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得々家計

共働き夫婦 「家計円満」を実現する3カ条

 

2012/8/22 日本経済新聞 プラスワン

 夫婦共働きの家庭では、家計管理の方法をよく話し合うことがとても大切だ。2人とも収入があるからと、出費などへのチェックが甘くなると、思うような貯金ができなくなる。ライフステージに応じ、随時見直すことも欠かせない。専門家に家計管理のコツを聞いた。

 夫婦の家計管理について考えるとき、「お互い共通した人生設計を持つことが最初のステップ」とファイナンシャルプランナー(FP)の平野泰嗣さんは話す。

 住宅は購入か賃貸か。子どもは何人を計画するか。長期休暇に海外旅行に行きたいか――。腰を据えて話し合う機会が必要だ。「3LDKのマンションを購入し、2人の子どもを私立の高校、大学に通わせたい」など人生設計が固まれば、必要となる金額の大まかなイメージを持ちやすい。FPなど専門家に相談し、将来必要な費用と収入の変化などを時系列表にした「ライフプランシート」を作成するのも手だ。

 次のステップは、お互いの収入を把握すること。お互いの財布事情について細かく干渉するのをためらう場合には「ざっくり5万円単位でお互い手取り月収を申告すると良い」とFPの吹田朝子さん。多少の誤差があっても、家計のスケール感はつかめる。

 その上で、住宅ローンや保険料、駐車場代など毎月決まった額が差し引かれる「固定費」を確認する。変動する光熱費などは含まずに計算し「固定費を夫婦の合計手取り額の4割以内に抑えたい」と吹田さん。

 そして毎月の貯金額。例えば人生設計で10年間で1500万円ためると決めた夫婦。「子どもがいなくて余裕があるので今年は180万円ためたい。月々15万円。収入の多い夫が9万円、妻が6万円貯蓄に回す」などと決めると簡単だ。

 ここまでくると、毎月の生活費や小遣いに回せる金額が見えてくる。月々の支払いをどう払うかは、いくつかのタイプがある。

 一番お金の流れが分かりやすいのは、夫婦の収入を「共通財布」に全額入れ、そこから生活費や固定費、お互いの小遣いを支払う形。家計が一元化され管理は簡単だが、自由に使える金額が限られる点がストレスに感じる人もいるだろう。

 生活費や固定費分だけ共通財布に各自が振り込み、小遣いや貯蓄はそれぞれの財布で管理すれば、各自の自由度は高まる。ただしお互い貯蓄状況などは定期的に確認しあう必要がある。

 共通財布を作らずに、住宅ローンと駐車場代は夫、光熱費と食費は妻、といった様に、支払い項目を分担する方法もある。

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