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健康づくり

原因さまざま、女性の薄毛 気をつけたいこと シャンプーは週2回程度に

 

2014/4/8 日本経済新聞 朝刊

 年とともに男女とも髪の毛のハリやコシがなくなったり部分的に少なくなったりする人が増える。男性の薄毛は男性ホルモンの働きが主な原因だとはっきりしているのに対し、女性の薄毛は原因がさまざまで対処が難しいケースもある。薬の効果が期待できる人もいるので、まずは正しい知識を得ることが大切だ。

 「脱毛外来に来る患者の6~7割が女性で、見た目の印象に大きくかかわるため悩みも深い」。東京医科大学の坪井良治教授はこう説明する。シャンプーの後に風呂場の排水口が大量の髪の毛で詰まると訴える人や、ボリュームが減って頭皮が透けて見えるのを悩む人などだ。

■日本人、平均10万本

 日本人は髪の毛が平均約10万本あり、自然な状態でも1日に50~100本は抜ける。1本1本は2~6年かけて成長し、その後の2~3週間の退行期、3~4カ月の休止期というサイクルを繰り返し、生え変わっていく。年齢とともに起きる髪の毛の変化は避けられないが、髪のサイクルが乱れたり早まったりすると薄毛につながってしまう。

 男性の場合、上から見ると額の生え際がM字型になったり、頭頂部から地肌が目立つようになったりする「男性型脱毛」になる。男性ホルモンの働きで成長期が短くなるとされ、産毛状の細くて頼りない髪の毛が増える。男性ホルモンの影響を受けやすい部分から薄くなり、多くの人に共通する脱毛のパターンがみられる。薄毛が元に戻るとは限らないが、原因がよく分かっているので、比較的対策も取りやすい。

 一方、女性で多いのは40~60歳ごろから頭頂部がO型に薄くなり地肌が透けてみえる「女性型脱毛」だ。「女性の男性型脱毛」とも呼ばれるが、男性ホルモンの影響で薄毛になる女性は少ないようだ。

 慶応義塾大学の大山学准教授は「女性の体は女性ホルモンの作用による体調のリズムなどがあって男性よりも複雑ともいえる。同じような薄毛に見えても実はいくつかの薄くなるパターンがあり、複数タイプが混在している可能性がある」と話す。また、女性は髪形によって印象が大きく変わり、個人ごとに「適量」と考える毛の量も違うため、分類も難しい。

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