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大自然につかる絶景温泉10選

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NIKKEI STYLE

四季折々の大自然に囲まれた、開放感あふれる絶景温泉。
海、山、あるいは洞窟と一体化した、日常を忘れさせる名湯が各地にある。
旅情に誘われる季節。野趣あふれる露天風呂が心身を癒やしてくれる。

季節や時間で変化 何度でも楽しみたい

海に沈む夕日を眺めながらお湯につかる。山の合間にたゆたう雲海を見下ろしながら湯船に浮かぶ――。泉質や宿の魅力は抜きに、「自然環境と一体化した絶景の温泉」というビジュアル重視の基準で専門家に選んでもらった。1位の「不老ふ死温泉」から10位の「栗駒山荘」まで、海系の温泉と山系の温泉がバランス良く並んだ。地理的にも青森から鹿児島まで、全国から絶景の名湯が選ばれた。

今回のランキングでは、専門家が1位に選んだもののベスト10にもれた温泉が6つあった。赤倉温泉・赤倉観光ホテル(新潟県)、十勝岳温泉・凌雲閣(北海道)、賢島宝生苑(三重県)、みくりが池温泉(富山県)、まつだい芝峠温泉・雲海(新潟県)、姥湯温泉・桝形屋(山形県)――だ。いずれも20位以内には入っている。全国各地で多種多様な湯が楽しめるのは、日本の温泉の底力だ。

絶景の温泉は季節によっても時間によっても、表情を変える。何度も訪ねてみたくなる奥深い魅力がある。増えつつある外国人観光客にも、日本の自然美をぜひ楽しんでもらいたい。

1位 黄金崎不老ふ死温泉 420ポイント
夕日に染まる水平線と一体感(青森県深浦町)

日本海の荒波が目前に迫る岩礁の上にある。まさに海と一体化したロケーションだ。「海岸の近くから湧く源泉は透明だが、鉄分が多いため空気に触れると酸化して茶色に染まる」(支配人の佐藤晃三さん)という。「不」が重なると縁起が悪いとして、「ふ死」とひらがなにしている。「水平線と視線が溶け込むような錯覚がいい。風景と人間が一体化しそう」(中尾隆之さん)

山側は世界自然遺産の白神山地。国定公園内の特別保護区域にあるため照明施設などがなく、利用時間は日の出から日没まで。強風などの悪天候時には入れなくなるほど野趣あふれる露天風呂だ。「夕日に染まる海、水平線のかなたに太陽が沈むサンセット時は息をのむ絶景」(飯出敏夫さん)。「日本人なら死ぬまでに行ってみたい憧れの露天風呂」(高橋俊宏さん)との声もあった。

(1)アクセス JRウェスパ椿山駅から送迎バス(2)問い合わせ先電話番号 0173・74・3500

2位 霧島温泉「旅行人山荘」 410ポイント
湾と桜島を独り占め(鹿児島県霧島市)

創業は大正6(1917)年。100年の歴史を誇る九州の名宿だ。5万坪の自然林に囲まれ、抜群の展望を持つ。1位との差はわずか10ポイント。「大隅半島を見渡す露天風呂からのワイドな眺めは九州随一」(飯出さん)。「霧島の大自然を満喫でき、鹿児島湾と桜島を一望しながらの夕日は印象的」(雨宮健一さん)。海と山の景観を楽しめる。

周辺はリラックス効果が実証された「森林セラピーロード」で、ゆっくり散策できる。四季で色を変える自然林と趣のある多数の露天風呂が旅人を魅了する。「山も海も貸し切り気分で大自然を満喫でき、季節を変えて何度でも訪れたい」(野添ちかこさん)

(1)JR霧島神宮駅からタクシーで約20分(2)0995・78・2831


3位 南紀勝浦温泉「ホテル浦島 忘帰洞」 380ポイント
気分は地球の胎内(和歌山県那智勝浦町)

熊野灘の荒波に浸食されてできた洞窟は間口25メートル、奥行き50メートル。洞窟内に温泉が湧いて湯だまりとなっている。「帰ることを忘れるぐらい心地よい」温泉だ。「薄暗い洞窟内から波の寄せる太平洋を見ていると、地球の胎内に潜り込んだような気分になる」(西村りえさん)

絶景だけではない。「波の音も温泉の景色」(富本一幸さん)だ。「刻一刻と変わる景色を波音とともに楽しめる」(河村亮太さん)。

(1)JR紀伊勝浦駅から徒歩5分で送迎船乗り場(2)0735・52・1011

4位 ランプの宿 高峰温泉 370ポイント
雲上からの眺めに陶酔(長野県小諸市)

標高2000メートルにある「雲上の野天風呂」。「眼下に広がる高峰渓谷が高度感を増す」(富本さん)。「湯船がこぢんまりしているので『絶景独り占め』の特別感がある」(野添さん)。「雲海に沈む小諸市街、蓼科の丘陵、中央アルプスの大観は感動的」(飯出さん)。星空も人気があり「天地の間にいる感覚に陶酔する」(中尾さん)。

