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衣服・靴の「下取り」サービス 新品5割引きも

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NIKKEI STYLE

 衣替えの季節、着なくなった衣服の扱いに悩む人も多いだろう。最近、アパレル関連企業の間で、不用になった衣料品を店舗に持ち込むと、それと引き換えに、商品購入時に使える割引券をもらえる機会が増えてきた。捨てるのはもったいないという衣類を活用するのに便利なサービスだ。

「太って着られなくなったスーツが多く、タンスの中で邪魔になってきた」と話すのは東京都に住む男性会社員(43)。最近になり、近所にもある「洋服の青山」で、着なくなったスーツ類を持ち込むと商品の割引券と交換してくれるサービスがあると知り、服を仕分け中だ。

青山商事の「下取りサービス」は他社の製品も含めて引き取る。男性用のスーツ、ジャケット、スラックス、ネクタイ、ワイシャツなどだ。引き換えに、同じ品目を対象とする購入割引券を、持ち込み1品あたり1枚もらえる。例えばスーツを1着出したらスーツの購入割引券が1枚もらえる。女性物も持ち込みが可能で、店舗で販売されている女性衣料品向けの割引券と交換できる。

割引幅は品目により異なり、最も大きいのは男性用のスーツとコート、フォーマル衣料だ。1着税込み4万2120円以上の商品を買うと、2万1600円分が引かれ、半額ほどで買えることになる。割引券は洋服の青山全店で使える。同社によると、「不用品を持ち込むと同時に、そのまま割引券を使って商品を買って帰る人がほとんど」だという。

同社は下取りサービスを1年を通じて実施している。紳士服では同社のほかに、AOKIホールディングスやコナカが類似のサービスを展開している。

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最近、衣料品メーカーの間で増えている下取りサービスでは、自社の製品か他社の製品かは問わずに引き取ってくれるのが一般的だ。品物のコンディションについても明確な規定は設けず、着用に耐える状態であれば原則、応じてくれることが多いようだ。

メーカーとしては、不用品の下取りをきっかけに消費者に店舗まで足を運んでもらえればいい。引き換えに配る割引券を使って陳列商品を買ってもらう狙いがある。引き取った品物は再利用品として販売されることもあれば、チャリティー向けに提供されることもある。

不用衣類の処分方法としては他にリサイクル店への持ち込みやネット・オークションを通じた換金がある。これらの場合、品物ごとに劣化具合や人気の高低に応じて査定され、受け取る金額が決まるのが通常だ。これに対して下取りサービスは、あらかじめ金額が決められた割引券が対価になることが多い。

に不用な衣類と引き換えに割引券を配るサービスを実施する例をあげた。通年で展開する企業のほか、衣替えでタンスの中身を整理する春や秋に重点的に期間を区切って展開する企業もある。使わないままタンスに眠る前に衣類を下取りに出して新調するのもいいだろう。

丸井グループは、ファッションビル「マルイ」で下取りサービスを提供する。同店以外で買った品も対象で、未使用かそれに近い状態にある衣料品や靴が対象。実施時期や品目は店舗ごとに異なるが、1点につき200円の商品割引券を配る。割引券は一部売り場を除いてマルイ全店で利用できる。

同社によると、女性は着ない服が全体の4割、履かない靴が3割あるというアンケート結果がある。「眠っている品物をうまく循環させれば廃棄が減って社会貢献にもなる」(丸井グループ)という。

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アパレルメーカーのワールドも春夏の一定期間などに、同社の製品を扱う百貨店などで特設カウンターを設け、衣類を下取りしている。他社の製品も対象で、百貨店では1点につき1080円の割引券に、イオンモールなどのショッピングセンターでは同540円の割引券と交換してくれる。

割引券は品物を持ち込んだ商業施設内で、ワールドの商品を買うときに利用できる。回収した衣類はリサイクル業者に販売し、収益は東日本大震災の被災地への寄付などに充てている。今後は「熊本地震の被災地へも寄付したい」(ワールド)という。

そごう・西武の場合、各店舗にある子供服売り場で、下取り専用のカウンターを設置している。子供靴1足を持ち込むと500円の割引券と交換してくれる。割引券は、そごう、西武の売り場で子供服を買う際に利用できる。同社が引き取った靴は約60万足。ザンビア共和国の子供向けに寄贈するなどしており、受け入れ体制の整う他国への寄贈も検討している。

下取りサービスで受けとった割引券は、利用期限がある場合が多い。例えば丸井は発行月の翌月末、そごう・西武は発行日から3カ月が有効期限となる。せっかくの特典を使い損じないよう気を付けたい。一定金額以上の買い物をしないと割引券が使えないこともあるが、だからといってむやみに購入するのは手控えたい。

(ライター 福島 由恵)

[日経プラスワン2016年4月30日付]

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