。ネットも勧められたが、個人情報の公表が不安で未経験。

 ――ネットの実力は?

  無料サイトは遊び人が多いし、有料サイトにいるエリート男性は若い女性を選ぶ。ある程度、条件で絞られた人が来るパーティーの方がいい。

  自己紹介欄にあえて個性的な趣味を書いて相手を絞った。希望通り、年上の彼と出会えた。周囲で3人がネットで結婚した。使い方次第では。

 ――同じ趣味の相手を探す趣味コンの印象は?

  植物園に行く企画に参加。同じ趣味でも気が合うとは限らず、他人に見られるのも苦痛でした。

 ――婚活中はつらい?

  好みじゃなくても、私にはこの人しかいないのかも、と悩んだ。

  頑張っておしゃれして最高の自分で出かけても結果を出せない。続くとかなり消耗しました。

  相手にやる気を感じないことも。消極的な男性は多く、女性慣れしていないのか、普通の会話を楽しめる人は少ない。

 ――活動して良かった?

  やってみたからこそ、しなくてもいいと思えた。やはり、条件で相手を選び合うのは不自然。

  どんな結婚相手を求めているか分かっていなかったと自覚。これからは積極的に活動したい。

  いろんな人と会ったおかげで、今の夫に出会った時にビビッと気づけたと思う。常にアンテナを張っておくことが大切。

■「デキる」強調、逆効果も

 「アラフォー独身女性には、異性にもて、仕事に趣味にと励んできた魅力的な人が多い」と、結婚情報サービスのオーネット(東京・世田谷)広報の沢田信子さん。女性会員の入会年齢は34~35歳が最多。出産など年齢的なリミットに焦って始めることが多い。

 魅力的ならゴールは近いかと思うが、そう簡単ではない。年齢とともに年収も増え、自分磨きに投資。自分の価値が上がったと思うほど、結婚に妥協できなくなるという。アラフォー婚活成功のコツは「相手に求める条件を一緒に暮らす上で絶対に譲れないことに絞ること」と沢田さん。まず出会える人数を増やそう。

 話題は仕事の努力話より、「料理など家庭的な特技をさりげなく」(沢田さん)。外見も女性らしい「やまとなでしこ」を求める男性は今でも多いようだ。

 全国仲人連合会(東京・品川)の志賀二三恵さんは「相手の短所ではなく、長所を見て」と助言してきた。「結婚しようと思った時が適齢期。即行動、決断することが成功の近道」

 仕事、出産・育児など人生の選択を迫られる30~40歳代。納得できる道を考えて選びたい。

(柳下朋子)

[日経プラスワン2015年11月7日付]

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