(1)北陸新幹線佐久平駅からバスで約70分(2)0267・25・2000

5位 赤穂温泉「銀波荘」 330ポイント
海と空に溶け込む まるで天界(兵庫県赤穂市)

海とつながって見える湯船が特徴的。「鏡のように輝く瀬戸内の海と海面がひと続きになるような天海の湯は秀逸。どの時間も美しい」(山田祐子さん)。「海と空に溶け込むような湯船から見る瀬戸内の大パノラマは圧巻のひと言」(雨宮さん)。時間の流れとともに海の表情が変わり、「夕景も美しい」(富本さん)。

(1)JR播州赤穂駅から無料送迎バス(2)0791・45・3355

6位 大沢山温泉「里山十帖」 290ポイント
百名山とたゆたう雲と(新潟県南魚沼市)

魚沼産コシヒカリで知られる南魚沼市の豪雪地帯にある。築150年の古民家をリノベーションした宿の露天風呂は「朝霧、夕霧、里山にかかる雲の移ろいが独特の情景をつくりだす」(山田さん)。風呂からは日本百名山の巻機山を望める。「露天風呂からの眺めは遮るものがない。夜もいいが、朝一が最高」(高橋さん)。

(1)JR大沢駅からタクシーで約5分(2)025・783・6777

7位 万座温泉「万座プリンスホテル」 270ポイント
雪見も星見も神秘的(群馬県嬬恋村)

標高1800メートルにある高原の温泉郷。星に一番近い温泉として知られ、「雲海の上にある開放的な露天風呂」(郡司勇さん)が楽しめる。硫黄含有量が日本一とされる温泉から望める朝焼けに染まる山々は非日常感にあふれ神秘的。「雪見も星見も楽しめ、ダイナミックな景観に感動する」(野添さん)。

(1)JR万座・鹿沢口駅からバスで約40分(2)0279・97・1111


7位 新穂高温泉「槍見館」 270ポイント
槍ケ岳の雄姿 正面に(岐阜県高山市)

清流・蒲田川沿いにある「槍見(やりみ)の湯」からは、宿の名前の通り「晴れた日には湯船から正面に槍ケ岳の雄姿を望める」(雨宮さん)。槍ケ岳は北アルプスを代表する、日本で5番目に高い山。「アルピニスト憧れの槍ケ岳を眺めながらの露天風呂は山好きでなくても感動するはず」(高橋さん)。奥飛騨の大自然が体感できる。

(1)JR高山駅からバスで約1時間半(2)0578・89・2808

9位 北川温泉「黒根岩風呂」 260ポイント
眼前に太平洋 米国が見える?(静岡県東伊豆町)

「通称、『アメリカが見える露天風呂』」(郡司さん)。東伊豆の波打ち際にあり「音の迫力に圧倒される」(西村さん)。目前の海は四季や時間で様々な景観を見せ、「波音をBGMに海面と同じ目線でどこまでも広がる太平洋を眺めながらゆっくり入りたい」(河村さん)。北川(ほっかわ)温泉の公営で入浴料は大人600円。

(1)伊豆急行伊豆北川駅(2)0557・23・3997(北川温泉観光協会)

10位 須川温泉「栗駒山荘」 240ポイント
山の緑に乗っかる浮遊感(秋田県東成瀬村)

栗駒山の裾野に広がる高原と鳥海山が見渡せる。「横に長い湯船からの眺めは大パノラマの爽快感」(中尾さん)。1100メートルと標高が高く、「山の緑に乗っかるように作られているので宙に浮き、空に包まれたような浮遊感がステキ」(西村さん)。快晴の夜には満天の星空が間近に楽しめる。現在冬季休業中で、営業開始は4月下旬から。

(1)JR一ノ関駅からバスで約1時間半(2)0182・47・5111

◇     ◇

ランキングの見方 数字は選者の評価を点数化。温泉名と旅館・ホテルの名前(所在地)。(1)アクセス(2)問い合わせ先電話番号。4~10位の写真は各宿泊施設と観光協会の提供。

調査の方法 専門家の協力で全国各地の絶景が楽しめる海辺の温泉、山間の温泉を計32選びリスト化。自然と一体化した絶景の温泉という観点で10人の選者に1~10位を選んでもらい、集計した。選者は以下の通り(敬称略、五十音順)。

雨宮健一(KNT-CTホールディングス国内旅行部)▽飯出敏夫(温泉紀行ライター、webサイト「温泉達人コレクション」主宰)▽河村亮太(日本旅行総研)▽郡司勇(温泉チャンピオン、温泉研究家)▽高橋俊宏(Discover Japan統括編集長)▽富本一幸(トラベルニュース編集長)▽中尾隆之(旅行作家)▽西村りえ(温泉ライター、日本温泉地域学会理事)▽野添ちかこ(温泉と宿のライター)▽山田祐子(井門観光研究所代表)

[NIKKEIプラス1 2017年3月18日付]

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