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群馬・大泉に本場ブラジル料理 肉も果実も豪快串刺し

2017/4/4付 日本経済新聞 夕刊

フェジョンとライス、肉料理を添えた一皿。後ろはパステル(群馬県大泉町のカサ・ブランカ)

 群馬県大泉町は4万人あまりの町民の約10分の1を日系ブラジル人が占める。国内有数のブラジル人コミュニティーがある町の中心部には、日系ブラジル人経営のレストランや商店が散在し、ブラジルの味や雰囲気を楽しめる。東京から電車で2時間ほど、気軽に異文化体験の旅に出た。

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シュラスコで1番人気のピカーニャ。好きな枚数だけ切ってくれる

 ブラジル料理と聞いて、すぐに思い出すのはシュラスコだろう。鉄の串に肉を刺し、炭火でじっくり焼き上げたものを客の目の前まで運び、大きなナイフで好きなだけ切り分ける。

 「ブラジル人が週末にパーティーを開けば必ずシュラスコになる」。レストラン、ロデイオグリルを経営する宮崎マルコ・アントニオさん(52)は話す。もともとは牧場で働く男たちの食文化だったというが、今では「どの家庭でもシュラスコを楽しんでいる」(宮崎さん)という。

 同店のシュラスコでまず登場するのはカラブレーザ(ブラジル風ソーセージ)と鶏の心臓(コラッソン)。日本風に言えばハツで焼鳥屋さんでおなじみだが、塩のほかにコショウを少々振っただけでなぜか外国風の味わいになる。

焼いたコラッソン(ハツ)

 続いて牛バラ肉。5キログラムほどの塊から1センチほどの厚さに切り分けていただく。見た目は硬そうだがナイフを入れてみると軟らかい。「3時間ほどじっくり焼いて軟らかくする」(調理を担当するハガ・ジュリオさん、55)のだという。

 メインは1番人気のピカーニャ(牛肉のイチボ)。1キロほどの肉の塊を4つ、串に刺した状態で供される。それぞれの塊から1切れずつ切ってもらい、いただく。味付けは粗塩だけで、野性味のあるローストビーフといった趣だ。

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