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手早くおいしい 冷ややっこのトッピング・ベスト10

 

2016/7/2付 日本経済新聞 プラスワン

■旬を味わい夏バテ防ぐ

 冷たい豆腐がおいしい季節。日経生活モニターに手軽でおいしい冷ややっこの食べ方を聞いたところ、多数の声が寄せられた。「楽天レシピ」のお薦めと合わせて試食会を開き、専門家に選んでもらった。

 1位のゴーヤマリネはすし酢に漬けるだけと簡単ながら「作り置きして常備したい」「ゴーヤチャンプルーの翌日に作りたい」と人気が集中した。市販の調理済み肉を使った手軽なレシピも評価を集めた。オイスターソースやチリソースなど海外の調味料を使えば意外感も演出できる。

 豆腐はタンパク質が豊富だ。トマトやニラなど旬の野菜を使えば夏バテ防止にもなる。「豆腐と野菜を組み合わせたひと皿にご飯を添えれば栄養のバランスが整う」(徳丸美沙さん)

 記載がない場合、豆腐は絹ごし、木綿どちらでもいい。水切りはボウルにざる、キッチンペーパーを敷いて豆腐を載せ、10分程度おくのが冷ややっこ向きだ。今回のレシピはどれも10分以内。お試しあれ。

1位 ゴーヤマリネ ほどよい苦みと酸味 700ポイント

 夏野菜の代表、ゴーヤを酢漬けにしてトッピング。さっぱりと酢の風味を感じながら冷やして食べる意外感が評価された。「ほどよい苦みが絹ごしのまろやかな食感で和らぎ、ほんのり甘い酸味とマッチ。おもてなしにぴったり」(山口はるのさん)

 好みで「かつお節をかけてもよさそう」(高沢紀子さん)、「酢が苦手ならマヨネーズを少し入れるといい」(吉岡志穂さん)などさらにアレンジできそう。

 この食べ方を教えてくれた日経生活モニターの沢田康子さんは「小分けにして冷凍保存している」という。「すぐ食べるときは10~15分、一晩漬けてもおいしい」

作り方>薄切りにしてサッとゆでたゴーヤ1/8本を市販のすし酢に10分以上漬けて豆腐に載せ、ごま油を垂らす。日経生活モニター。

2位 チキンと海藻のサラダ ボリューム満点 晩ご飯のおかずに 490ポイント

 蒸した鶏肉を真空パックにした市販のサラダチキン(200円前後)と乾燥海藻サラダミックス(同)を載せ、和風ドレッシングをかけるだけ。加熱不要で簡単だ。「市販のもので手軽にでき、おかずとしても成立している」(高橋典子さん)

 「彩りがよく、華やかな割にボリュームがあり、時間がないときの夕食によさそう」(島本美由紀さん)。「レタスと海藻の食感や鶏肉の食べ応えとドレッシングのさっぱり感が豆腐と合う」(磯貝剛成さん)

作り方>千切りにしたレタス1/2枚と水で戻した海藻サラダ1グラム、スライスしたサラダチキン40グラムを豆腐に載せる。トマトを添え、青ジソドレッシングをかける。日経生活モニター。

3位 じゃこニラトマト ごま油とニラの香り 食欲そそる 480ポイント

 ごま油とニラの香りが食欲をそそる。「トマトと酢の酸味とシラスのうまみが絶妙のバランス」(磯貝さん)。「ニラのしっかりした味がトマトの味をぼけさせず、酢でさっぱり食べられる」(山口さん)。「ニラは疲労回復効果があり、夏バテしがちな季節にぴったり」(徳丸美沙さん)。おつまみにも。

作り方>フライパンにごま油小さじ1/2を入れ、釜揚げシラス大さじ1を弱火でカリカリに、さらに1センチ幅に切ったニラ1本分を加えいためる。ボウルに移して2倍濃縮のめんつゆ大さじ1、酢小さじ1/2、皮と種を取った角切りトマト20グラムと合わせて冷やし、豆腐にかける。楽天レシピ。

4位 肉そぼろ ピリ辛 ご飯がすすむ 350ポイント

 ピリ辛で食がすすむ。「常備菜にしてご飯や麺に載せてもいい」(島本さん)。「つまみにぴったり。木綿と合わせてがっつりいきたい」(山口さん)との声も。鶏肉に変えればあっさりとし、トウバンジャンを抜けば子ども向けにもなる。

作り方>みじん切りのニンニク、ショウガ各1/4片分、長ネギ5センチ分をごま油小さじ1でいためて香りを出す。豚ひき肉50グラムを加え、トウバンジャンを少量混ぜた焼き肉のたれ大さじ1を入れていためる。日経生活モニター。


5位 刻みザーサイ たれが斬新 一口目にインパクト 300ポイント

 刻んであえるだけだが「たれの複雑な味が斬新で一口目のインパクトが最高。冷酒に合いそう」(とけいじ千絵さん)。「意外な組み合わせ」(磯貝さん)と驚く声も。「見た目以上に好きな味」(滝村雅晴さん)

