葉ショウガのフライ
緑の茎がピンと伸びた葉ショウガ。出回る時期はさほど長くはなく、この時期ならではの味覚です。お父さんが、葉ショウガにみそをちょっぴりつけながらおいしそうに食べていたっけ……といった思い出がある方も多いのでは。ところが「そんなにおいしいのかな?」と思って手を伸ばすと、子どもの舌には刺激が強く、がっかりしたというのも、これまた思い出のひとつ。
そんな葉ショウガにみそをはさんでフライにしました。
4人分で8本だと、ひとり2本。ちょっとものたりない気がしますが、こういった味に特徴のあるものは「もう少し食べたいなあ」という量にとどめるのが、おつなのです。
・葉ショウガ8本
・A(みそ大さじ1、いりごま〈白〉小さじ1)
・B(小麦粉大さじ2、水大さじ2)
・パン粉大さじ5
・揚げ油適量
作り方(調理時間15分)
(1)葉ショウガはよく洗い、茎を20センチほど残して切る。茎元のショウガの表面が汚れていたら包丁でこそげ、さらに形がいびつな場合は少し包丁でけずって、細長く整える。茎元に縦に1本、深さ約3センチの切りこみを入れる。
(2)A、Bはそれぞれ合わせてよく混ぜる。Aはざっと8等分する。
(3)ショウガの切りこみにAをはさみ、B→パン粉の順に衣をつける。
(4)鍋に揚げ油を深さ4センチほど入れて170度に熱し、(3)の茎を持ってショウガ部分を色よく揚げる。
ひとくちメモ
揚げるとき 茎はなるべくピンとしたまま残したいので、茎元のショウガ部分だけに火を通します。そのため、茎を手で持ちながら立てるようにして揚げます。茎の長さがそこそこあるので、さほど熱くはありませんが、油はねには注意しましょう。
(ベターホームのお料理教室、写真は大井一範)
[日経プラスワン2016年6月25日付]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。