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関西に行ったら「肉まん」ではなく「豚まん」と呼ぼう

2012/5/20

 「551の豚まんが、あるとき~」「ないとき~」のフレーズが耳に残るテレビCM。関西では、中華まんじゅうといえば豚まんを指す。ところが全国的には「肉まん」という呼び名の方が一般的だ。なぜ関西は異なるのか。背景を探ると、平安時代にまで遡る役牛の歴史があった。
関西では「豚まん」が呼び名として定着している(大阪・難波)

■中身を丁寧にお知らせ

 まず「551の豚まん」で有名な蓬莱(大阪市)を訪れ、肉まんと豚まんの違いを尋ねた。すると「基本的には同じものです」と総務部教育・広報課長の杉井雅彦さんは即答。1946年の発売当初の商品名は「豚肉入りまんじゅう」で、「中に入っているものを丁寧にお知らせしようという考えからだったと聞いています」と杉井さん。その後、豚まんじゅう、豚まんと略され今に至る。

 同じ物ならどうして肉まんと呼ばないのかと指摘すると、「関西で肉といえば牛肉を指しますねん」。100%豚肉である以上は肉まんではなく、豚まんと呼ぶのが自然というわけだ。蓬莱のほかにも、二見の豚まん(大阪市)など地場の食品メーカーは豚まんで売るケースが多い。

 全国に店舗を持つコンビニエンスストアも関西での呼び名には気を使う。セブン―イレブン・ジャパンは昨秋から全国共通の「肉まん」に加え、近畿限定で「関西風!豚まん!」の併売を始めた。「肉まんだと『牛肉』と誤解される恐れがあるため」という。

 関東で肉といえば、牛肉や豚肉、鶏肉などと食肉全般を指す。ところが関西は「肉=牛肉」。このあたりに関西人の牛肉好きが表れている。

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