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夏に爽やか 果実のシャーベット 何でもランキング 特産の味・新鮮さにこだわる

2011/7/16 日本経済新聞 プラスワン

 爽やかな果物の味がギュッと詰まったシャーベット。シャリシャリとした食感が口の中いっぱいに涼しさをもたらす。全国には地元の果物を使ったり、独自の製法を追求したり、こだわりのシャーベットを取り扱う店舗がある。取り寄せもできるフルーツシャーベットのおすすめ店舗を、スイーツの専門家に選んでもらった。

1
567ポイント
「高知アイス」高知県
 地元の選び抜いた素材を使用する。濃縮還元ではなく生の果汁をシャーベットにし、かんきつ類の自然な酸味と甘みが特徴。ユズ、ブンタン、ミカンなどの味がある。成城石井、高知県アンテナショップでも販売。
 「特産品であるかんきつ類のおいしさを100%引き出している。爽やかで、クールな食感が暑さを忘れさせてくれる」(神谷千佳代さん)、「素材の味を追求し、値段も手ごろ。夏のギフトにも最適」(松井康弘さん)(1)5種類以上(2)157円~(3)088・850・5288、cart05.lolipop.jp/LA12864253/
2
423ポイント
「GROM(グロム)」東京都
 2009年に日本に進出したイタリア発のブランド。イタリア産の果物をトリノの工場でシャーベットにし、船で世界各国に輸送する。レモンやピーチ、ラズベリーなど、濃厚さとみずみずしさの両方が詰まった味わい。首都圏4店舗のほか、5月に大阪市にもオープンした。
「『子どもも安心して食べられるように』を心掛けている。果物の一部を自家栽培するなどのこだわり」(下井美奈子さん)、「イタリア・アマルフィのレモンの風味がよい」(矢沢美幸さん)(1)4~5種類(2)400円~(3)03・6427・4173(原宿店)、www.grom.jp/store/
3
420ポイント
「ポワール」大阪府
 果物の実を手作業でくりぬき、1ミリまで薄くした皮をシャーベットの器にする。果実本来の風味を生み出すほか、見た目もユニーク。キウイやレモンなど季節に応じて契約農家などから仕入れた果物を使用。カップ入りもある。大阪府内に6店舗。
「まさに果物そのものの驚きと高級感が贈答品として良い」(寺内理恵さん)、「見ても食べてもうっとり。すっきりとした後味が夏に合う」(松井一恵さん)(1)10種類以上(2)357円(カップ入り)~(3)06・6623・1101(帝塚山本店)、www.poire.co.jp/
4
405ポイント
「京橋千疋屋」東京都
 職人が一つ一つ果物から果汁を搾り出して作っており、旬の素材の鮮度をそのまま味わえる。マスクメロン、マンゴーなどのほか、夏季はピオーネも。首都圏に店舗が多い。
 「ピオーネは果物そのものの味がするのでおすすめ」(亀岡明美さん)(1)5種類以上(2)420円~(3)03・3281・0300(京橋本店)、www.senbikiya.co.jp/
5
351ポイント
「ブルーシールアイスクリーム」沖縄県
 沖縄の素材をふんだんに使用し、シークヮーサーやパッションフルーツなど、南国の気候に合った爽やかな味わい。沖縄県内だけでなく、全国各地に店舗がある。
 「口の中に濃厚で甘いトロピカルフルーツの香気が広がる」(吉良晋さん)(1)7種類ほど(2)地域で異なり、本州では250円~(3)098・877・8258(牧港店)、www.blueseal.jp/
6
306ポイント
「ラ・リューシェ」東京都
 洋菓子店が夏季限定で運営する店舗。時期に合わせて果物を仕入れ、完熟したものだけを使用する。毎朝1日分の商品を作ってその日に売り切る。シトロンやカシス、マンゴーなどの味がある。
「作りたてにこだわり、フルーツ本来の味と香りがギュッと詰まっている」(土屋仁美さん)(1)6種類以上(2)350円~(3)03・3705・5051(取り寄せは電話で受け付け)
7
261ポイント
「きのとや」北海道
 ガラスの小瓶で液状のまま販売する。通常は冷蔵保存し、8時間ほど前から冷凍庫で凍らせて食べる。スプーンがすっと入るやわらかさ。マンダリンやマスカットなどの味がある。札幌市内や新千歳空港に8店舗ある。
 「常温流通であるため持ち運びが容易。果汁が濃厚なので、食べた後の満足度は十分」(鈴木智久さん)(1)4種類(2)336円~(3)0120・24・6161、www.kinotoya.com/
8
234ポイント
「SOWA(ソーワ)」東京都
 百貨店などには卸さず、東京都港区にある店舗と通販でのみ販売する。商品は隣接する工場ですべて手作り。水分が多めで甘さは控えめ。カシスやマンゴーのほか、メロンなど夏季限定の味も。
「果物をそのまま食べているかのようなシャーベットは値段も手ごろで、様々な種類を味わいたくなる」(木越敦子さん)(1)4種類以上(2)130円(2)03・3434・5425、sowaice.com/(現在、商品到着まで日数を要する)
9
225ポイント
「NORUCA(ノルカ)」大阪府
 全国の産地から選び抜いた旬の果物を仕入れ、一番良い状態になってから使用する。キウイやグレープフルーツなど多彩な種類があり、みずみずしく濃厚な味わい。通信販売が中心。
「黒潮マンゴーシャーベットは国際的な品評会『モンドセレクション』で銀賞を受賞。マンゴーをふんだんに使っているのが一口で分かる」(松井一恵さん)(1)20種類以上(2)300円~(3)06・6614・8808、www.noruca.net/
10
220ポイント
「果山」東京都
 厳選した果物を契約農家から仕入れ、ほぼ手作りでシャーベットに仕上げる。キウイやストロベリーなどの味があり、直営店のほか東京都内の高島屋などで販売する。
「とにかくフルーティーでジューシー、なめらかな食感。色鮮やかなストロベリーや種が入ったキウイもいい」(亀岡さん)(1)15種類程度(2)294円~(3)03・5824・9820(三ノ輪店)、www.takashimaya.co.jp/shopping/food/kazan/(高島屋オンラインストア)

