きのこのクリームスープ
きのこの旬は秋ですが、最近は人工栽培が主流で、一年中あらゆるきのこが食べられます。しかも、価格も安定しているため、最近の野菜価格高騰の最中(さなか)、きのこに助けられている方も多いと思います。
とはいえ、見た目といい、味わいといい、やはりきのこは秋になるといっそう食べたくなる食材です。気温も徐々に下がってきたので、とろんとしたクリームスープはいかがでしょうか。
牛乳を入れれば、一応クリームスープらしき味にはなりますが、シャバシャバした仕上がりになるので、小麦粉で少しとろみをつけましょう。ひと手間ですが、コクが出てうんとおいしくなります。
・シイタケ50グラム
・エリンギ50グラム
・マイタケ100グラム
・タマネギ1/2個(100グラム)
・バター20グラム
・小麦粉大さじ2
・A(水300ミリリットル、固形スープの素1個、ローリエ1枚)
・牛乳300ミリリットル
・塩・こしょう各少々
・パセリのみじん切り少々
作り方(調理時間15分)
(1)タマネギ、シイタケは薄切りにする。エリンギは長さを半分にして薄切り、マイタケは根元を落とし、小房に分ける。
(2)鍋にバターを中火で溶かし、タマネギを入れて、しんなりするまで炒(いた)める。きのこを加え1分ほど炒める。弱火にして小麦粉を加え、こがさないように注意しながら1分ほど炒める。Aを加えて混ぜ、ふたをして5分ほど煮る。
(3)牛乳を加え、温まったら塩、こしょうで味をととのえる。器に盛り、パセリを散らす。
ひとくちメモ
マイタケがおすすめ きのこは好みのものでかまいませんが、数種類を混ぜると味に深みが出ます。特にマイタケは独特の香りで風味が増すのでおすすめ。ただし、時間がたつとスープに色が移って黒ずみます。味には影響しませんが、気になるなら避けましょう。
(ベターホームのお料理教室、写真は大井 一範)
[日経プラスワン2016年10月29日付]
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