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ユニーク文具でスマートに仕事 目利きがランキング

 

2016/9/3付 日本経済新聞 プラスワン

■外出先でも重宝

 気付けばデスクに書類がたまり、探し物が見つからずイライラする。そんな思いを抱く人は多いだろう。デスク周りが片付けば、作業の効率が増し、仕事もはかどる。そこで専門家に、オフィスの整理に役立つお薦めの文具を選んでもらった。

 ユニークな商品が相次いでいるのがペンケースだ。持ち運べて、机に置くとペン立てやトレーに変わるタイプが上位を占めた。「自分の机を持たないフリーアドレスの会社が増えるなど働き方の多様化で、オフィスの中でも外でも使える商品が増えた」(納富廉邦さん)。外出先で仕事する時にも便利だ。

 ちょっとした手間や不満を解消できる文具も評価を得た。書類を挟むだけで整理できるファイルやそのままシュレッダーにかけられるクリップ、固定式の付箋などだ。

 「業務の内容に合わせて優れた文具をうまく選べば、快適に仕事に取り組め、時短につながる」(オダギリ展子さん)。いい仕事は整理整頓から。アイデア満載の文具を上手に活用したい。

<ペンケース>

1位 デルデ(サンスター文具) 820ポイント
ペンスタンドに変身

 机に立てて両サイドについたツマミを下にスライドさせると、ペン立てのようになる布製の筆入れ。「ペンスタンドにした時の安定感が良い」(土橋正さん)と使い勝手の良さが評価された。「色の展開も豊富で、使いやすく、スライドアクションもクセになる」(加藤裕司さん)という新感覚のペンケースだ。サイズは幅130ミリ×高さ180ミリ×奥行き58ミリ。最大で約35本のペンが入る。(1)1296円(2)赤、青、ライトイエローなど12種類(3)電話03・5835・0094

2位 ウィズプラス(コクヨ) 740ポイント
選ぶ・取る・しまう 楽々

 薄型ながらペンが約12本分入り、卓上で広げればペントレーとしても使える。「口が大きく開くので、筆記具を『選ぶ』『取り出す』『しまう』などの作業がしやすい」(オダギリさん)。角にはベルトがついており、手帳やノートに引っかけられるので「必要な文房具一式を会議などに身軽に持ち込める」(きだてたくさん)という利点もある。(1)1728円(2)黒、赤、茶、紺の4色(3)電話0120・201・594

3位 ネオクリッツフラット(コクヨ) 730ポイント

 ファスナーを開けて広げると、底部分が三角形になって自立するのでペン立てにもなる。厚さ20ミリとスリムな形状ながら、ペンは約15本入る。内ポケットが2つ、前ポケットが1つ付いており「ペンだけでなく、付箋や消しゴムなど小型文具も収納できる」(山田さん)。「シンプルなたたずまいで、機能的」(清水さん)。(1)1404円(2)紺、ピンク、青、緑の4色(3)電話0120・201・594

(左から)1位「デルデ」、2位「ウィズプラス」、3位「ネオクリッツフラット」

4位 ペンサム スタンダード(キングジム) 660ポイント

 磁石内蔵でノートの表紙に挟んで持ち運べる。スリムタイプも。(1)1620円(2)赤、緑など6色(3)電話0120・79・8107

5位 リムペンスリーブ(リシンク) 470ポイント

 3本のペンをコンパクトに収納。牛革を使い、高級感がある。(1)1万1880円(2)黒(3)info@rethink.jp

<書類整理>

1位 AQUA DROPsスケジュール&仕分けファイル(リヒトラブ) 910ポイント
仕切りに挟むだけ がっちりキープ

 中の仕切りに挟むだけで書類を収納できるファイル。背の部分が丸く、紙を奥まで挟むと紙の端が中央部分に吸い込まれて落ちにくくなる。ポケットファイルのように書類をポケットの中に入れる必要がない。「ものぐさな人でもこれを使えば紙資料の整理がきちんとできる」(納富さん)。仕切りは全部で31個あり、月間の業務管理にも。「クリアファイルを挟める点も高評価」(鈴木元貴さん)。(1)A4サイズ31仕切り2376円(2)赤・黄・青・黄緑・乳白の5色、A5サイズもある(3)電話06・6946・3931


2位 デルプ(マックス) 810ポイント
紙クリップ そのままポイッ

 紙製の書類クリップ。普通のコピー用紙なら15枚まで束ねられる。「めくってもずれにくく、かさばらずスッキリ」(オダギリさん)。ホチキスでとじた書類と違って芯を外す必要はなく「そのままシュレッダーにかけられる」(土橋さん)。「三角の部分に文字を書けるので、いろいろな使い方ができそう」(大浦さん)。(1)5色セット20枚入り356円、50枚入り777円(3)電話0120・510・200


