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ブームの予感(日経MJ)

SNS疲れ? 相手限定アプリで本音の付き合い 恋人・ママ友…専用サービス続々

2012/10/7

 恋人同士が2人だけで利用するアプリ、限られた友人や家族のみに日々のつれづれを公開するアプリ――。親しい仲間に限定してやり取りするコミュニケーションサービスが続々登場、若者を中心に支持を集めている。すでに普及した交流サイト(SNS)、フェイスブック(FB)やミニブログ、ツイッターに比べ、相手が限定的で「内輪」感が強いのが特徴だ。自分が信頼できる相手とのみ、ひそやかに本音を交わし合う。そんなサービスが人気を集める理由を探ってみた。

■相手と一緒にいる感覚を味わえる

2人だけでチャットなどを楽しめる専用アプリ「ペアリー」(東京都港区)

 「他の人に見られない分、本音のやり取りができる。2人の写真など思い出をアプリ上で共有できる点もうれしい」。都内の会社員、鈴木亜佐美さん(仮名、23)は、大学院生の恋人(23)と連絡や写真の共有などに“カップル専用”アプリ「Pairy(ペアリー)」を使う。忙しく、思うように会えないことも多い日々。それでもメール代わりにチャットを利用、アップした2人の写真を眺めれば、一緒にいる感覚を味わえる。

 ペアリーは、ITベンチャー、TIMERS(東京・港)が6月に公開した。恋人の2人以外、書き込みはもちろん、閲覧も不可。チャットに加え、互いのFBやツイッターの投稿にこっそりコメントできるほか、「相手の好きなところ」「第一印象」など、互いの情報を共有する「ペアプロフ」機能が付いているのも特徴だ。

 ユニークなのは「(相互監視など)ネガティブな要素につながる機能は搭載しない」(同社の田和晃一郎COO)点。たとえば位置情報の登録は、居場所が分かり、けんかになりかねないため省いた。スケジュール共有も行わない。

■現実に即した人間関係が前提

 FBと類似した機能を人数限定で公開するのは「Path(パス)」。アメリカ発のアプリで、特徴は「日々の生活を親しい人や家族とのみ分かち合う」(パスHPより)と明示している点。ビジネス上の知人や昔の同級生とも「友だち」になるFBに比べ、より現実世界に即した人間関係を前提にしている。そのため、情報共有する相手を150人に限定。写真の共有のほか「寝る、起きた」「聴いている音楽」など他愛ない日常を記録するライフログとしても使える。

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