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秋まるごと味わう オーベルジュ、東西十選

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温泉やスパ 個性光る

おいしい食材が豊富な秋、オーベルジュに出かけてはいかが。フランスが発祥で、地方や郊外の宿泊できる高級レストラン。日本では1980年代以降、東京からほど近い長野や箱根・伊豆にフランス料理などを楽しめる施設が広がった。

以前は簡素な宿が多かったが「最近は温泉やスパなどが充実してきた」(楽天トラベル事業)。実力シェフの料理を前面に打ち出したり、ホテルが大規模な別館として設けたり、日本独自の進化を遂げつつある。

上位には料理にシェフの個性が光る施設が並んだ。各施設とも夕食のみの予約も可能だ。高級宿情報サイトReluxを運営するロコパートナーズ(東京・港)取締役の塩川一樹さんは「オーベルジュは地産地消に加え、料理や演出で多様化が進む。その個性に注目して選んでほしい」と話している。

<東日本>

1位 マッカリーナ(北海道真狩村) 560ポイント
大自然の幸食卓に咲く

羊蹄山を望む静かな地で、地元食材を使ったフレンチを堪能できる。1997年の開業時から腕をふるう菅谷伸一シェフは、近くの畑で野菜を作り、キノコを採り、カモやシカの狩りにも出る。客を魅了するのが色彩豊かな前菜。「山を歩く途中で目にした木々や植物を思い浮かべながら形を作っている」(菅谷さん)。自家製ハムや秋冬のジビエ(野生鳥獣肉)料理も人気。「ここまで土地の魅力を体現できるオーベルジュもない」(山田祐子さん)。グラフィックデザイナーの田中一光氏が監修、有名建築家の内藤廣氏が設計したレストランと宿泊棟(4室)は洗練されたデザイン。宿泊棟は窓が大きく、森の中にいるような居心地の良さがある。

(1)2万1670円~(2)札幌から車で100分(3)電話0136・48・2100

2位 オーベルジュ・エスポワール(長野県茅野市) 400ポイント
有名シェフの信州ジビエ

長野県蓼科にあるジビエ料理で知られるオーベルジュ。オーナーシェフの藤木徳彦氏は「新鮮な野菜、豊富なキノコ、ジビエなど信州は食材の宝庫。都会では味わえないフレンチを提供する自信がある」と話す。「藤木シェフのジビエは味わう価値がある」(関屋淳子さん)と全国にファンがいる。人気の「シカのロティ」のほか、イノシシやアナグマなども提供。地元野菜や長野の酪農家が作ったチーズもおいしいと評判だ。

(1)1万9234円から(2)JR茅野駅から車で25分(3)http://www.auberge-espoir.com


3位 オーベルジュ花季(静岡県伊東市) 390ポイント

懐石スタイルの創作料理を味わえる和のオーベルジュで、はなごよみと読む。1日2組限定。地元食材を使い、器にもこだわる。一番人気はガラスの細い器で5種類の前菜が味わえる一皿。各部屋で温泉が楽しめ、子連れでも利用できる。「食を大切にする姿勢が料理に反映されている」(井村日登美さん)。

(1)2万8080円~(2)JR伊東駅から車で8分(3)電話0557・38・2020

4位 星野リゾート 界熱海 別館ヴィラ・デル・ソル(静岡県熱海市)

 有形文化財の洋館は紀州徳川家の西洋式図書館の移築。クラシックな空間で味わう料理は肉を使わず、野菜と魚介類で構成する。

(1)2万9000円~(2)JR熱海駅から車で5分(3)http://kai-ryokan.jp/atami

5位 日高オーベルジュ ナチュラルリゾート・ハイジア(北海道新ひだか町)