3位 ハリナックスプレス(コクヨ) 660ポイント

 針が不要なタイプのステープラー。紙を圧着して5枚までとじられる。「針なしで捨てるのが楽」(清水さん)。従来の針なしタイプと違い、紙に穴が開かない。とじた部分をこすれば簡単に外せるので「書類をスキャンしたい時に便利」(納富さん)。(1)1188円(2)青、ピンクなど(3)電話0120・201・594


4位 トライアングルクリップ(ヤマサキデザインワークス) 590ポイント

 通常のクリップより書類がかさばらない。コピー用紙50枚まで対応(1)25個入り540円(3)電話03・3630・1660

5位 スライドクリッパー(オート) 490ポイント

 ワンタッチ操作で書類を留められる。Sサイズで30枚まで対応。(1)Sサイズ8個入り324円(3)電話03・3861・8941

<付箋>

1位 ポスト・イット 強粘着ポップアップノート(スリーエム ジャパン) 790ポイント
棚に取り付け片手でさっ

 パソコンや書類棚に取り付けて、片手で1枚ずつ取り出せる。交互にのり付けされ、1枚取り出すと次の1枚が顔を出すので「常に使いやすい状態を維持できる」(山田亮輔さん)。脇にはペンを入れられる。「見た目がシンプルでデスクに映える」(大浦誠さん)。強粘着タイプで「確実にしっかり貼って伝えたいことがある時はこれ」(清水茂樹さん)。写真の縦型のほか卓上に置ける横型もある。(1)縦型615円(3)電話0120・510・333


2位 ペントネ(カンミ堂) 720ポイント
ペン型でかさばらず

 ペン型のケースに3種類のフィルムの付箋が入っている。付箋にはミシン目が付いていて「好きな幅にカットして使えて便利」(中川いづみさん)。切り取る幅を変えられるので、短く切ってチェック用に、長く切ってメモ用にと用途に応じて使い分けができる。机のペン立てに入る形状で、かさばらないのも魅力。(1)付箋210枚入り799円(2)「ハッピー」「チアフル」など色や柄違いが全6種類(3)電話0120・62・1580


3位 マグネティックノート(ウインテック) 650ポイント

 静電気を用い、場所を問わずに貼れる付箋。オフィスでは「パソコンのモニターや椅子の背中、パーテーションなどどこでもOK」(きだてさん)だ。粘着力を気にせず、気軽に貼ったりはがしたりできる。「ホワイトボードで使えて便利」(山内俊幸さん)。「今後の付箋の流れを変える」(高木芳紀さん)との評価も。(1)70ミリ×50ミリのSサイズ100枚入り626円など(2)S~Lの3種類、色は14種類(3)contact@wintech.jp


4位 メモックロールテープ(ヤマト) 550ポイント

 ロール状でカッター付きの付箋。「好きな長さにカットできる。大きさの違う付箋を何種類も用意せずに済む」(中川さん)。(1)蛍光色の50ミリで453円(2)フィルムタイプ、スタンダードカラータイプなどがある(3)電話0120・36・6203

5位 スット(カンミ堂) 510ポイント

 スタンド付きで自立するフィルム付箋。上に引き出して使う。(1)70枚入り669円(3)電話0120・62・1580

5位 PETA(PCM竹尾) 510ポイント

 貼ってはがせる半透明の付箋。「地図に印をつけてコメントを書くときに便利」(土橋さん)。(1)Sサイズ324円など(3)電話03・3295・7500

◇     ◇

 表の見方 数字は選者の評価を点数化。カッコ内はメーカー名。(1)希望小売価格(税込み)(2)色やサイズなどの種類(3)問い合わせ先

 調査の方法 オフィスで役立ちそうな文房具を「ペンケース」「書類整理」「付箋、メモ」の3部門に分けてリスト化。専門家が実際に使い「作業効率を高められる」「デスク周りを整理できる」といった観点で部門ごとに5位まで選んでもらった。選者は次の通り(敬称略、五十音順)。

 大浦誠(丸善丸の内本店文具グループ売場長)▽オダギリ展子(事務効率化コンサルタント)▽加藤裕司(東急ハンズMD企画部マネージャー)▽きだてたく(ライター)▽清水茂樹(「趣味の文具箱」編集長)▽鈴木元貴(ブログ「げんきざっくざく」主宰)▽高木芳紀(文具祭り・文具朝活会主宰者)▽土橋正(ステーショナリーディレクター)▽中川いづみ(ライター)▽納富廉邦(ライフスタイルディレクター)▽山内俊幸(ロフト商品部文具雑貨部バイヤー)▽山田亮輔(伊東屋商品戦略部マネージャー)

[日経プラスワン2016年9月3日付]

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