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正月前には大掃除 ピカピカにする100均グッズ10選

 
日経プラスワン

2016/12/10付 日経プラスワン

■汚れに応じて使い分け

 大掃除の時期がやってきた。最近注目されているのが100円ショップの掃除グッズだ。専門家にお薦めを聞いたところ、洗剤やぞうきん、スポンジが上位を占めた。

 1位と2位は重曹より格段に汚れを落とす力のあるアルカリ性洗剤。合成洗剤に比べて環境への負荷が少ない。5位、8位を含め、合成洗剤に対して「ナチュラル洗剤」と呼ばれる。これらを手ごろな価格で入手できるのが100円ショップの魅力だ。

 自然派洗剤は幅広い用途に使える。整理収納アドバイザーのとおやまあいさんは「こうした洗剤をフル活用しながら、落ちない部分に特定の汚れに効果のあるお役立ちグッズを使うといい」と助言する。さっそく作戦を組み立ててみたい。

1位 アルカリ電解水クリーナー 680ポイント
油汚れ・たんぱく質除去に、2度ぶき不要

 アルカリ性の洗剤には油汚れを除去し、たんぱく質を分解する力がある。アルカリ度が高いアルカリ電解水、セスキ炭酸ソーダ、重曹の順にこの力が強い。電解水は水を電気分解して得られる水溶液。合成洗剤のように界面活性剤を使っていないので「食品が入る冷蔵庫や電子レンジ内の掃除に最適」(藤井あや子さん)。「2度ぶき不要で時短にも」(道久礼子さん)。

 スプレータイプで水に溶かす手間もかからず「簡単に汚れを落とせる手軽さがいい」(大津たまみさん)。洗浄力が強く「1本あると助かる」(おそうじペコさん)。手荒れしやすいのでゴム手袋を着用したい。

 (1)大創産業(2)ダイソー、セリア

2位 セスキ炭酸ソーダ 640ポイント
水に溶かす手間はあるが手放せない

 重曹と炭酸ソーダを混ぜて結晶化させたアルカリ性の洗剤。1袋に200グラムほどの粉末が入っている。水500ミリリットルに5グラム程度で「コストパフォーマンスが良い」(和田由貴さん)。油汚れから電気のスイッチ、ドアノブの手あかまで幅広く使える。

 「お湯に溶かし、五徳や換気扇などをつけ置き洗いすると、頑固な油汚れがとれる」(東いづみさん)。シーツや衣類についた血もつけ置き洗いで落とせる。「水に溶かすひと手間はあるが、慣れると手放せない」(藤井さん)。ゴム手袋は必要。白木のタンスなどには変色の恐れがあるので使えない。

 (1)紀陽除虫菊(和歌山県海南市)(2)ダイソー、セリア、キャンドゥ、ワッツ(シルク、ミーツ含む)

3位 マイクロファイバーぞうきん 515ポイント
ほこり・汚れを吸着

 ナイロンやポリエステルの超極細繊維でできたぞうきん。無数の小さな穴が開いているので、従来型のぞうきんよりもほこりや汚れを吸着しやすい。洗剤なしでもきれいにできる。

 仕上げのからぶきに使うと鏡や蛇口などがピカピカになる。「軽くすすげばすぐきれいになり、速乾性もある」(おそうじペコさん)。厚手から薄手まで様々なタイプがあるが「薄手の方が乾きが早く、衛生的に使い続けられる」(藤原千秋さん)。漆などの表面を強くこすると傷めることがあるので注意したい。

 (1)キャンドゥ(2)ダイソー、セリア、キャンドゥ、ワッツ

4位 メラミンスポンジ 430ポイント
水だけでこすってきれいに

 水あかや手あかなどを、細かな繊維で研磨して落とす人気のスポンジ。「水だけできれいに落とせる。なくてはならないお掃除アイテム」(道久さん)。ホームセンターなどにもあるが「これが税抜き100円というのがすごい」(山田亮さん)。「キューブ状で小瓶に詰めると見た目がかわいく、水まわりに置いても邪魔にならない」(とおやまさん)。

