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暮らしの知恵

缶ビールを早く冷やすには?

2010/5/21 日本経済新聞 プラスワン

 暦の上ではすでに夏。梅雨の蒸し暑さや真夏の刺すような日差しはしんどいが、だからこそ、冷えたビールがおいしく感じる季節になる。汗だくで帰宅した直後や風呂上がりの缶ビールを「至福のひととき」と感じる人も多いはず。ただ、うっかり冷やし忘れて記者(29)は何度ショックを受けたことか。缶飲料を素早く冷やす方法があれば……。あれこれと試してみた。

缶ビールの飲みごろは6~8度。夏場はやや低めに冷やしてもおいしい

 ビール大手各社に、缶ビールや発泡酒の飲みごろの温度を聞くと「セ氏6~8度」で一致。夏場はやや低めの「4~6度」に冷やすのもおすすめだとか。

 冷やしすぎると風味を損なうが「キレやのど越しを楽しみたければ、種類によっては0度ほどでも大丈夫」(アサヒビール酒類開発研究所嗜好調査解析部長の尾崎一隆さん)という。

 日本科学技術振興財団・科学技術館(東京都千代田区)事業部副主任の丸山義巨さんによると、効率的に冷やすポイントは2点。第一は冷やす対象と冷やすために使うものとの温度差、第二はその接触面積だ。「温度差が大きく、接触部分が広いほど熱伝導が速い」

冷蔵庫の中だと目安5~6時間

 丸山さんの「講義」や各社の助言を参考に、表で示した(1)から(10)までの冷却方法を考えた。今回は350ミリリットル缶を使用。市販の温度計で測った冷やす前の温度は18.6度だった。100円ショップの保冷バッグや食品を購入した時にもらえる保冷剤、冷蔵庫の製氷機で作った氷を用いた。保冷バッグは水漏れするため、氷や氷水を入れる時は厚手のビニール袋も使った。

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