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体だけで波乗り、爽快感ひとしお 旅先でも手軽に

ボディーサーフィン、用具はまな板サイズ

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NIKKEI STYLE

まな板サイズの小型サーフボード「ハンドプレーン」を片手に付け、自分の体だけで波に乗るボディーサーフィン。用具が小さく海水浴場や旅行先でも気軽にできる点が支持され、女性や子どもにも裾野が広がりつつある。マリンスポーツの新定番になり得るのか、その魅力に迫った。

午前5時すぎ、神奈川県茅ケ崎市の菱沼海岸。地元で普及に取り組む小川透さん(40)の指導で、記者も挑戦してみた。

準備はシュノーケルよりも簡単だ。ハンドプレーンを利き腕の右手に装着し、両足に足ひれをつけるだけ。準備体操を終えると、「今日は波が高くないので早速やってみましょう」と小川さん。サーフィン経験が無い記者には身長以上の高さの波が怖く、まずは波打ち際で練習を始めた。

やり方はハンドプレーンを波に押しつけて全身を伸ばして滑る。適度な波を見つけてランディングを試みるが、波を捉えることができない。浮力となるボードの面積が小さく、体がすぐに沈んでしまい難しい。サーフィンのようにボードに乗らないため、深い場所では立ち泳ぎの状態でとても疲れる。

波と格闘すること約2時間。ようやく1本の波に乗ることができた。あごを引き体を水平に保つことがコツのようだ。わずか数メートルの距離だったが、全身で波を滑る爽快感はくせになりそう。「余計な物がないため、ダイレクトに自然を体感できる」(小川さん)

ボディーサーフィンは手軽にできる点も魅力だ。地元サーファーの小川真実さん(40)は「子どもと一緒の時は波打ち際でボディーサーフィンをして遊んでいる」と話す。サーフィン禁止の海水浴場でも小型のハンドプレーンなら持ち込みができる場合が多い。足ひれと合わせても持ち歩きが簡単なため、旅先に持って行くのも可能だ。

 ボードを自作する楽しさもある。スポーツ店のオッシュマンズ原宿店(東京・渋谷)は今月6日、ハンドプレーンを製作するワークショップを開いた。参加者はのこぎりやかんなを使って木材を削る。

ここ数年でこうした講座を開くサーフショップが増えており、自作ボードで毎週海に繰り出す会社員の米沢加代子さん(43)は「作る楽しさがある上に、マイボードは愛着がある」と話す。

海外では歴史があるボディーサーフィンだが日本での認知度は低い。国内では1960年代から一般的なサーフィンが普及したものの、ボディーサーフィンはベテランサーファーの間でのみ知られたスポーツだった。

転機はボディーサーフィンを扱った米映画「COME HELL OR HIGH WATER」。国内では昨年にDVDが発売され、世界の海で波乗りを楽しむ姿が話題に。今月18日に都内で開かれたDVD鑑賞会には20人以上の男女が参加した。会社員の平田隼さん(21)は「全身で波を感じるところが楽しそう。サーフィン未経験だがぜひやってみたい」と目を輝かせていた。

ボディーサーフィンの魅力は、マリンスポーツに縁がなかった人でも手軽に波乗りの楽しさが味わえることだろう。今夏は全国の海辺で挑戦する姿が見られるかもしれない。

 ▼ボディーサーフィン サーフボードを使わずに自分の体だけで波に乗るスポーツ。波乗りの原点で数百年以上前にポリネシア人が始めたと言われている。小型ボード「ハンドプレーン」と足ひれを使うのが一般的だが、ビート板サイズなど様々な大きさのボードで楽しむ人や、道具を一切使わない人もいる。

(阿曽村雄太)

〔日経MJ2013年7月26日付〕

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