 シャーベットは果汁そのもの、または果実をつぶしたピューレを凍らせて作ったスイーツ。アイスクリームやアイスミルクより乳脂肪分が少なく、全く入っていないことも多い。日本アイスクリーム協会によると、気温がセ氏20~30度ではアイスクリームが売れるが、30度を超えるとさっぱりしたシャーベットの売れ行きの方が上回るという。

 今年は節電の影響も加わって、シャーベットの引き合いはすでに強く、「昨年より1カ月前倒しで注文のピークが来ている」(NORUCA)という。

 果物の味がそのまま生きるシャーベットだけに、どの店舗も素材を大切にする。果物店である4位の京橋千疋屋や10位の果山はもちろん、他の店舗も契約農家などから厳選した果物を仕入れている。1位の高知アイスや5位のブルーシールアイスクリームなどは、地元産の新鮮素材を地元で加工するのが持ち味だ。

 溶けてしまう商品なので持ち運びの時間は限られる。まとまった数を購入するには通信販売を利用するのが便利だ。6位のラ・リューシェを除いて、インターネットから商品の注文ができる。

 その際に注意すべきなのは、セットでしか購入できない場合が多いこと。例えば、2位のGROMはカップ入り5個か10個セットのどちらかで、それぞれ味の組み合わせが3種類ある。食べたい味がセットの中に入っているか、確認してから購入を。3位のポアールのように、1個単位から購入できる店舗もある。

ジンや炭酸水注ぐのも乙

 シャーベットは多彩な楽しみ方ができる。果物の甘みや酸味はアルコールと相性がよい。神谷千佳代さんは「かんきつ類のシャーベットに、焼酎やジン、ウオツカなどを注ぎ、フローズンスタイルのカクテルにしてもおいしい」と話す。炭酸水を注いでソフトドリンクにすれば子どもが喜びそうだ。

 そのまま食べる際もコツがある。吉良晋さんは「キンキンに凍らせたものより、少し溶かして軟らかくした状態で食べると、味の魅力が舌に伝わりやすい」とアドバイスする。

 気分によって食べ分けるのもいい。寺内理恵さんによると「デザート気分を堪能したい時は濃厚なタイプ、クールダウンしたい時は氷が多めのタイプがおすすめ」という。


 表の見方 数字は選者の評価を点数化。(1)味の種類(2)1個当たりの価格(3)電話番号や直販ホームページ(頭のhttp://は略)
 調査の方法 まず複数の専門家の推薦などをもとに、全国の30店舗を候補に選出。その中から専門家におすすめの店舗を選んでもらった。選者は次の通り。(敬称略、五十音順)
 神谷千佳代(「スイートネットワーク」代表)▽亀岡明美(アイス通販サイト「善左ェ門」企画運営)▽木越敦子(フードアナリスト)▽吉良晋(ナムコ・ナンジャタウンアイスクリームシティ担当)▽下井美奈子(スイーツコーディネーター)▽鈴木智久(明治・販売担当)▽土屋仁美(@niftyスイーツ部)▽寺内理恵(森永製菓・冷菓事業本部)▽松井一恵(フードアナリスト)▽松井康弘(アイス通販サイト「アイス天国」管理者)▽矢沢美幸(ぐるなび食市場)

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