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「五十肩」放置は禁物 肩甲骨ストレッチでケアを

NIKKEIプラス1

2017/5/13付 NIKKEIプラス1

痛みの変化に合わせた「肩甲骨ストレッチ」で可動域を広げる(PIXTA)

 ある日突然、肩に激痛が走り、動かせなくなる。腕が上がらなくなる。一般の肩凝りとは異なる、日常生活にも支障をきたすようなつらい痛みの正体は? 中年以上の人に多い五十肩のケア方法を探った。

 50歳代で発症する例が多いことから五十肩と呼ばれる肩の病気がある。40歳代なら四十肩と呼ぶが、症状は同じだ。ケガをしていないのに、ある日突然、片方の肩が激しく痛み、腕を上下左右に動かせなくなる。シャンプーする、シャツに袖を通す、つり革をつかむといった日常動作も困難になるほど。就寝時にズキズキ痛むのも特徴だ。

 正式名称は肩関節周囲炎。はっきりした発症原因は実はわかっていない。国立病院機構京都医療センター(京都市)整形外科の中川泰彰部長によると「肩関節を構成する組織が加齢とともに変化し、炎症が起きるのが関係しているといわれる」。

 肩凝りの一種と思っている人が多いが、筋肉疲労や血行不良が原因の肩凝りとは別物だ。肩凝りと五十肩の判別は「肩を自由に動かせるかどうかが一つの基準」と中川部長。自己判断せず、専門医による早期の確定診断が必要だ。

 五十肩と診断されたら、放置は禁物。適切な処置を怠ると、肩関節が固まって動きが制限され、回復しづらくなる。痛みの変化に合わせて、ケアとリハビリをしよう。

 炎症が始まったばかりで痛みがピークの急性期は、安静が基本になる。三角巾で腕を固定したり、薬や注射で炎症を抑えたりするのが有効だ。夜間の痛みがつらい場合は「痛む側の肩を上にして、脇にタオルや枕を挟んで寝るとよい」(中川部長)。腕を体から離した姿勢で寝ると、腕の重みが肩を圧迫するのを防げるという。

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