作り方>ザーサイ15グラムと長ネギ3センチをみじん切りにし、しょうゆ小さじ1、酢、オイスターソース、ごま油各小さじ1/2、ラー油3滴を加え混ぜる。絹ごし豆腐に。楽天レシピ。


5位 ネバネバざんまい 栄養たっぷり 見た目も華やか 300ポイント

 ネバネバ食材にとろっとした黄身が華やか。「全体を崩すとさらにおいしい」(島本さん)。納豆、山芋、オクラにはタンパク質の消化を促すムチンが含まれ「栄養的にも優れる」(高橋さん)。アボカドを加えたいとの声も。

作り方>豆腐に納豆30グラム、すり下ろした山芋大さじ1、ゆでて小口切りしたオクラ1本分、刻みのりを盛る。卵黄を1個載せかつお節をふり、ワサビしょうゆをかける。日経生活モニター。


7位 パクチーともやしのチリソース

 チリソースの甘辛味で豆腐がするっと入る。クセのある香りのパクチーが消化を促進。「パクチーを豆腐と組み合わせるからこそおいしい」(とけいじさん)。「豚肉を加えるとおもてなしにも」(浅尾貴子さん)

作り方>もやし20グラムをゆでて水気を切り、豆腐に載せる。スイートチリソースをかけ、粗く刻んだパクチーを載せる。日経生活モニター。

8位 トマトとバジルのイタリアン

 市販のフライドガーリックを使うと便利。「香ばしさや甘みなど味に奥行きがある」(浅尾さん)。「彩りがよくバジルがよく合う。おもてなしにも」(徳丸さん)

作り方>4等分したミニトマト30グラムに塩少々を加え混ぜる。オリーブ油大さじ1、千切りバジル2枚分を入れてあえ、水切り後、塩をひとつまみ振った絹ごし豆腐に載せる。フライドガーリックを載せ、好みでバジルを散らす。楽天レシピ。

9位 ローストビーフサラダ

 市販品のローストビーフで手軽に。「木綿が合う」(磯貝さん)との声も。「おろしポン酢がいいのかも。豪華に見えておもてなしに使える」(高沢さん)

作り方>食べやすく切ったトマト1/6個、ちぎったレタス1/2、カイワレ5グラム、薄切りローストビーフを合わせ、一口大に切った豆腐に載せ、おろしポン酢をかける。日経生活モニター。

10位 梅モロヘイヤ

 モロヘイヤはムチンが豊富で健康的。「モロヘイヤの粘りと梅が合う」(浅尾さん)

作り方>豆腐の上に、ゆでて水気を切り、食べやすく切ったモロヘイヤを一つかみ分載せ、マヨネーズをかける。すりつぶした梅干し1個分を載せ、かつお節を振る。楽天レシピ。

◇     ◇

■甘納豆とココナツミルク 涼やかスイーツにも

 読者の中には豆腐をスイーツとして楽しむ人もいた。黒蜜ときな粉をかけたり、蜂蜜をたらしたり、電子レンジで加熱した絹ごし豆腐にピーナツクリームをかけたり。

 料理研究家の高橋典子さんは「黒蜜など香ばしさやコクのある食材は大豆の臭みを消してくれるので豆腐と相性がいい」と話す。江戸時代の料理本、豆腐百珍にある「玲瓏(こおり)豆腐」は豆腐を透明の寒天で巻いたもの。これに黒蜜をかけて食べたという。

 写真は読者が教えてくれたデザートで、水切りした絹ごし豆腐に甘納豆大さじ1~2、ココナツミルク大さじ2、メープルシロップをかけた。アジアンスイーツの趣だ。

◇     ◇

 表の見方 数字は選者の評価を点数化。レシピは1人分、豆腐は100グラム。作り方の最後はレシピの提供元。

 調査の方法 6月初旬、日経生活モニターに家で工夫している冷ややっこの食べ方を募集。楽天レシピの協力も得て、計22品を料理研究家の島本美由紀さんが作り、専門家が試食。手軽さ、おいしさ、意外感を考慮して選んでもらった。選者は次の通り(敬称略、五十音順)。

 浅尾貴子(女子栄養大学専任講師・管理栄養士)▽磯貝剛成(一般社団法人日本豆腐マイスター協会代表理事)▽島本美由紀(料理研究家)▽高橋典子(「おから、豆腐、豆乳、野菜のお菓子」著者)▽高沢紀子(祐成陽子クッキングアートセミナー講師)▽滝村雅晴(パパ料理研究家)▽徳丸美沙(スタジオ食・管理栄養士)▽とけいじ千絵(フードアナリスト・食育スペシャリスト)▽山口はるの(豆腐創作料理研究家)▽吉岡志穂(ABCクッキングスタジオプロダクト部マネジャー)

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[日経プラスワン2016年7月2日付]

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