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空き部屋・空き時間・空き施設…ネットで売ります

 

2014/9/19 日本経済新聞 夕刊

 空き部屋や空き時間、空き施設。世の中には活用されずに眠っている「空き資源」がたくさんある。そんな「空き」を活用するサービスが広がっている。空き時間を売買したり、空いている設備を使ってサービスを格安で提供したり……。空き資源が有効に使われれば、経済の活性化にもつながりそうだ。

 「銭湯でロケ撮影」「お化け屋敷で街コン」。スペースマーケット(東京・渋谷)のウェブサイトには、ユニークな活用例が並ぶ。スペースマーケットは、空いている施設の貸し借りをウェブ上でマッチングさせるサービスを提供している。貸し手は保有する遊休施設を同社のウェブサイトに無料で登録。借り手はその中から使用目的や条件にあった施設を探せる。

スペースマーケットには、空き施設が約200カ所登録されている

 スペースマーケットに登録されている施設は現在約200カ所。お寺から結婚式場、果ては米国の野球場まである。施設は1時間単位で貸し借りができ、法人でも個人でも利用できる。例えば結婚式場の青山迎賓館は一時間5万円から利用できる。

 これまでに、監査法人が平日の結婚式場を借りて納会を行ったり、野菜宅配会社が都内のお寺で記念パーティーを行ったりしたという。「会社説明会などをインパクトのあるものにしたいというニーズや、普段と違った環境で会議を行いたいという利用が多い」(スペースマーケット社長の重松大輔氏)

■宿泊予約から広がる

 空いている施設や場所の貸し借りマッチングの火付け役は、米Airbnb(エアビーアンドビー)だ。同社は世界中の個人の空き部屋や住宅をインターネットで旅行者に紹介している。旅行者は部屋を提供するオーナーと直接やりとりし、宿泊先を決められる。ホテルのようなサービスは受けられないが、割安な料金や、現地の人と交流できる点などが人気を集めている。

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