 日高山脈の麓にある広大な土地で、日高昆布、えりもの短角牛、エゾジカなど北海道の食材をぜいたくに使った斬新な料理を味わえる。昨年リニューアル。

(1)2万4300円~(2)札幌から車で140分(3)http://www.hygeia-hotel.jp/

◇        ◇

<西日本>

1位 志摩観光ホテル ザ ベイスイート(三重県志摩市) 470ポイント
絶品アワビ 首脳も堪能

「海のオーベルジュ」をコンセプトに2008年開業。改装工事を経て今年行われた伊勢志摩サミットの開催地になり、総料理長、樋口宏江シェフのフレンチが各国首脳に振る舞われた。英虞(あご)湾で採れたアワビや伊勢エビを使った主菜が目玉。アワビを丸ごと焼いた「アワビのステーキ」は「ナイフがすっと入るほど柔らかい」(平沢未紀さん)。「三重は魚介だけでなく野菜や果物も豊富。定番メニューに加え常に季節に合わせた新しい料理に挑戦している」(樋口さん)。レストランでは夕日を眺めながら食事ができる。全50室がスイートルーム。仏化粧品会社「クラランス」の独自スパも体験できる。

(1)6万6580円から(2)近鉄賢島駅から車で3分(3)http://www.miyakohotels.ne.jp/baysuites

2位 サンカラ ホテル&スパ 屋久島(鹿児島県屋久島町) 440ポイント
立地も味も世界基準

世界自然遺産、屋久島の高台に広がる施設でフレンチを味わえる。奥深い森の中で「ロケーション、料理ともに世界に通じるレベル」(門上武司さん)。近海のムツ、メダイ、カンパチなど魚介類のほか、季節によってはタンカン、マンゴー、ドラゴンフルーツなど果物が充実。南国の食材を使いながら「正統派フレンチが楽しめる」(塩川一樹さん)。部屋はスイートが基本で、ヴィラタイプも用意。スパもある。

(1)3万1000円~(フルコースに変更の場合は6170円の追加料金)(2)屋久島空港から車で40分(3)http://www.sankarahotel-spa.com

3位 里山のオーベルジュ 薪の音(富山県南砺市) 420ポイント

素朴な自然の中で3組限定でもてなす。自ら育てた食材を使ったさっぱりしたフレンチ。冬はズワイガニやブリが人気だ。「ご飯がおいしい」(千葉千枝子さん)、「大人がくつろぐ空間」(関屋さん)。

(1)3万円~(2)JR城瑞駅から車で10分(3)http://www.makinooto.co.jp


4位 星野リゾート ロテルド比叡(京都市)

 比叡山延暦寺の近くで琵琶湖を望むオーベルジュ。近江地方の発酵食、鮒ずしやフロマージュブラン、貴腐ワインを合わせた斬新なフランス料理に驚く人は多い。

(1)2万7000円~(2)JR大津京駅から車で20分(3)http://hr.hotel-hiei.jp

5位 オーベルジュ内子 (愛媛県内子町)

 木蝋(もくろう)や和紙で有名な内子で健康志向のフレンチを提供。「和ろうそくの明かりで楽しむ料理は最高の癒やし」(井上完之さん)。部屋には時計もテレビもない。山間の風景を楽しもう。

(1)3万240円~(2)JR内子駅から車5分(3)http://www.orienthotel.jp/uchiko

◇     ◇

表の見方 数字は選者の評価を点数化。施設名(所在地)。(1)2人で利用時の1人分の宿泊料金例(1泊2食、税込み)(2)アクセス(3)問い合わせ・予約窓口。

調査の方法 オーベルジュに詳しい専門家におすすめのオーベルジュを挙げてもらい、複数の推薦があった施設をリストアップ。日本オーベルジュ協会の情報も参考にして、東日本22、西日本17の候補を作成、専門家に選んでもらった。選者11人は以下の通り(敬称略、五十音順)。

井上完之(JTBロイヤルロード銀座 夢の休日デスク総支配人)▽井村日登美(ホスピタリティ研究所エイチ・ワン代表)▽門上武司(フードライター)▽塩川一樹(ロコパートナーズ取締役)▽菅野潔(ホスピタリティマネジメント社長)▽関屋淳子(トラベルライター・「旅恋」代表)▽滝沢信秋(ホテル評論家)▽千葉千枝子(淑徳大学・経営学部教授)▽平沢未紀(一休 宿泊事業本部旅館・リゾートチーム)▽山田祐子(井門観光研究所)▽山本考伸(楽天執行役員トラベル事業長)

[日経プラスワン2016年10月22日付]

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