ソラ豆の混ぜごはん
実が詰まってぷっくりとしたソラ豆が店頭に並ぶようになりました。ソラ豆といえば、塩ゆでしてビールのお供に……というのが定番ですが、独特の香りとほくほく感は、ごはんと合わせてもおいしいものです。
ソラ豆とごはんを一緒に炊きこむか、あらかじめゆでておいたソラ豆を炊きあがったごはんに混ぜるか、大きく分けて2つのパターンがあります。前者だとソラ豆の香りがごはんに移っておいしいのですが、色がくすむのと、形がくずれやすいのが難点です。そのため、炊きあがってから混ぜるパターンにしました。具も淡い色を中心にまとめて、ソラ豆の美しいひすい色をより引き立てます(調理時間は米の浸水時間を除く)。
・米2合(360ミリリットル)
・水360ミリリットル
・酒大さじ1
・ソラ豆(さやつき)500グラム
・卵2個
・A(みりん大さじ1、塩少々)
・サラダ油少々
・甘酢ショウガ(市販)20グラム
・塩コンブ(細切り)10グラム
作り方(調理時間40分)
(1)米はとぎ、水気をきる。炊飯器の内釜に入れ、分量の水を加えて30分ほど浸水させる。酒を加えて、ふつうに炊く。
(2)ソラ豆はさやから出し、熱湯で3~4分ゆでる。あら熱がとれたら、さやから豆を出し、皮をむく。
(3)卵は割りほぐし、Aを加えて混ぜる。フライパンに油を温めて卵を流し、菜箸で混ぜながらいり卵を作る。甘酢ショウガは粗みじんに切る。塩コンブは長ければ半分に切る。
(4)ごはんが炊きあがったら、(2)、(3)を加え、さっくり混ぜる。
ひとくちメモ
いり卵を作る 今回はいり卵を小さくしてしまうと、散り散りに混ざりすぎて、見た目がきれいではありません。加熱するときは、菜箸で大きくざっくりと混ぜましょう。逆に小さく仕上げたいときは、菜箸を3~4本持ち、細かく混ぜるのがコツです。
(ベターホームのお料理教室、写真は大井 一範)
[日経プラスワン2016年5月21日付]
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