「みつを風」に心和む 「ゆる文字」
コトバ百貨店
美しい中年女性「美魔女」とか「美ジネスウーマン」とか「美なんとか」が大はやり。でも自分は「美ライター」と言われても、「その世界の人にしては(美しい)」というただし書きがありそうで、さほどうれしくない。というか、言われないけど。
とにかく、その「美なんとか」。最近はスキルを指す「美イングリッシュ」や「美滑舌」なんて言葉も、テレビ番組から生まれている。なかでも2013年、流行語大賞候補にもなったのが「美文字」。書く人まで美しく見えることから、ペン字ブームも起こった。
で、今週のお品物は、その美文字の陰で静かなブームになっているコレ、「ゆる文字」だ。いわゆる相田みつを風の味のある毛筆文字のこと。書き方は何でもありで、下書きをしたり太い線は枠を書いて塗りつぶしたりしてもOK。美文字よりマスターしやすく、絵を描くようにリラックスして書けるのもいいらしい。
せっかくなのでそのゆる文字で、自分も今年の目標を書き初めしてみることに。ガイド本のいうとおり、文字の書き始めを太くしたり、サイズに大小をつけたりするだけで、それっぽい文字が完成! ただし書いた人までのんきに見えないか、ちょっと心配。
(ライター 福光 恵)
[日経プラスワン2014年1月4日付]
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