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ブームの予感(日経MJ)

見た目ラーメン、味は… おかしな「ケーキ」増殖中 意外性「味わう」

 

2013/4/28

 まるでラーメンそのもののケーキがあると思えば、ケーキに見えながら実はおすしだった――。視覚と味覚が一致しない不思議な「ケーキ」が増えている。プロのパティシエが手がけた本格派から、家族のためにとアマチュアが腕を振るった作品まで、作り手は様々。凝った見た目と、味のギャップがネットを起点に話題を呼んでいる。

 

「まちのくまさん」にはラーメンのようなケーキが並ぶ(群馬県高崎市)

 群馬県高崎市の田畑が広がるのどかな地域のケーキ店「まちのくまさん」が全国の注目を集めている。話題の中心は、ラーメン用丼に入ったラーメンそっくりの「ラーメンケーキ」(1300円)。チョコレートケーキやクリームブリュレの横に並ぶ姿が来店客の目を奪う。

■モンブランの麺・スープはゼリー

 ラーメンそっくりに見えても、材料はすべて製菓素材。麺はカボチャとクリで作ったモンブランでスープは紅茶のゼリー、のりは食用木炭という凝りようだ。1日限定販売数の40個を巡り注文が殺到し、現在は予約がなければ買えない。

 開発のきっかけは今年2月、店主の市川健さん(48)と妻の孝子さん(41)が昼食に食べたインスタントラーメンのパッケージ。ラーメンの写真を見て「ケーキで作れる」と盛り上がり早速試作、販売を決めた。

 面白がって購入した人がインターネットに投稿、あっという間に話題になり、わずか2カ月で全国から注文が舞い込むようになった。今はざるそば(700円)などに拡大、1日70個を売る人気シリーズに成長した。

 「今から家族の驚く顔が楽しみ」。ラーメンケーキを購入した高崎市内の40代の自営業の男性はこう話す。家族だんらんやママ友の集まりなどで話のネタになると購入する人が多いという。

 喜多方ラーメンで知られる福島県会津地方にも、ラーメンケーキがある。地元の菓子店「太郎庵」(同県会津坂下町)が直営11店舗で販売する「喜多方ラーメンケーキ」(420円)だ。こちらは直径8センチ程度の陶器に入り、やや小ぶり。多い店だと1日30個程度が売れるという。

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