「悪役」山県有朋、日本近代史で再評価
実は愚直で優しい性格だった……
明治、大正時代の最大の「悪役」のイメージがつきまとう、山県有朋を見直す動きが相次いでいる。日本陸軍の実力者として富国強兵策を推進した山県は、藩閥・軍閥の巨頭、政党政治への抑圧者、昭和陸軍暴走の遠因など近代日本の「負」の象徴ととらえられてきた。しかし実際の出兵には常に慎重派で、対欧米協調を基本とする外交路線など現実的な政治手腕を再評価する声が出ている。
卓越した外交リアリスト
学習院大学の井上寿一教...
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