 (1)小久保工業所(海南市)(2)ダイソー、セリア、キャンドゥ、ワッツ

5位 クエン酸 390ポイント
蛇口の水あか・尿石除去に

 アルカリ性洗剤では落とせない蛇口の水あか、トイレの尿石などを除去する酸性の洗剤。「酸性洗剤の中でも酸度が高くないので初心者でも扱いやすい」(藤井さん)、「コストパフォーマンスが良い」(おそうじペコさん)。ただし塩素系の製品と混ぜると有毒ガスが出るので要注意。大理石を溶かす作用や、鉄をさびつかせる力もあるので気をつけたい。

 (1)紀陽除虫菊(2)ダイソー、セリア、キャンドゥ、ワッツ

6位 掃除用使い捨てシート

 アルカリ電解水を含ませたリビング用・冷蔵庫用シート、マイクロファイバー配合の窓ふき用シートなど様々なタイプがある。「冷蔵庫用がおすすめ。食品を入れる場所でも安心」(山田さん)。「ちょっと汚れが気になったらすぐふけて便利」(今村恭子さん)。

 (1)大創産業(2)ダイソー、セリア、キャンドゥ、ワッツ


7位 ダイヤモンドクリーナー

 鏡に付いたウロコ状の水あかなどを、人工ダイヤモンド配合の研磨面でこすり落とす。「強力な洗剤でも取れなかったのに、消しゴムで消すように取れた」(和田さん)。「1000円弱の場合もあるのに、100円で手に入るのはうれしい」(藤井さん)。

 (1)大創産業(2)ダイソー、セリア、キャンドゥ、ワッツ


8位 重曹クリーナー

 重曹はフライパンの焦げ落としなど「洗剤を使いたくない箇所にいい」(今村さん)。スプレータイプの「重曹クリーナー」が便利。「ノズルをスプレーモードにして散布後、隙間に直噴射。簡単に油汚れがとれた」(とおやまさん)。

 (1)ロケット石鹸(福岡県飯塚市)(2)ダイソー


9位 トイレ便器研磨セット

 磨き用、仕上げ用の2種類がある。陶器製便器の表面を研磨して汚れを落とす。「黒ずみ、黄ばみがしっかり落とせた」(東さん)。「汚れをためすぎてしまった人の最後の手段」(おそうじペコさん)。

 (1)ワコー(海南市)(2)キャンドゥ


10位 窓ガラス用ワイパー

 数多くある窓ふき商品の中でも特に評価が高かった。柄を長く伸ばせるので「届きにくいところに重宝する」(和田さん)。窓をふくスポンジと水気を切るワイパーが付いていて便利。

 (1)フジサキ(新潟県三条市)(2)ダイソー、セリア


◇     ◇

 ランキングの見方 数字は選者の評価を点数化。(1)主な製造販売会社(2)販売する主な100円ショップ(店舗によっては取り扱っていない場合がある)。

 調査の方法 ダイソー、セリア、キャンドゥ、ワッツの大手4社の店舗で取材をもとに21種類を選定。専門家に自宅などで試してもらい、あると便利、コストパフォーマンスが高いなどの観点から選んでもらった。100円ショップの商品は入れ替わりが激しいため、特定商品でなく類似品も含めてそのジャンルを評価してもらった。選者は次の通り(敬称略、五十音順)。

 今村恭子(ハウスキーピングBiBi代表)▽大津たまみ(日本清掃収納協会会長)▽おそうじペコ(掃除研究家)▽とおやまあい(整理収納アドバイザー)▽東いづみ(掃除ブロガー)▽藤井あや子(片付け・掃除サービス ホームラボ代表)▽藤原千秋(家事・住宅アドバイザー)▽道久礼子(整理収納&お掃除アドバイザー)▽山田亮(家事ジャーナリスト)▽和田由貴(消費生活アドバイザー)

[NIKKEIプラス1 2016年12月10日付]

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