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扇子やハンカチ、どう使う? 夏の汗かきマナー

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NIKKEI STYLE

 残暑が厳しく、汗が止まらない。ハンカチやタオル、扇子、うちわなど、汗をふいたり乾かしたりするアイテムは様々あるが、ビジネスの場で適切かは迷うことも多い。どのアイテムをどのように使えば、マナー違反にならないのか。相手に悪い印象を与えない汗対策を考えた。

「ハンカチは綿生地とタオル地の2枚を持ち歩く」。宝飾品の製造販売会社、ベーネユナイテッド(甲府市)副社長の内藤千恵さん(53)のこだわりだ。取引先との面談や接客の際、汗が出たら綿生地のハンカチでぬぐう。タオル地は化粧室での手ふき専用という。

綿のハンカチにも決めごとがある。色は白が基本。縁の部分には毎朝、念入りにアイロンをかける。「一手間かけ清潔にしていることを、さりげなく相手に示せる。女性客はそういう細かいところをチェックする。失礼のないようにするのは当然」という。

汗をぬぐい取る機能は、綿とタオル地ではさほど変わりはない。なのに人と会う時はタオル地を使わない内藤さんのマナーは必要なことなのだろうか。

場面に応じて

ビジネスマナーに詳しい日本能率協会(東京・港)の平井亜矢子さんに聞くと、やはり「取引先や職場では吸水性のよい綿生地のハンカチを使うのが礼儀。タオル地は家で使うもの」とまでいう。

大きな理由はスーツ姿には、アイロンがかけられたハンカチの方が見栄えがよいし、清潔感を演出できるためだ。「タオル地はアイロンがけが不要で汚れが目立たない。便利ではあるが、逆にハンカチを毎日取り換えているのかと、相手が不快に感じる恐れはある」。「ウエディングのマナーとコツ」(学習研究社)などのマナー入門書を監修するスタイリスト、ひぐちまりさんは平井さんの指摘を補強する。時と場に応じた使い分けは大切なのだ。

綿生地を基本とした上で、選ぶ際は柄にもこだわりたい。配色は白かシンプルで涼しげな寒色系がベター。女性は4色くらいにまとめるのが望ましい。

持ち歩き方や相手に失礼がないぬぐい方も考えれば、相手に与える印象はさらによくなると平井さんは話す。ポイントはスーツやスラックスのポケットに入れないこと。立ち姿が乱れるので、カバンにしまうのが基本だ。汗をぬぐう際も「ハンカチを広げるのはNG。四つ折りのまま使う。汗をふくというより、汗を押さえる感覚で肌にそっと当ててほしい」と話す。

汗対策で気を付けたいのはハンカチの使い方だけではない。肌を冷やす扇子やうちわを使う際も気を付けるべき所作がある。

「会議や商談の時、扇子であおがれると不愉快」(東京都内の42歳男性)、「得意先で、ライバル企業のロゴマークが入ったうちわであおがれて、配慮がないと思った」(都内の30歳女性)。不愉快な記憶がある人は少なくないようだ。

だが、使い方次第では自分の印象をよくすることも可能だ。たとえば江戸しぐさを意識してみよう。扇子やうちわは顔の真下の首のあたりでゆっくり静かにあおぐのが粋とされる。いずれも風が周囲に当たらないようにする配慮といえる。

特に扇子は使う人の品格が表れるアイテム。あおぎ方一つで印象が大幅に変わる。机にひじをついてあおぐのは論外。姿勢を正し優雅に使うのが肝心だろう。

縁起物も意識

扇子の柄が縁起物であることも知っておきたい。東京都内の自動車営業マン、A男さん(52)は昨年の夏、ある会社の社長を訪ねた時のことが忘れられない。とても暑い日で応接室に通されても汗が引かず「社長の前でも失礼と思いながら扇子を使ってしまった」。するとなぜか社長が「君は我が社をそこまで評価してくれていたのか。ありがとう」と喜んでくれたのだ。

上機嫌になった理由は、男性が使った扇子の馬の絵。「社長は勝ち馬に乗るという意思を扇子で表現したと受け取ってくれた」

A男さんの経験はマナーとしては問題があるが、相手を喜ばせられたのは確か。上の表を参考に意味を知った上で、様々な柄の扇子を使い分ければ、商談などをうまく進める小道具になる。マナーと知識を駆使し、真夏の暑さもビジネスも上手に乗りきろう。

[日本経済新聞夕刊2014年8月18日付]

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